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2020年09月23日

中国で人気のソーシャルメディア
「WeChat」と「QQ」の違いとは?

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中国人気SNS「WeChat」と「QQ」の違いとは?


こんにちは。デジタルプロモーションチームの李です。

中国SNSの中でも「WeChat」と「QQ」は特に高いアクティブ数を誇ります。この二つの中国SNSは、一見似ているようですが実際は様々な部分で利用者が区別して使い分けています。この二つのアプリにはどのような違いがあるのでしょうか。探っていきましょう。

1. WeChatとQQの比較

中国人気SNS「WeChat」と「QQ」の違いとは?

WeChatとQQは、どちらもテンセント(騰訊)が提供しているインスタントメッセンジャーSNSです。
QQは1999年から、WeChatは2011年からサービスが提供されており、共に中国ので不動の人気のSNSです。多くの中国人たちはかつてQQを利用していましたが、WeChatがリリースされてからQQのアカウントは残したまま、主にWeChatを日常で使うようになったというのが一般的です。
WeChat、QQはそれぞれ異なる特徴を持っています。その基本的な違いを確認しておきましょう。

今さら聞けない!
中国大人気チャットアプリ「WeChat/微信」とは

 

1-1. 月間アクティブユーザー数の違い

2020年の最新のデータによると月間アクティブユーザー数は、WeChatは約12億人を突破、QQは6.93億人以上。どちらも膨大な数値ですが、WeChatのほうが4億人以上も多く利用されていることがわかります。
WeChatアカウントは携帯番号を通じて申請する必要があるので、1人につき1つ、多くて2つ程しかアカウントを開設しないと考えられます。一方、QQは携帯番号やメールアドレスのみでアカウント申請ができるので、理論上いくつでもアカウントを作成することが出来るのです。一人で10個のQQアカウントを持つことも可能となります。(珍しいですが)。

 

1-2. ユーザー層の違い

1999年からサービスを開始したQQは、PCからアクセスするユーザーに人気となりました。しかし、2011年WeChatのサービス開始と共に多くの中国人はQQ利用からWeChatへと移行しました。その経緯として、中国におけるモバイルからのインターネットアクセスが普及し、モバイルにおけるWeChatの操作画面がQQより簡単で、誰でも容易に利用できるユーザビリティーが高いWeChatに需要が集まったのです。

(QQはプライベートで利用されることが多く、WeChatは仕事用のツールで利用されることが多いと言われています。)

現在、WeChatは幅広い年齢のユーザーを獲得していますが、特に大学生以上のユーザーが多く、QQは小学生、中学生などの若者ユーザーの利用率が高い傾向があるようです。

 

1-3. 共通機能

WeChat、QQそれぞれの機能面の多様さは、WeChatもQQもそれぞれの機能を発揮し、ユーザーが使いたい機能によってアプリを使い分けています。
WeChat、QQの共通機能は以下になります。

✔メッセージツール

WeChatもQQも、メッセージの送受信、団体チャットや音声通話、ビデオ通話などが可能です。普段の生活や仕事で、メッセージや、伝言、電話の代わりに、インターネットがあればどこでも使えるのが人気の理由です。また、学校での先生と学生間の交流や、先生と保護者の間のやり取りやアンケート調査などにも活用されています。

✔ SNS

WeChatには「モーメンツ」という機能があり、写真やテキスト、動画、気になるWebサイト、音楽の共有などが手軽に利用できます。中国人は毎日何度もモーメンツをチェックします。またQQには「QQ空間(Q Zone)」というSNS機能があり、そこでテキストや写真などの投稿や、ブログ、アルバム作り、ゲーム等様々なことがQQ空間内で利用出来ます。

✔ 決済機能(電子財布)

普段生活の中の買い物のお支払いや、お年玉や、お金のやり取り、募金などができます。WeChatは「WeChat Pay(微信支付)」、QQには「QQ Wallet(QQ銭包)」があります。どちらもスマートフォンで決済が可能です。

 

1-4. 使い分け

1-3では共通機能を紹介しましたが、その共通機能部分もユーザーが使いたい機能によってWeChat、QQを使い分けています。ユーザー数12億人を誇るWeChatのユーザー層はほぼ全世代を網羅していますが、その中でも大学生・社会人などはWeChat Payを利用したり、ビジネスで利用される傾向があります。QQに関しては、ゲームや音楽、QQ空間などが多いため、学生などの比較的年齢の低いユーザー層が多くなっています。

 

1-5. 機能の違い

まず決済機能の違いとしては、「WeChat Pay」は日常生活に多く利用されています。常に使う機能(デリバリー、水道光熱費支払い、タクシーを呼ぶ、など)。一方、QQ Walletにも様々なものがあり、デリバリー、水道光熱費支払い、タクシーを呼ぶなど以外、ゲームチャージ、コンサートチケットなどに利用されています。しかし、中国における決済機能市場は「WeChat Pay」とアリババが提供する「Alipay/アリペイ」が多くのシェアを占めており、QQ Walletはこの2つには及びません。とはいえ、QQ Walletの利用者も3億人以上いるので、決して利用者が少ないというものではありません。

また、WeChatには「ミニプログラム」という機能があり、普段使う通話・チャット・SNS・ショッピング・予約・ゲーム・決済、支払など全ての機能が1つのアプリの中で、完結できるアプリ内アプリ機能があり、多くのユーザーの支持を得ています。

WeChatミニプログラムの使い方と機能!
最新のユーザー推移と注目すべき今後の成長は?

その他、WeChatでは、コロナウィルス感染拡大に伴い「オンライン診療」や、健康状態を示す「健康格付けアプリ」をミニプログラムでリリースしています。今回のコロナウィルスの影響により行政、医療、教育関連ミニプログラムは大幅に利用が伸びています。

 

2. WeChatとQQのマーケティング活用

中国人気SNS「WeChat」と「QQ」の違いとは?

WeChatとQQがあれば多くの中国人の普段の生活全般に利用されており、マーケティング施策の一つとして世界中の多くの企業が活用しています。
例えば、WeChatにおいては、WeChatの購読文章の下にバナー広告を配信したり、モーメンツの中にフィード広告を配信することができます。モーメンツの中に入っているので、ユーザーの質とユーザーに着目する可能性が高くなります。
QQにおいては、QQ空間でフィード広告を配信する手法があります。Facebook広告のように、ユーザーが作るコンテンツと同様の形式で配信されることから、より自然な形でユーザーへアプローチすることができます。

中国向けビジネスにおける
WeChat活用ポイントは?

 

まとめ

WeChatとQQは似て非なるものであるものの、両者とも高いユーザー数を誇り利用率の高いSNSといえます。その活用法は無限大といっても過言ではありません。さまざまな機能を、アイデアを駆使して使いこなし、自社・自店舗にしかできない活用法を見つけるのも中国人向けビジネス成功の近道といえます。

 

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執筆者プロフィール


宇航李

宇航 李 

株式会社インフォキュービック・ジャパン デジタルマーケティング部 コンサルタント 中国の大学を卒業後、立命館大学MBAコースを修了。日本国内のSEM代理店に入社し、主に日本語の広告運用とコンサルティングを3年間経験。海外、特に中国のデジタルマーケティングの世界で活躍したいと思い、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。現在デジタルプロモーションチームのコンサルタントとして、Baidu,360,Googleの海外リスティング広告を中心に多くのアカウントを運用中。趣味は動画やライブ配信、歴史、地歴。プライベートではインフルエンサーを目指して活動中。