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2021年04月14日

中国2大SNS
「Weibo(ウェイボー)」「WeChat(ウィチャット)」比較検証!
~中国SNSマーケティング攻略法を探る~

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中国人気のソーシャルメディアWeiboとは-マーケティングにおけるWeChatとの違いを検証

 

今、中国マーケティングには欠かせない存在となっているSNS。

中国圏の人々が、毎日、情報収集や共有、コミュニケーションなどで活用しています。中でも、特に人気があるのがWeibo(微博/ウェイボー)とWeChat(微信/ウィーチャット)です。呼び名が似ているこの2つは、どのような違いがあるのか、知っていますか?
そこで今回は、中国マーケティングに取り組む際に知っておきたい、WeiboとWeChatの違いと使い分け方をご紹介いたします。

Weibo(ウェイボー)とは?


Weiboは、中国版TwitterやFacebookと呼ばれるほど、広く普及しているソーシャルメディアの1つになります。中国語では「微博」と表記し「ミニブログ」という意味を持ちます。Weiboの特徴としては、ユーザーが行った投稿に対して、評価・反応・シェアなどを行うコミュニケーションツールになります。基本的に個人が多数へ向けて「情報発信」する目的で使用されており、テキスト・画像・動画・音楽などを投稿できる他、動画視聴・ゲーム機能・ライブ配信・ウォレット機能などを使用することができます。

月間アクティブユーザー数は5億2100万人、1日の平均アクティブユーザーは2億2500万人、アクティブユーザーの94%がモバイルからのアクセスが占めています(2020年12月)。

 

Weiboの効果的な活用方法は?

中国人気のソーシャルメディア「Weibo」とは? ~ マーケティングにおける「WeChat」との違いを検証! ~
< Weibo公式サイト >

dot 公式カウントを開設する

Weiboで解説できるアカウントには「一般アカウント・個人公認アカウント・企業公式アカウント」があります。企業がマーケティング施策の1つとしてアカウントを開設する場合、「企業公式アカウント」を取得することになります。

企業アカウントでは、マーケティングイベント、プロモーション、広告キャンペーン、決済処理などを行うことが出来ます。

dot 企業情報を発信する

多くの個人ユーザーたちは、Weiboを情報収集の場所として活用しています。最新のニュースを得たり、興味のある企業をフォローしたりすることで、自分好みの情報を手に入れて、ときには友達にシェアします。
企業アカウントを通じてWeibo上から情報発信していくことは、莫大な数にも上るユーザーの間で拡散される可能性があるという、大きなメリットがあります。

dot 4つのツールを活用する

Weiboには、企業がプロモーションを行うために、「フィード広告・イベントツール・アドネットワーク・ファンサービス」の4つのツールが用意されています。それぞれ、次のようなことが行えます。

  • フィード広告 … タイムライン上などに広告が配信できます。ユーザーの属性ごとにターゲットを絞って配信することが可能です。
  • イベントツール … キャンペーンツールです。フォローすればクーポンプレゼント、商品のサンプルを配布するなどの方法で、Weibo内で効果的に集客ができます。
  • アドネットワーク … KOL(インフルエンサー)に情報発信やシェアを依頼し、拡散してもらうことができます。
  • ファンサービス … フォロワーに対して、ダイレクトメッセージを送ったり、有料コンテンツを配信したりと、フォロワーとのコミュニケーションを密にとることができます。

dot アカウントのデータを分析する

この企業公式アカウントを取得することで、企業はマーケティング活動が効率的に行えるようになります。例えば管理画面からの業界分析や、フォロワーの属性、投稿コンテンツの人気度の分析など、PDCAを行い運用していくことが可能です。また、アンケート機能も使用可能で、ユーザーに向けてアンケートを実施、ユーザーインサイトを取得することもできます。

巷では「Weiboはもう古い」などと囁かれているところもありますが、まだまだ成長し続けている人気のソーシャルメディアなのです。このWeiboは、中国だけでなく海外からも、マーケティングツールとしてももちろん活用されており、既に日本でも多くの企業がWeiboを用いた中国マーケティングを実施しています。

 

WeChat(ウィーチャット)とは?

一方、WeChatは、Tencent(腾讯/テンセント)という中国の会社が運営するソーシャルメディアで、LINEやメッセンジャーのように「チャットツール」としての基本機能を持つものです。2020年3月のデータでは、登録ユーザー数は12億人・20以上の言語で200の国と地域をカバーしています。また、月間アクティブユーザー数は約11億人と驚異的なユーザー数を持ち、Weiboより圧倒的に勝っています。

基本的には個人ユーザー同士が、友人との交流を目的に利用する他、ショッピング・予約・送金・決済・ゲーム・税金の申請など様々な用途に活用されています。つまり、「生活に欠かせないツール」として中国の人々の生活の生活インフラの一部となっているのです。また、中国政府は今回の新型コロナウィルスの感染防止対策として、WeChatのデータを活用して「コロナの市中感染状況をリアルタイムで配信するサービス」や「健康状態を可視化するサービス」など、コロナ感染防止にWeChatのデータが活用されました。

WeChatの効果的な活用方法は?

WeChatもWeibo同様公式アカウントをを取得することで、「テキスト・写真はどの配信・フォロワーへの定期配信・フォロワーと直接メッセージのやり取り・広告機能の活用・ユーザーの管理」など、WeChatユーザーに向けて様々な施策が可能となります。

WeChat契約アカウントによる施策の比較

契約するサービスアカウントの種類によって、サービス内容が違ってきます。そのため、自社の目的に合ったサービスを契約する必要があります。以下のブログで詳しくご紹介していますので、詳しくはこちらのブログも併せてご覧ください。

WeChat公式アカウント開設でできること
~ 公式アカウントの種類と特徴 ~

では、具体的には「Weibo」と「WeChat」はどのように使い分ければいいのでしょうか?それぞれの特性と使い分け方をみていきましょう。

 

WeiboとWeChatの違いと使い分けは?

中国人気のソーシャルメディア「Weibo」とは? ~ マーケティングにおける「WeChat」との違いを検証! ~

先にも紹介したように、この2つのSNSの大きな違いは、「TwitterやFacebook」と「LINEやメッセンジャー」との違いに似ています。「情報発信をするのをメインとしながら、情報をシェアし合うことで交流するのか」、それとも「チャットの会話を通じて直接、情報交換・コミュニケーションを取るか」が大きな違いになります。

WeiboとWeChatのユーザーの利用用途に合わせて、中国へのマーケティングを変えていくことで、より成果を上げることができると考えられます。

check Weiboは「公式情報の発信」向き

企業がWeiboを使用して中国におけるマーケティング活動を行う場合、「情報発信の源」としての利用価値があります。商品、サービス、見どころなどのニュースや情報の発信源として利用されています。

TwitterやFacebookの公式アカウントページから情報を発信していくのと同様に、Weiboは情報の拡散に長けていることから、自社のブランド認知の拡大やブランドイメージの強化に向いています。

メインユーザーは、17〜33歳が中心となっており、比較的若いユーザーに人気があります。

 

WeChatは「既知サービス告知・ファン集め」向き

WeChatは、広く情報発信するというよりも、既に認知されているサービスの告知や、ファン・コアユーザーを集客することに長けています。LINEと同様、ユーザーと直接チャット画面を通じてコミュニケーションできるため、一人一人に親密なメッセージを発信することもできます。

メインユーザーは、25〜54歳が中心となっており、Weiboと比較すると年齢層は高めになっています。

Weiboは、不特定多数のユーザーに対してキャンペーンを告知し、店舗へ誘導するのが得意である一方、WeChatは、チャットやクーポン配布などのやりとりをしてファンになってもらい、オフラインの実店舗へ誘導するといった使い方などが可能です。

 

 まとめ

WeiboとWeChat、この2つのSNSはどちらも中国人ユーザーたちを魅了し、最新情報を取得するのに便利なツールであることにおいて共通しています。中国デジタルマーケティング施策として「Weibo」と「WeChat」が候補に挙がった場合、達成したい目標を明確にし、目標によって使い分けましょう。ともに多くのユーザー数を誇り利用率の高いSNSです。その活用法は無限大といっても過言ではありません。さまざまな機能・アイデアを駆使して、自社にしかできないマーケティング活用法を見つけることは、中国市場攻略の近道となるでしょう。

「自社に中国人スタッフはいないけど、マーケティングで中国市場を狙いたい」とお考えでしたら、ぜひ私たちにお申し付けください!

中国バナー

 

吉田 真帆

吉田 真帆 マーケティング部 プランナー

弊社の「コンテンツマーケティング(企画・記事執筆)、メールマーケティング」を担当しています。オーストラリアの永住権取得後、思いもよらず日本に帰国。「愛のあるコンテンツ作成」がモットーの一児の母です。趣味はランニング・ヨガ・料理・読書。