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2020年07月29日

企業ブランドを成長させる「海外向けYouTube戦略」
マーケターに向けたYouTube戦略14のヒント

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企業ブランドを成長させる「海外向けYouTube戦略」
マーケターに向けたYouTube戦略14のヒント

みなさんもご存知の通り「YouTube」は、毎月20億人近くのユーザー、80以上の言語で動画を視聴されており、世界中で人気の動画プラットフォームです。マーケティング戦略の一つとしてYouTubeを利用する企業が年々増加しています。そして今後もその流れはますます加速し、ブランド強化のためには「企業の動画活用」が必須の時代となろうとしています。

しかし、「動画活用をしなければならないというのはわかっているが、海外に向けてどう活用したら良いかわからない。」「何から始めれば良いか…」と、頭を悩ませている担当者の方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は企業ブランドを成長させるための動画初心者マーケターに向けた
グローバルYouTube戦略!マーケター必見YouTube戦略14のヒント」をお届けします!

 

1.明確なビジョンを持つ

多言語化押さえるべきTIPS13

まずは海外マーケティングにおいてYouTubeチャンネルをどのように活用していきたいのかビジョンを固めましょう。漠然と動画を投稿していくだけでは、思うように視聴者は増えず非効率的です。
視聴してほしい海外ユーザーのペルソナを明確にし、そのターゲットに役立つような企画・コンテンツを考え、動画として発信していくことが重要です。
その結果、徐々にファンが付いてチャンネル登録数が増え、企業ブランドの認知度向上と成長につながります。

マーケティング目標の設定は「SMART目標」がよく知られています。

「S」 Specific :具体的で分かりやすい目標となっているか
「M」 Measurable :数値などで測定ができる内容であるか
「A」 Attainable :目標達成が可能である範囲であるか
「R」 Result-based :現実的で成果を重視しているか
「T」 Time-oriented :期限が明確に設定されているか

この5つの要素を全て含むゴール設定を行う事で、ビジョンが明確化されブレないチャンネル運営に繋がるでしょう。

 

2.発信したい情報ではなく、求められる情報を提供する

中国における最新の検索エンジン事情

動画の内容は企業が発信したい情報ばかりを流しても意味がありません。
視聴者に有益でエンタメ性があり、楽しみながら知識を得られるものが最良です。
2018年のGoogleの調査により、視聴者が動画を選ぶときは、「動画のクオリティより内容が自分の興味関心に関連しているかのほうが1.6倍重要である」とわかりました。
すぐに効果を求めず、長期的な視野でファンに愛され続けるチャンネルを作り上げることが、海外マーケティングの礎になります。

 

3.YouTubeアルゴリズムを理解する

世の中のトレンドワードを知る! Googleキーワードプランナーとは?

YouTubeには独自のアルゴリズムがあり、動画に対するユーザーの反応を追跡してユーザーがより楽しめる動画やチャンネルを意図的に選別して表示しています。
ランキングやおすすめ動画の決定に影響する指標は、「検索・ホーム・おすすめ動画・急上昇・登録チャンネル」という各セクションによって異なります。それぞれの性質を踏まえて動画に反映させることで、多くの視聴者の目に触れやすくなります。

例えば、YouTube内で人気のある検索ワードの結果に上位表示させるためには、タイトル・タグ・説明・動画ファイル・サムネイルファイルに「動画に関連するキーワード」が含まれており、定期的、継続的に投稿するアカウントである必要がります。このようなYouTube独自のアルゴリズを理解し運用することが、海外デジタルマーケティング戦略を成功に導く第一歩となります。

こちらのブログで、YouTubeアルゴリズムも解説しています。是非ご活用ください。

「主要SNSアルゴリズム更新まとめ」
2020年最新!主要ソーシャルメディアを網羅

 

4.ブランドアカウントの開設と設定

企業が活用するYouTubeチャンネルの作成には「ブランドアカウント」を開設しましょう。
Googleアカウントを取得すると自動的に「個人のYouTubeアカウント」が割り当てられます。しかし、個人アカウントはチャネル管理は開設者本人だけしかアクセス出来ず、チャネル名もGoogleアカウントと同じ名前が表示されるため、企業としてのチャネル運用には不向きです。
「ブランドアカウント」は企業などがYouTubeを活用したいときのためのアカウントで、チャンネルの開設と同時に作成されます。その上、ブランドアカウント名は自由に設定することができ、そのままチャンネル名になります。

ブランドアカウントを開設するメリットは以下の通りです。

・チームにアクセス権限が付与できる(個人アカウントの場合、アクセスできるのは本人のみです)
・複数のチャネルを開設できる
・YouTubeアナリティクスにアクセスできる
・視聴者に自分の名前やメールアドレスを公開する必要がない

【ブランドアカウントの作成】

開設はとても簡単です。
最初に企業のGoogleアカウントでYouTubeにログインし、「アカウントチャネル一覧」をクリックします。

「+新しいチャンネルを作成」を選択し、「新しいチャンネルを作成するにはブランドアカウントを作成してください」というページでブランドアカウント名を入力してください。
「作成」をクリックすると、ブランドアカウントとチャンネルが作成されます。

【設定と確認】

ブランドアカウントとチャンネルを作成後、チャンネルアイコン・アート・チャンネルの説明・メールアドレス・リンクなどの項目を設定して確認をしましょう。企業の個性を視聴者に伝えるために必須の工程です。

リンクには企業サイトやSNSのアカウントをすべて登録しましょう。
アカウントが多いほどユーザーが自社コンテンツが拡散される可能性が上がります。

 

5.海外ユーザーに向けて動画説明を最適化する

チャンネル概要はSEOを意識して書くことも大切ですが、なにより海外ユーザーの心を掴むようなシンプルでわかりやすいく、インパクトのある内容であることが重要です。
「動画説明」は動画をアップロードする際に設定する事が出来ますが、2行以下は“show more,”と省略されてしまうので、注意しましょう。

海外ユーザーにとって魅力的な動画説明のポイントは下記点を意識して作成しましょう。

・どんな視聴者をターゲットにしているかをイメージする
・特定のキーワードを使用(1個~2個のキーワード選出する)
・キーワードを繰り返す(2回~3回使用する)
・関連キーワードを含める
・CTA(行動を促すフレーズ)を含める
・言語をターゲット国に最適化する

「気軽にコメントをください」と海外ユーザーとの接点を持つことも忘れずに書きましょう。
タイムスタンプなどを最大限に活用して、視聴者が探しているものを見つけやすくすることも効果的です。

 

6.視覚的にアピールできるYouTubeサムネイルを作成する

海外ユーザーに動画を視聴してもらうには、海外ユーザーに好まれる視覚的なアピールが重要です。視聴者はサムネイルによって見る動画を判断しています。キャッチ―なタイトルと魅力的なサムネイルが付いた動画は、クリック率(CTR)が高くなり、上位にランク付けされやすくなります。
魅力的なサムネイルを作成するポイントは以下になります。

・標準のサイズ(1280×720又は1920×1080)を使用する
・サムネイル内に動画タイトルを含める
・アスペクト比16:9を使用する
・画像形式はJPG・PNG・GIF・BMP・TIFを使用する
・一貫したイメージを持ち、全ての動画に統一感を持たせる
・感情を使う(海外では特に好まれる傾向にあります)
・矢印や大きなテキスト、アニメーションなどで視覚的にアピールする

 

7.視聴者とコミュニケーションを取る

「LinkedInを用いた海外B2Bマーケティング」究極ガイド ~ 明日から始める、Step by Step!~共有する

視聴者とは積極的にコミュニケーションを取りましょう。チャンネル登録数を上げるには、視聴者が何を求めているかを知ることがとても重要です。
海外ユーザーがどんなことに興味や関心があるのかをコメント欄に書いてもらうように誘導しましょう。
そのコメントに返信して反応を返せば親近感が生まれファンができたり、新たな方向性を発見したりすることもあります。

YouTubeは配信者が一方的に情報を発信するのではなく、双方のコミュニケーションを行うことで最大限に活用できるソーシャルメディアという事を忘れてはいけません。

 

8.動画を改善していく

動画を投稿しても最初のうちはなかなか視聴回数が伸びず悩むことでしょう。
しかし焦らずに結果を分析し、より求められている内容に改善し続けていくことが重要です。

その指標となる必須項目が、視聴回数と視聴者維持率です。
視聴回数に対して視聴者維持率が低い=「タイトルやサムネイルで興味を持たれたが途中で離脱された」ことを意味します。ただ単に動画を投稿するだけでなく、常に視聴者が何を求めているのかを把握し、次の動画に活かしましょう。

 

9.YouTube アナリティクスを活用する

YouTubeアナリティクスとは、チャンネル内すべての動画の平均視聴時間やほかのユーザーが配信した類似動画の平均値と比較した相対的な視聴者維持率などを確認できるツールです。各動画に対する視聴者の年齢・性別・国籍といったパーソナルな情報も表示されるため、どの世代や国のユーザーに好まれる傾向があるかが一目でわかります。

YouTubeアナリティクスへのアクセス方法は以下になります。

1.YouTube Studioにログイン
2.右側に表示されている「チャンネルのアナリティクスに移動」をクリックします。

ここでは「概要・リーチ・エンゲージメント・視聴者」に関する様々なデータを確認することが出来ます。また、「YouTube Reporting API」を活用すれば YouTubeアナリティクスデータをダウンロードし、複雑なレポートタスクを自動化する可能です。アナリティクスを活用して日常的に動画の分析を行い、次回の動画作成に役立てましょう。

 

10.競合他社との比較

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視聴回数やチャンネル登録数が伸びている競合他社と比較し、自社に不足している要素をリサーチすることは重要なポイントの1つです。
競合と比較し、自社に不足している要素が洗いだれたら、競合とは違った切り口でアプローチしましょう。
競合他社が「仕事内容や専門用語をわかりやすく説明する」動画が多いなら、自社は「社員を登場人物にし、1つのストーリーの中で説明していく」などです。
ドラマのように登場人物がいればシリーズ化して動画のファンが付きやすくなり、起承転結のあるストーリーで飽きさせない工夫ができます。

比較ポイントとして下記を確認しましょう。

・どの動画が最も多くの視聴回数やエンゲージメントを獲得しているか
・どのようなキーワードを使用しているか
・どのようなコメント対応をしているか
・どのようにCTA(行動を促すフレーズ)を含めているか

 

12.一貫した投稿スケジュールの設定

YouTubeには予約投稿機能があるので、この機能を使って動画の投稿時間を固定しましょう。これにより視聴者がライフスタイルの一部に「動画視聴の時間」を取り入れやすくなります。
また、YouTubeアルゴリズムは頻繁に投稿するチャネルを優先するので、出来れば週3回以上を目指しましょう。海外ユーザーを意識するなら、時差にも注意して視聴者がアクティブになっている時間を設定しましょう。

 

13.その他のソーシャルメディアで宣伝する

ターゲットとする視聴者の特性を理解し、その他のソーシャルメディアからYouTubeへ誘導することが、海外ユーザーの視聴者を増やす最も効果的な方法と言えます。その理由として、YouTubeアルゴリズムが外部トラフィック(外部からの流入)を優先するためです。
世界中で利用者数の最も多いソーシャルメディアはFacebook(23億7,500万人)でした。しかし、ターゲットとする海外ユーザーがどのプラットフォームを一番利用しているかなどは「国・ターゲットの年齢層」などによって大きく変わってきます。ターゲットが最も活用するソーシャルメディアはFacebook、LinkedIn、Instagram、Pintersetですか?

YouTube以外のソーシャルメディアを活用してYouTubeを宣伝する際には、投稿に載せる動画は最初の10秒程度にまとめたダイジェスト版を貼り付け「続きはこちらへ!」とリンククリックを促します。また、プラットフォームごとに独自のメッセージを作成する事もポイントとなります。

 

14.YouTube広告を効果的に活用する

世界の動画市場もやっぱりYouTube! ~YouTube広告の基礎について~インストリーム広告

動画投稿とあわせてYouTube広告を利用すると、自分だけのPRでは繋がれなかった海外ユーザーなどに動画を視聴してもらう事ができ、企業ブランドの認知度向上に効果的です。
主要な広告は3種類あり、それぞれ動画内に表示される場所や課金形態が異なります。たとえばインストリーム広告は広告が5秒間再生されればスキップ可能なものと不可能なものがあります。
スキップ不可だと視聴者にストレスを与え、離脱されやすい傾向があるが、しっかりと動画を視聴してもらう事が出来るなど、目的に合わせた動画広告の活用で海外ユーザーへの認知を高めることが出来るでしょう。

動画広告に関して詳しく知りたい方は下記ブログをご覧ください。

世界の動画市場もやっぱりYouTube!
~YouTube広告の基礎について~

世界で成長を続ける動画広告市場
インストリームとの違いや特徴とは?【前編】

 

まとめ

企業マーケターがYouTubeチャンネルを運用するために重要なヒントをご紹介してきました。今後の動画市場は拡大する一方、動画を活用したマーケティングに取り組む日本企業はまだまだ少ないのではないでしょうか。海外デジタルマーケティングの分野では、動画をいかに上手く活用し、多くの海外ユーザーを獲得するのかに焦点が当てられることになります。しっかりとポイントを押さえたうえで、海外ユーザーの興味関心をリサーチしつつ視聴者と交流を深めていくことで、着実に企業へのファンを増やしていきましょう。

 

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お客様事例

 

 

 

動画を使用した海外マーケティング戦略に興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

 

執筆者プロフィール


Kaita

宇佐美 海太 マーケティング部マネージャー

弊社の「デジタル x アナログマーケティング、コーポレートブランディング」を統括しています。東京生まれ、南欧育ち。ヨーロッパの生活は1年だけですが、人生が劇的に変わりました。自分を育ててくれた"日本と世界"への感謝を胸に、「日本と世界をつなげること」が生涯のテーマです。趣味はプロレス鑑賞・料理です。