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2020年06月17日

あなたは知ってる?
「WeChat公式アカウント開設でできること」
~アカウント種類と特徴を一挙解説~

Wechat公式アカウントで出来ること 種類と特徴

WeChat公式アカウント開設でできること
~ 公式アカウントの種類と特徴 ~

中国人がスマートフォンを購入して一番最初にダウンロードし、現在中国では使ってない人はほぼいないと言われているのが「WeChat/微信」です。2019年9月時点で月間アクティブユーザー数が11.5億人、現在20以上の言語版があり、200の国と地域をカバーしています。また利用者の73%は35歳以下の若年層となっているのも特徴です。

既に多くの利用者がいましたが、新型コロナウィルスで中国が混乱に陥った際にWeChatは「コロナの市中感染状況をリアルタイムで配信するサービス」や「健康状態を可視化するサービス」「オンライン診療」など、行政・医療・教育関連の利用者を大幅に伸ばしました。新型コロナウィルス影響によりWeChatは「あったら便利なもの」から「なくてはならないもの」へと変化したのではないでしょうか。

そんな中国最大のチャットアプリWeChatには、公式アカウントが用意されており、登録してマーケティングや集客、ブランディングなどに活用されているケースは多くあります。今回は近年爆発的に普及し、もはや中国マーケティングには欠かせない存在となっているWeChatに公式アカウント登録をする事で出来ること、WeChat活用ポイントをご紹介します!

公式アカウントの種類と特徴

「WeChat/微信」公式アカウントには3つの種類があり、目的によって利用するアカウントが異なってきます。
サービスアカウント
購読アカウント
企業アカウント

では、それぞれどう違うのか詳細を見ていきましょう。

サービスアカウント(服务号)

サービスをしたい一般企業の、プロモーションや販売促進などマーケティング活動に適したアカウントです。ユーザーとは友達関係のような形で繋がることができるため、フォロワーに対して高い確率で情報を届けることが可能となります。

情報発信に関しましては、1ヶ月に4回配信ができ、その他にも自社ECサイトへの誘導やユーザー管理、WeChat Pay(微信支付)という決済機能の利用などができる公式アカウントとなっています。

購読アカウント(订阅号/サブスクリプションアカウント)

「订阅(訂閲)」は直訳すると定期購読という意味で、いわゆる定期配信されるメルマガのような使い方に適しており、フォロワー向けに定期コンテンツを配信する自社メディアとして活用されています。企業だけではなく、個人でも登録可能で、主にメディア関係などの情報発信に向いているアカウントで、情報は1日1回配信可能となっています。

企業アカウント(企业号)

企業内のクローズ環境でのやり取りをしたり、情報共有をするためのアカウントです。中国国内はメールの利用率が低く、多くのコミュニケーションにチャットを用います。チャット以外にもファイル共有なども可能です。

 

「サービスアカウント」と「購読アカウント」の特徴と違い

上記で3つの公式アカウントをご紹介さいましたが、中国向けプロモーションには「サービスアカウント」と「購読アカウント」が活用されています。その2つのアカウントの特徴や機能、違いについてご紹介いたします。

上記図は「サービスアカウント」と「購買アカウント」の違いを一覧にまとめました。
それぞれの機能について、詳しくみていきましょう。

 

WeChat公式アカウント登録でできること

では、こうして「サービスアカウント」や「購読アカウント」に登録すると、一体何ができるようになるのでしょうか?中国をターゲットとしてマーケティング活動を行う企業にとって、活用出来る機能を詳しくご紹介します。

dot フォロワーへの「定期配信」

「定期配信機能」はメルマガにように、自社の企業アカウントをフォローしてくれているフォロワーに対して、情報を定期的に配信することが可能です。例えば、自社の新キャンペーンがリリースされたり、新商品の発売、新店舗のオープンなど様々な最新情報をフォロワーに定期的に情報提供するといった用途でよく使われています。WeChatはLINEのように基本的にチャット形式なので、それぞれ以下のように表示されます。

サービスアカウント」フォロワーのチャット画面に表示されます。つまり、フォロワーへダイレクトメッセージが届くので、開封率が非常に高いのが特徴です。

 

「購読アカウント」では、別に「購読フォルダ」という格納場所があり、そこに表示されます。

 

dotフォロワーへのPUSH通知

フォロワーに対してPUSH通知することも可能です。「サービスアカウント」では1ヶ月に4回まで、「購読アカウント」では1日1回記事投稿ができますが、PUSH通知はできません。(テキスト・画像・音声・動画など)
※PUSH通知とは、記事が投稿された際に携帯から着信があり知らせてくれる機能。アプリの右上には未読の記事数が表示されます。

WeChatに企業が公式アカウント登録するとできる9つのこと3

dotフォロワーとのメッセージのやりとり

「サービスアカウント」・「購読アカウント」両方ともに、フォロワー1人1人とのメッセージのやりとりが可能です。例えば、フォロワーからの「問い合わせ」や「質問」に答えることも可能です。

dot 「モーメンツ」でテキスト・写真などの配信

モーメンツ機能とは、友達同士で自分で投稿した記事や写真などを他の利用者と共有し合う機能の事です。WeChatに備わるモーメンツ機能は、公式アカウントでも利用可能です。テキストや写真を用いて作った魅力的なコンテンツをモーメンツに流すことで、情報発信が可能です。

dot メニューバーから外部サイトへのリンク

アカウントページの下にはメニューバーがあります。そしてそこから、それぞれ外部サイトへリンクさせることもできます。自社の公式サイトや外部のECサイトや越境ECサイトなどに飛ばせば、フォロワーに対して情報を効率的に伝え、なおかつ販売促進にも繋がります。

dot 顧客管理

「サービスアカウント」では、フォロワーのユーザー管理ができるので、マーケティングツールとしても活用することが出来ます。

フォロワーのデータ分析管理画面

dot ミニプログラムを活用したECとの連動

WeChat公式アカウントページから直接外部サイトのECサイトへ誘導することなく、WeChat内に直接EC機能を持たせて、商品を販売することも可能です。こちらの機能に関しては今後、ご紹介いたします。

dot WeChat Pay決済

WeChatを運営するテンセント社の認証を受けると、WeChat Payを利用することができるようになります。WeChat Payは、WeChatを使った中国で人気の決済サービスで、ユーザーが自分の銀行口座をWeChatに登録し、QRコードにスマホをかざすことで簡単に決済ができる決済機能です。オフライン・オンラインともに導入、利用が可能です。

また、実際にWeChat Payを利用したユーザーを自動的に自社のフォロワーにする機能もあり、企業アカウントを持っている場合企業アカウント上で何かものを売る、決済をするといった場合には導入したほうがより購買促進につながります。

dot 公式広告の利用

公式アカウントを登録すると、テンセントが提供している公式広告の利用が可能になります。
公式広告は目的によって、様々な用途があります。例えば、フォロワーを増やしたり、自社の越境ECへ流入させたり、ブランディングをしたり・・・種類や特徴などは今後詳しくご紹介していきます。

dot その他

また「サービスアカウント」には以下のような企業とユーザーによる密なコミュニケーションが図れる機能が充実しています。

  • 分析機能(外部リンク・内部投稿リンク・メニュー返信)
  • 自動返信(フォロー返信・キーワード返信・メニュー返信)
  • カスタマーセンター機能(個人アカウントへの問い合わせを誘導)
  • クーポン機能(金券・割引券など)
  • WeChat/Weixin Wi-Fi機能(提供するFreeWi-Fiへ自動接続)
  • ショップ機能

公式アカウントの“認証”とは?

公式アカウントを開設した後、「アカウント認証」という手続きもあります。アカウントが認証されると、下記のようにアカウント名義の左側にチェックマークがつきます。認証の有効期限は認証完了日より1年になります。

アカウントが認証されると、公式アカウントの検索時に認証アカウントは上位に表示される傾向があり、以下の「9つのAPI機能」と「WeChat Pay(微信支付)」が利用できます。また、ユーザーからの信頼度もぐんと上がるので多くの企業が認証アカウントを運用しています。

「購読アカウント」は認証しても9つのAPI機能とWeChat Pay(微信支付)は利用できませんのでご注意下さい。

9つのAPI機能:

  1. 音声認識
  2. カスタマーセンター
  3. OAuth2.0Webサイトアクセス権限
  4. QRコード生成
  5. ユーザーGPI取得
  6. ユーザー基本情報取得
  7. フォロワー一覧
  8. フォロワーグループ化
  9. マルチメディアファイルのアップロードとダウンロード

 

 まとめ

企業がWeChatの公式アカウントに登録すれば、様々なことができるようになります。
今回ご紹介した基本的な機能を押さえて、中国マーケットへ向けて何がしたいのか、「WeChat/微信」を活用して何がしたいのか、どのような顧客にアプローチしたいのかなど、目標を明確にすることが重要です。

圧倒的なユーザー数を誇るWeChatの活用方法は無限大です。さまざまな機能・アイデアを駆使して、自社にしかできないマーケティング方法を見つける事は、中国市場攻略の近道となるでしょう。

「自社に中国人スタッフはいないけど、マーケティングで中国市場を狙いたい」とお考えでしたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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チョウテンキョウ

チョウ テンキョウ 

中国の大学を卒業後、早稲田大学大学院に進学し修了。デジタルマーケティングの世界で活躍したいと思い、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。現在デジタルプロモーションチームのコンサルタントとして、Baiduや360のリスティング広告を中心に多くのアカウントを運用中。趣味は数学、物理と奈良旅行。