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2022年04月27日

海外進出の第一歩!海外SNSマーケティング成功のヒント
~海外SNSマーケティングに取り組む前に知っておくべきこと~

海外進出の第一歩!海外SNSマーケティング成功のヒント海外SNSマーケティングに取り組む前に知っておくべきこと

世界中でのネットインフラの整備や低コスト化が進むに伴い、人々のインターネットに接する時間が飛躍的に増加するしています。その中でも大きな割合を占めるのが、SNS・ソーシャルメディアです。現在、世界中で毎月41億人以上がソーシャルメディアを活用し、「ユーザーの目覚めている生活時間の15%をソーシャルメディアプラットフォームで時間を過ごしている」なんて驚くべきデータも出ています。(Global Web Indexより)

このような時代の流れのなか、世界中の多くの企業は「SNS公式アカウント」を開設し、SNSマーケティングに乗り出しています。しかしながら、SNSマーケティングを熟知しないまま、ただプロジェクトを計画しSNSの運用を開始している担当者様も(実は)多いのではないでしょうか?

当たり前のことですが、世界中でこれだけ普及しているSNSは今は既に「レッドオーシャン」。進むべき方向を間違えたり、戦略を持って運用しないと、目標達成にもの凄く時間がかかってしまったり、そもそも目標達成が困難になってしまう可能性が高まります。

そこで今回は、海外市場攻略の第一歩である、海外SNSマーケティングの基本から成功に導くヒントなど、海外SNSマーケティングを実施するうえで知っておくべき最新のSNSユーザーデータを元に「ギュッ」と詰め込んでご紹介していきます。

「これから海外を目指す」「まずはSNS運用から」と、ご検討のマーケターの方、必見です!

目次

 

1.なぜ、日本企業は海外進出を目指す必要があるのか?

check 少子化 × 高齢化が加速し「市場規模が大幅に縮小」

2020年の内閣府の発表によると、2019年時点で1.26億人であった国内人口がは10年で1.2億人を下回り、2065年には4600万人減少し、8000万人になる推計されています。

しかも、人口が減少するなかで65歳以上が増加し続け、43年後の2065年には人口の38%が65歳以上「2.6人に1人が65歳、3.9人に1人が75歳以上」、になると予想されています。

日本人口ピラミッドの比較1950 vs 2020
<United Nationのデータを元に、インフォキュービック・ジャパンにて作成_日本の人口推移1950年~2020年>

これは、「日本国内において商品を購入するユーザー数が確実に減る」ことを意味します。一方で世界人口はどうでしょうか?

人口ピラミッドの比較 世界 vs 日本

<United Nationのデータからインフォキュービック・ジャパンにて作>

世界に目を転じると、2019年時点で77億人だった人口は2030年には85億人、2050年には97億人に到達することが推測されています。特に東南アジア諸国・アフリカ諸国・米国において人口増加が予想されています。これは、シンプルに「商品を購入するユーザー数が増える」ため、海外を目指すことで企業収益の拡大が見込めることを意味します。

check コロナ渦によって加速するデジタル化

2020年から発生した新型コロナウィルスの感染拡大により、EC市場が急速に成長しました。2021年に経済産業省が発表した国内市場調査によると、2020年は対前年比で物販系分野において約21%、デジタル系分野において約14%の増加率となりました。

世界でも同様のことが起きており、2020年におけるEC化率は対前年比で約28%も伸長しました。感染拡大防止のための外出自粛やロックダウンが導入されたことで物理的な移動が困難となり、需要がEC市場へ転じたことが背景にあると言われています。

Mckinsey EC report
<Mckinsey Quarterly を参考にインフォキュービック・ジャパンにて作成>

「パンデミック発生後のたった数か月で、Eコマース業界は10年加速した」と言われており、ブランドの運営・ビジネス成長・消費者の購買行動などの全てのプロセスにおいて、デジタル革命が起きたといっても過言ではありません。また、顧客の「意思決定、行動、消費に対する価値観」といった顧客像においても変化が生まれました。これは、BtoC、EC業者だけにに特化したことではなく、BtoBのEC化も大きく加速していることを忘れてはいけません。

コロナによって物理的な海外往来の制限が導入された現在、デジタルにおいてはこのような制限とは関係なく海外ユーザーに対してアプローチすることが可能です。例えば、FacebookやInstagram等のSNS上でコンテンツを投稿することで自社商品の認知を高め、購買へ繋げるようなマーケティングがこれにあたります。海外進出する企業にとってデジタルを活用したマーケティング戦略を練ることは今後、生き残りをかけた必須施策となる可能性があるでしょう。

では、実際の海外ソーシャルメディアのユーザー数をみてみましょう。

 

2.2022年最新版「世界のSNS利用者データ」

では、実際に世界にはどれほどのソーシャルメディアユーザーが存在するのでしょうか?詳しくみていきましょう。

check 世界で利用されているソーシャルメディア「利用者数」

各ソーシャルメディアと月間のアクティブユーザー数は次の通りとなります。

Hootsuite2022 social media user usage
<Hootsuite_We are social 2022>

  • 1位:Facebook 29.1億人
  • 2位:YouTube 25.6億人
  • 3位:WhatsApp 20億人
  • 4位:Instagram 14.7億人
  • 5位:WeChat 12.6億人
  • 6位:TikTok 10億人
  • 7位:Facebook Messenger 9.8億人
  • 8位:Snapchat 5.5億人
  • 9位:Telegram 5.5億人
  • 10位:Twitter 4.3億人

Facebookのユーザー数は、現在の全世界人口77億人の約38%をカバーしており、Facebookは海外において主要なSNSプラットフォームであることは言うまでもありません。また、YouTubeのユーザー数も25.6億人と毎年増加傾向にあります。海外でSNSを活用したマーケティングする際には、FacebookとYouTubeは欠かすことのできないプラットフォームであることが伺えます。

 

check ソーシャルメディア上で過ごす「時間」

Android端末を対象とし、「1か月に各ソーシャルメディア上で過ごす累計時間」を調査した結果、上位から次の通りとなります。

Hootsuite2022 time spent with social media apps
<Hootsuite We are Social 2022>

  • 1位:YouTube 23.7時間
  • 2位:Facebook 19.6時間
  • 3位:TikTok 19.6時間
  • 4位:WhatsApp 18.6時間
  • 5位:LINE 11.6時間
  • 6位:Instagram 11.2時間
  • 7位:Twitter 5.1時間
  • 8位:Facebook Messenger 3時間
  • 9位:Snapchat 3時間
  • 10位:Telegram 3時間

YouTubeはその他のSNSプラットフォームを抜き、最も長時間利用されています。YouTubeは動画視聴が主体となる媒体となるため、必然的に累計時間が長くなる傾向があります。また、ユーザーの興味関心・行動を分析し、おすすめ動画を推奨する「YouTubeの非常に高度なアルゴリズム」により、「1度見始めると止まらない」仕組が構築されており、ユーザーを惹きつける優れたプラットフォームであることがわかります。

一方でTwitterはFacebookと比較すると半分以下の累計時間となっており、これも海外におけるSNSの利用の特徴の一つと言えるでしょう。

 

check「企業・ブランド」を調べる際に利用するチャンネル

16歳から64歳までのインターネットユーザーを対象に、ソーシャルメディア上で「企業やブランド」に関する情報を調べる際に利用するソーシャルメディアチャネルを調査した結果は次の通りとなりました。

Hootsuite2022 use of social media for brand research

  • 1位:76.1% 「複数のSNSプラットフォームを利用」
  • 2位:43.5% 「SNS上での知り合いやネットワーク」
  • 3位:21.5% 「QuoraのようなQ&Aサイト」
  • 4位:17.2% 「掲示板」
  • 5位:16.4% 「チャット」
  • 6位:16.0% 「ブログ」
  • 7位:14.7% 「動画ブログ」
  • 8位:10.8% 「Pinterestのような画像主体の検索サービス」

特定のチャンネルではなく複数のSNSを横断的に活用するという傾向が最も多く、「70%」を超えていることがわかります。加えて、SNS上での口コミや、知り合いを通じて情報を入手する傾向が高く50%に迫る割合となっています。

 

3.海外SNSマーケティングとは?

海外進出の第一歩!海外SNSマーケティング成功のヒント~海外SNSマーケティング、知っておくべきこと~

SNSマーケティングとは、自社のターゲットとなるユーザーに最適なソーシャルメディアチャネルを活用して、ブランドや製品、企業文化・価値観などを伝え、最終的には製品やサービスの購買や新規顧客の獲得などの企業目標へと繋げるマーケティング施策です。

2022年現在、全世界のソーシャルメディアユーザーは46億2000万人以上存在し、ユーザー数はたった10年で3倍になりました。その数は、1日に100万人以上の新規ユーザーを獲得する数字であり、非常に高い成長率をキープし続けています。

また、ソーシャルメディア上でブランドに対するポジティブな体験をしたユーザーの71%は、そのブランドや製品を友人や家族に進める可能性が高く、ビジネス戦略としてのソーシャルメディア活用は海外戦略において避けては通れない施策の1つといえるでしょう。

世代別のソーシャルメディアユーザーの利用率は以下の通りです。

  • ミレニアル世代(1981~2000年初頭):90.4%
  • ジェネレーションX(1965~1980年):77.5%
  • ベビーブーマー(1946~1964年):48.2%

ユーザーとの接点がデジタル上へ移行している現在におけるソーシャルメディアは、ユーザーとの深い繋がりを構築するための重要なタッチポイントの1つとなっています。

 

4.海外SNSマーケティング、3つの戦略

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では、ソーシャルメディアを使った具体的な施策はどのようなものなのでしょうか?

check SNSアカウントの運用

海外進出する企業が、現地のユーザーに対してブランドや製品に対する認知を形成し、定着させるために、まずSNSアカウントを開設し継続的に運用することが最も一般的な施策です。

上述のように、海外におけるインターネットユーザーの76%以上は「企業・ブランド」を調べる際に、SNS上にあるコンテンツを頼りに情報を取得します。テキストだけでなく画像、動画によるコンテンツを制作し投稿することでその商品が何であるかの理解を促進させ、口コミ形成や情報拡散のきっかけを作り出すことができるでしょう。

SNSアカウントを開設する際は、現地においてターゲットとするユーザー間で最も普及しており且つ競合他社が利用しているSNSプラットフォームを優先的に採用します。投稿するコンテンツは、日本とは異なる現地の文化やコンテキスト理解を前提としており、現地で一般的にりようされている「現地語」にも対応している必要があります。そのため、SNSアカウントを運用する担当者は現地で生まれ育ったネイティブスピーカーであることが最も望ましいです。

check SNS広告の活用

SNS広告は有料施策となりますが大きく2つのメリットがあります。一つ目はこれまでリーチできていなかった潜在ユーザーに対してアプローチできることと、二つ目はSNSプラットフォームが持つ広告配信アルゴリズムを活用することで自社がターゲットしたいユーザーに対して、費用対効果の高い効率なアプローチができるという点です。

SNS広告は、これまで自社商品を認知していなかった新規ユーザーへのアプローチや、自社商品を忘れかけていた既存ユーザーに対して、再度認知を図ることも可能です。FacebookやInstagramをはじめとするSNSプラットフォームは、膨大なユーザー数の中で自社がターゲットとするユーザーを「年齢・趣味・嗜好・地域属性などに基づいてセグメント化し、広告配信できる機能を提供しています。

このような機能をしっかりと理解し、効果的に活用することで、広告予算を適切に使用し最適化することが可能です。

check インフルエンサーマーケティング

市場へ投入して間もない商品はSNSアカウントにおける投稿を通じて認知を広めようとしても、フォロワーが増えない限り、認知拡大や実際の購入へ繋げるには大きなハードルがあります。そこで活用するのがブランド・商品と親和性の高いインフルエンサーを活用したインフルエンサーマーケティングです。

インフルエンサーは第三者視点で商品・サービスの解説をすることで、インフルエンサーの熱心なフォロワーに対して、購入を促す効果があります。しかし、製品やサービスとインフルエンサーとのマッチングが悪いと、悪影響を与えるリスクがあることや、エンゲージメントは年々下落しています。

 

5.海外SNSマーケティングで期待できる効果とは?

海外進出の第一歩!海外SNSマーケティング成功のヒント海外SNSマーケティングに取り組む前に知っておくべきこと

適切な海外SNSマーケティングを実施することで、下記のような多面的なアプローチを実現することができます。

  • ブランドの認知向上
  • 製品・サービスの販売
  • コミュニティの構築
  • カスタマーサービス
  • ターゲットを絞った費用対効果の高い製品・サービスの宣伝
  • ブランドや製品に対する評判を把握
  • 市場と顧客に関するインサイトを収集

いくつか具体的に見ていきましょう。

check ブランド認知の向上

インターネットユーザーの多くは、ブランドや商品に関する情報を仕入れる際にSNSを活用しています。SNS上で「ハッシュタグ」を使用した検索や自分がフォローしているユーザーからの「口コミ・拡散」をベースに、ブランドに関する認知が自然と派生していきます。結果として、自社SNSアカウントの新たなフォロワーを生み出しブランド認知が少しずつ形成されていきます。

ブランド認知は一朝一夕で劇的に向上させることは難しいため、中長期的な戦略を構築し、ブランド認知を少しずつ拡大することを念頭に置き、コンスタントにコンテンツを投稿していきましょう。

check 効果的なブランディング

B2B業界に相性の良いLinkedIn
世界で圧倒的ユーザー数を誇るFacebook
視覚的アプローチに優れたInstagram
テキスト × 拡散力の高いTwitter
画像や動画共有に特化したSnapchat
言論の自由を重視したParler
写真家やグラフィックデザイナーで大人気のFlickr

など、自社の目的に沿ったソーシャルメディアを選択し、ブランディングに重点を置いたコンテンツを投稿することで、ブランドが持つイメージをフォロワーに対して浸透させることが可能となります。

商品が持つ機能や特徴を説明することで、その商品がユーザーに対して何を提供できるのか明確にすることも重要です。SNSでは画像や動画のようなクリエイティブを活用することでブランディングにおいて最も重要な感情面での訴求をうまく実現することができるでしょう。

check ターゲットを絞った費用対効果の高い宣伝

前述したように、SNS広告では、非常に高い精度のターゲティングを利用して、的確なユーザーにのみ広告を配信することができます。

ユーザーの性別・居住地・言語などはもちろんのこと、LinkedInでは勤務している業界や役職なども絞った広告配信も可能です。また広告単価も調整することができたり、その日に配信を開始したり、停止したりすることも可能です。

check 顧客との関係の強化

企業はSNSを媒介としてフォロワーと関係性を強化することにより、ブランドに対して高い好感度を持つユーザーを増やすことができます。自社商品に関するユーザー投稿を自社SNSアカウントが「いいね!」「シェア」、インセンティブをユーザーに付与することがその例として挙げられます。

SNSを活用することで、企業とユーザーが相互にコミュニケーションを図ることができるようになります。SNSが登場する前は、企業に直接電話をかけたり、ウェブサイトの端にある「お問い合わせフォーム」しかなかったことを考えると(年がバレますね)、想像もできなかった新しいコミュニケーションの仕方が登場しました。

SNSを通じたロイヤリティの向上はブランド好感度を上げるだけでなく、ブランドとの長期的な関係性を期待できるため、顧客生涯価値(LTV)を高める効果もあります。

 

6.海外SNSマーケティング「成功へのヒント」と「注意点」

サイトリニューアル時の注意点やチェックリスト

ソーシャルメディアユーザーは年々増加傾向にあります。しかし、実は、世界中でこれだけ普及しているSNSは、世界中の多くの企業がSNSを戦略的に活用しており、既に「レッドオーシャン」です。目標を定めて、戦略的に運用していかないと、「効果がイマイチ」という施策になりかねません。

そこで、SNSマーケティングに取り掛かる前に、知っておくべき「注意点」と「成功へのヒント」をご紹介します。

flame- logo 目標達成は想像以上に時間がかかる

you should know about 5 thnings of social media -07 (1)

「工夫を凝らしたツイート」
「話題のハッシュタグ」
「人々の心に訴えかけるコンテンツ」

いくら試行錯誤したとしても「1か月で1万人のフォロワーを獲得すること」は、イーロン・マスクでない限り、難しいと認識しておきましょう。(イーロン・マスクは、驚愕の「6か月で550万人以上」のユーザーを獲得)

早い段階でソーシャルメディアに参入した一握りの企業は、すぐに沢山のフォロワーを獲得できた時代もありました。しかし、先ほども述べたように多くの企業が参入する現在では、競合がひきめき、コンテンツに対するユーザーの目もますます厳しくなっていきます。

そのため、「少量のキラーコンテンツを投稿し、数か月で結果を出す」といったことはほとんどあり得ないと思っておいた方が良いでしょう。実際、SNSマーケティングの効果を実感するまでは、「継続的な努力と試行錯誤の連続」が必要です。

checkmark 成功へのヒント:辛抱強く、一貫性を保ちながらSNS運用を続けましょう

SNSマーケティングを成功させるためには長期的な投資が必要です。SNSの戦略案を作り、定期的に見直すことを心掛けましょう。 新しいキャンペンーンがあるときだけ投稿し、それ以外はアカウントを放置するなんてことは厳禁です。

 

flame- logo 簡単に売上には繋がりません

海外進出の第一歩!海外SNSマーケティング成功のヒント海外SNSマーケティングに取り組む前に知っておくべきこと

「ソーシャルメディアにコンテンツを投稿し、多くのユーザーとのコミュニティが構築できれば、後はコンバージョンが生まれて売上が上がるはず!」

残念ながら現実はそう甘くありません。魔法のように売り上げに繋がる仕組みはSNSマーケティングだけではなく、どんな施策、どんなチャンネルにも存在しません。それでも、そのような楽天的なことを期待してしまう人や、心のどこかでそう願っているSNS担当者も少なからずいるのではないでしょうか?(…ドキッ)

ソーシャルメディアはユーザーとのコミュニケーション、信頼関係の構築、売上に繋がるリードの獲得など、さまざまな施策が実を結ぶはずです。ただ、SNSマーケティングにおける「ROI」を図ることは単純ではありません。日々淡々とコンテンツを投稿するだけでは、決して大量の利益結び付く施策ではないことを覚えておきましょう。

checkmark 成功へのヒント:「SNS・ソーシャルメディアのゴール」と「ビジネスの目標」を合わせる

「ソーシャルメディアを活用して顧客満足度を上げるためには?」という質問は「ソーシャルメディアからいくら売上を稼げるか?」よりずっとシンプルで合理的です。ソーシャルメディアを企業の課題解決と目標を実現するための戦略の一つとして捉えることで、初めてSNSマーケティングの効果を検証できるようになります。SNSマーケティングによって実現できるビジネス目標をいくつか挙げてみました。

  • ウェブサイトの流入を増やす
  • リードを獲得する
  • 顧客満足度を改善する
  • 商品調査や開発のための情報収集
  • 競合調査
  • ブランド認知を高める

各目標に対する適切な指標を一定期間、観察してみましょう。もし、ビジネスの目標に合わせてソーシャルメディアのゴールを設定できたのであれば、その効果を計測する指標も併せて確認しましょう。

  • 「投稿のシェア数」「投稿リンクのクリック数」以外にも、「サイトに流入した後のユーザーの離脱率」を確認していますか?
  • 「SNSから流入したユーザーの離脱率」と「他のソースから流入したユーザーの離脱率」を比較していますか?

ソーシャルメディアからの流入ユーザーの離脱率の方が低いのであれば、オーディエンスのターゲティングが正しく設定されており、ソーシャルメディアがビジネスに大いに貢献できていると判断してよいでしょう。

 

flame- logo 興味・関心を示す人は、思ったほど多くない!

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世界中の全てのユーザーの心を掴むことは不可能です。しかし、実際に担当者が期待を膨らませ、「自分のビジネスが得るべきエンゲージメント数を過大評価してしまう」ということは、しばしばあるのも事実です。SNSマーケティングは長期戦です。一喜一憂せずに、黙々とPDCAを繰り返しましょう。

checkmark 対策:ターゲットユーザーを洗い出し、そこに一点集中しましょう。

プラットフォーム上の全ユーザーに対しての投稿ではなく、自社のビジネスにとって重要な人、つまり顧客、見込み客、ブランドのファンにしっかりと焦点を当てましょう。

投稿に反応してくれるユーザーを分析し、関係を強化できる施策や、ユーザーが興味を示したコンテンツを増やすことに注力します。まずは「ターゲットとなるユーザーが、SNS上でどんな行動を取っているか」に徹底的にフォーカスしてみましょう。

checkmark 対策:より良いコンテンツを提供しましょう。

ユーザーがビジネスアカウントをフォローするということは、貴重な「SNS個人フィード」への入場券を渡すようなものなのです。

  • ユーザーにとって価値があり、魅力的な投稿でしょうか?
  • ぼんやりとしたビジネスの売り込みになっていませんか?

コンテンツのクオリティーをチェックする簡単な方法は「もし私は一般のユーザーなら、このアカウントをフォローしたいと思いますか?」という質問を常に、毎回問いかけることです。

 

flame- logo 無料で効果を得ることは難しくなってきている

you should know about 5 thnings of social media - 03 (1)

ソーシャルメディアもかつては黄金時代がありました。かつては広告の力を借りなくても非常に高い効果が得られていた時代がありました。しかし、数え切れないほど数多くのコンテンツが投稿されている現在では「オーガニックリーチ数」は著しく低下しています。

ほとんどのSNSは、非常に高度なアルゴリズムにより、全ての投稿を単にフィードに表示するのではなく、表示させるコンテンツを「選別」しています。したがって、投稿をできるだけ多くのユーザーに届ける一番効果的な方法は、プロモーションやSNS広告に投資することかもしれません。

checkmark 対策:SNS広告を試してみましょう

お金を出して投稿を拡散すること・SNS広告を配信することは、「予算のある大きなブランドしかできない」というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、戦略を持ちターゲティングやキャンペーン設定をしていれば、少額でも驚くべき効果を得られるケースも少なくありません。余裕があればぜひ少額でもいいので試してみてください。

 

flame- logo SNSマーケティングは想像以上に重い仕事です

you should know about 5 thnings of social media - 01 (1)

SNSマーケティングを成功させることは、想像以上に多くの努力と時間を要するだけではなく、多くのスキルも必要になります。

短期から長期の戦略立案、コピーライティング、編集、適切なデータ分析…

必要なスキルすべてを持ち合わせた担当者が、いれば問題解決!と言いたいところですが、実際のところほとんどの企業は社内でソーシャルメディアチームを立ち上げることは難しく、クリエイティブ制作と戦略立案をできる適任者を1人アサインするだけでも一苦労。さらに、もしもそれがグローバルビジネスのアカウント運用となると、適任者がもっと限られてくるでしょう。

checkmark 対策:適切な人材に投資する

チームにとって「一番重要なソーシャルメディアスキルは何か?」を明確にしましょう。その上で、適任者を探す際や、パートナー会社に仕事を依頼する際に必要とされているスキルをわかりやすく、正確に伝えましょう。

checkmark 対策:情報収集を通して学びましょう

SNSスペシャリストを外部から雇う?あるいは自分がスキルアップする?

どちらを選択するにせよ、ソーシャルメディアに関する知識を身に付ける必要があります。書籍はもちろん、インフォキュービック・ジャパンのブログはソーシャルメディアに関する情報やノウハウを毎月発信していますので、ぜひお手すきの際にチェックしてみてください。(笑)

 

7.さいごに

購買層が大きく減少していくと予測されている日本に比べ、人口増加が予測されている海外市場は、ますますデジタルネイティブの世代が増えると換言できます。今後、海外進出を目指す企業にとって、SNSマーケティングでは必要不可欠な施策の1つです。

SNSマーケティングは、プラットフォームの特性をしっかりと理解し、効果的に活用することで、ビジネスを大きく発展させるきっかけを作ることができます。「目標設定、戦略、そして最適なコンテンツ」を踏まえてSNSをマーケティングにフル活用しましょう。

そして、実は日本よりも海外市場の方がSNSマーケティングは大きな効力を発揮しうる可能性を秘めています。もしSNSを活用した効果的な海外マーケティングをご検討でしたら、ぜひ、私たちにお申し付けください!

吉田 真帆

吉田 真帆 マーケティング部 プランナー

当社の「コンテンツマーケティング(企画・記事執筆)、メールマーケティング」を担当しています。オーストラリアの永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。「愛のあるコンテンツ作成」がモットーの一児の母です。趣味はランニング・ヨガ・料理・読書。