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2019年07月31日

「オンラインショッピングが当たり前!」中国で大注目のECサイト5選

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2019年4月、世界を驚愕させるニュースが世界中のニュースメディアを駆け巡りました。

あの世界最大規模の企業Amazonが中国でのECサイトの閉鎖を決定したのです。2019年1月31日に発表されたAmazonの2018年の決算発表では、総売上高が前年比30.9%増の2328憶8700万ドル、純利益は前年比3倍超の100億7300万ドルと好調であることがわかります。ではなぜ中国から撤退する必要があったのでしょうか。次の図を見てください。

http://www.100ec.cn/detail–6475261.htmlより引用

中国電子商務研究センターが発表したこの図は、2018年上半期の、中国でのECサイトのシェアを示しています。アマゾンは【亚马逊中国】と記載されていますが、全体の中でたった0.6%のシェアしかありません。つまり、中国国内では、中国発のECサイトがAmazonを完全に圧倒しているのです。現在中国ではECサイトの便利さや信頼性の高さから、多くの人が日常的に利用しており、この傾向は今後も続くと予想されます。世界一の人口を誇る中国だけに、その市場規模は計り知れません。そこで本稿では、中国のEC市場をけん引する人気ECサイト5選を紹介します。

※米Amazonが発表した2018年決算資料: https://ir.aboutamazon.com/static-files/bf635f1d-f1d0-4cf3-b172-bb6ebdc6241b

 

1.「天猫(Tmall)」

https://www.tmall.com/

中国のECサイトで圧倒的なシェアを誇るのが、中国のアリババグループが設立した「天猫(テンマオ, Tmall)」です。天猫の人気の秘密は、圧倒的なまでの信頼感。厳しい審査を通過した商品のみがサイト内で販売されているため、高品質、高付加価値な商品を求める中国人ユーザーたちから絶大なる信頼を獲得しているECサイトです。

企業にとっても天猫で商品を販売することは、商品と企業の質を認められたことにもなるため、毎年多くの企業が参入しており、日本からはユニクロやアディダスなどが参入しています。食品から衣類、化粧品に家電製品、家具や自動車まで、何でもそろう総合中国語ECサイトといえます。

毎年11月11日には「独身の日」と称して大規模な割引キャンペーンを実施しており、2018年の「独身の日」には、1日の売り上げが3兆5000憶円という巨額の売り上げを記録し話題になりました。国外向けに「天猫国際(Tmall Global)」の設立も行い、現在、越境ECとしても注目を集めています。中国のEC市場をけん引するECサイトといえるでしょう。

 

2.「京東商城(Jingdong)」

https://www.jd.com/

天猫とともに、毎年着実に売り上げを伸ばしているのが、中国国内でシェア2位となる「京東商城」です。「京東商城」は、中国の超人気アプリ「WeChat」を運営するテンセントグループの一員で、元々はパソコンやモバイル機器のネット販売を得意としていた企業です。現在では、家電や家庭用品、衣類、書類、食品まで、何でも扱う総合ECサイトとして中国で高い人気を獲得していますが、やはり人気なのはパソコンをはじめとした家電製品。購入後7日以内ならば無料返品可能、15日以内であれば品質に問題があった場合のみ無料返品可能というアフターケアが高い評価を獲得しており、家電製品の購入なら「京東商城」といわれるほどです。

シェア1位の天猫(Tmall)が、各企業にマーケットプレイスを提供し、出店者から出店料を徴収するスタイルをとっているのに対し、京東商城は各企業から商品を仕入れて販売する「直販型」のスタイルをとっています。独自の配達センターおよび配達員を配置し、顧客の注文に対して即座に対応できる仕組みです。アプリ「WeChat」を通して「京東商城」の商品が購入できる新システムもスタートし、次なる戦略に注目が集まっています。

 

3.「拼多多(pinduoduo)」

https://www.pinduoduo.com/

拼多多」は近年、中国国内で急速にシェアを伸ばしてきているECサイトです。2015年に設立されたのち、わずか数年で1億人を超えるユーザーを獲得し、ここ数年順位が固定化されていた中国のECサイトトップ3への割り込みに成功しました。

上海に拠点を置く「拼多多」は、既に紹介した2つのサイトとは異なり、商品の安さをウリにしており、主に低所得者をターゲットとしています。特に生活必需品の安さはピカイチで、少しでも安く商品を購入したい人たちから絶対的な信頼を勝ち得ています。また、まとめ買いをすることで大きな割引を受けられることから、複数人でのシェア購入といった、ECサイト利用の新しいスタイルも生まれました。工場から直送で商品を発送する仕組みを構築したことで卸売業者を介する必要がなく、販売価格を最低限まで下げることができます。国内シェアと知名度が急上昇している一方で、「拼多多」の収益にはそこまでつながっていないという情報もあり、今後、「拼多多」がどのような戦略をとるのかに注目したいところです。

 

4.「唯品会(VIP)」

https://www.vip.com/

唯品会は、2008年にサービスを開始したのち急速に人気を伸ばし、中国での人気ECサイトの一つに数えられるようになりました。様々な商品を総合的に扱うのではなく、アクセサリーやアパレルに特化して販売することで中国女性の心をつかみ、女性会員を中心に順調に会員数を伸ばしている中国のECサイトです。

唯品会の特徴は、ファッション、化粧水、香水、革製品などの、海外の人気製品を積極的に取り扱っていることです。中国では海外の人気ブランドの偽物が出回ることが多くあるため、海外のメーカーから直接取り寄せを行う「唯品会」のサイトは、本物を利用したい中国人に絶大な人気を誇ります。購入後に商品が偽物だと分かったときには、全額を返金するアフターサポートも人気の秘密です。ECサイトのデザインにこだわり、テキストの使用をできるだけ少なくし写真を多く掲載するスタイルも、ユーザーに好評です。また、期間限定で商品を激安で売りだす「フラッシュセール」サイトとしても人気です。2018年にはフラッシュセールに特化したアプリ「唯品倉」を開発しました。今後得意分野で売り上げを伸ばしていけるかに注目が集まっています。

 

5.「蘇寧易購(Suning.com)」

https://www.suning.com/

「蘇寧易購」は中国の家電量販店「蘇寧電器」のオンラインショッピングサイトです。1990年にエアコン販売店としてスタートした後、店舗型の家電量販店として売り上げを伸ばしました。現在では店舗型の「蘇寧電器」とECサイトの「蘇寧易購」をコラボさせた販売手法をとっており、顧客は実店舗で商品を実際に自分の目で確認をしたのち、ECサイトで購入するという購入方法が可能です。

広大な土地を有する中国では、地方ではECサイトで注文したものがなかなか届かないという問題がありますが、「蘇寧易購」は中国全土に展開されている実店舗のおかげで、どの地域であっても比較的早く商品が届くことから、地方に住む人々にも愛されています。もちろん、ECサイトで注文したものを実店舗で受け取ることも可能です。巨大企業の特徴を生かし、一度に大量の商品を仕入れることで商品価格を安く設定できるため、安くて安心のECサイトとして人気です。

近年、日本においても「ブラックフライデー」や「サイバーマンデー」といった世界の大バーゲンに便乗する動きが徐々に拡大していますが、今後は「独身の日(11月11日)」など、中国で大きな影響力を持つECサイトの実施するセールが日本のEC市場に影響を及ぼす日も近いかもしれません。ますます進む中国のEC市場の拡大、そして中国人のオンラインショッピング活動。
小売業・製造業など日本から中国に販路を拡大しようとお考えのご担当者様は、海外マーケティングに特化したインフォキュービック・ジャパンにぜひお気軽にお問い合わせください。

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ICJ

インフォキュービック・ジャパン  広報担当

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