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2021年03月02日

YouTubeとGoogleが評価する
「動画の検索上位表示テクニック」

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YoutubeとGoogle両方で上位表示を狙ってみよう (1)

みなさんもご存知の通り「YouTube」は、現在ウェブ上で最も人気のある動画プラットフォームであり、過去10年間で前例のない成長を遂げています。個人だけではなく、企業においてもブランド強化のためには「企業の動画活用」が必須の時代がやってきました。

しかし、今では世界中の多くの企業やクリエイターたちが動画をアップするため、単純に動画を撮影し、公開するだけでは動画の視聴回数を上げることが難しいのが現状です。そう、戦略的に攻める必要があるのです。

今回は、せっかく制作した動画を「YouTubeとGoogleの検索結果で上位表示させる」ための、YouTube動画を最適化する方法を紹介します。

 

動画を見てもらうために理解しておくべき「基本中の基本」

誰でも気軽に配信できるYouTubeですが、効果的に運用を行うには、まず、YouTube運用における「基本」を理解する必要があります。

過去の記事「YouTubeビュー数を増やす12の方法」でも紹介していますが、YouTubeというプラットフォームの特徴は「新しい発見・学び・娯楽などの有益な情報を視聴者と共有することができるコミュニティ型情報伝達プラットフォーム」という点にあります。つまり、視聴者にとって「有益ではない」と認識された動画、チャンネルは除外されていく可能性があることを念頭に置いておきましょう。

YouTube動画最適化! ~「GoogleとYouTube」で動画を上位表示させるテクニック ~
<Pew Research Center :Many Turn to YouTube for Children’s Content, News, How-To Lessons>

また、Pew Research Centerのレポートが示すように、米国のYouTubeユーザーの81%はYouTubeアルゴリズムが推奨する動画を定期的に視聴しています。視聴者の多くはYouTubeによって推奨された動画を見ているのです。つまり、多くの視聴者に動画を見てもらうためには、「検索結果で表示させる」か、「YouTubeに推奨される動画」であること、この2軸がとても重要なポイントとなるのです

YouTube内で「推奨される動画」になるために理解すべきポイントについては、こちらのブログで詳しく説明していますので、ぜひご確認ください。

 

YouTube動画を「Google検索用に最適化すべき理由」

動画を視聴者に届けるためには、YouTube内の検索結果で上位表示させることはもちろんですが、Google検索でも一緒に対策をすることで、視聴される機会は飛躍的に増加します。

check Googleに関する統計データ

デスクトップ上で行われる世界中の「検索活動」の90%はGoogle経由で行われており、1日あたり35億回の検索を処理しています。これはGoogle検索エンジンが、毎秒4万を超える検索クエリを処理していることを意味します。世界中の「検索活動」の大半がGoogleで行われているのです。

Google sarch per years
<Internet Live Stats:Google Search per Year > 

checkYouTubeに関する統計データ

一方、YouTubeも負けていません。Sandvineのモバイルインターネットに関するレポートによると、2020年、YouTubeは全世界のモバイルトラフィックの25%以上を占めました。また、2020年世界中の外出禁止令の期間中、全世界のトラフィックの15%以上(前年比7.25%増)を占めたというデータもあります。これは、全世界のアプリケーショントラフィックの全体量におけるTOPであり、2位のNetflixの11.4%を大きく上回りました。

YouTube統計データ 2020
<Sandvine :COVID-19 Global Internet Phenomena Report>

 

YouTubeとGoogle、両方の「検索」に共通するアルゴリズム

YouTube・Googleのアルゴリズムは「関連性」と「重要性」に従ってコンテンツを整理して表示します。また、YouTube・Googleともに、訪問者・視聴者が多い動画を好んで上位表示させる傾向にあります。つまり、YouTube・Google両プラットフォーム上で、「関連する検索に動画が表示させ、訪問・視聴数を増加させること」にフォーカスすることが重要です。

以下は、現在Google検索結果で動画が上位表示されやすい傾向にあるものです。
  • How To動画
  • レビュー動画
  • 「フィットネス・スポーツ」に関わる動画
  • テキストではなく、動画であることが好まれるトピック
  • 短い動画より、長い動画

では、実際どのようにして対策を進めていけば良いのでしょうか?

 

YouTube上位表示のために動画を最適化する

check 「キーワード調査」を実施する

まず、YouTube動画の潜在トピックを見つけるには、通常のSEOの場合と同様に、YouTube検索にキーワードを入力して関連するキーワードを調べます。「キーワード」とは、視聴者が探している動画にたどり着くまでに検索に使用する単語です。つまり、需要のあるキーワードになります。企業が「作りたい動画」ではなく、「ユーザー需要のあるキーワード」から動画を作成することで、視聴者が見たいコンテンツを制作することができるのです。

潜在的なキーワードを発見するためには、キーワード調査ツールを活用したり、YouTube・Googleの検索バーでキーワードを入力し、関連キーワードを把握します。

Google検索結果

<Google:「digital marketing How to」検索結果>

ターゲットとするキーワードをリスト化したら、そのキーワードの検索ボリュームを調べます。Google内で少なくとも月に500〜1,000回以上は検索されることを確認してください。Googleが無償で提供してくれている、キーワードプランナーを活用しましょう。

 

check 上位表示される動画の特徴を掴む

攻める注力キーワードが決定したら、YouTube・Google検索でそのキーワードを実際に検索します。Google検索結果

「全て/ALL」で表示される動画を確認します。

Google検索結果
<Google:「digital marketing How to」検索結果>

YouTubeでも同様に検索を行います。ともに、「上位表示されている上から3つの動画の長さ」を把握しましょう。また、「動画制作者が視聴者を動画に引き込むために何を工夫しているのか」を把握し、その動画に隠された戦略・戦術を読み取りましょう。

 

check 動画を制作する

(2)で得た戦略を活かして、上位表示されている動画と同じ長さ、またはそれ以上の長さの動画を自分のスタイルで制作します。競合よりも動画の内容を魅力的にすることを忘れてはいけません。また、具体的に以下のポイントを押さえて動画を制作しましょう。

YouTubeは内容を”聞いています”

YouTubeが「自動文字起こし」ができるようになったことをご存知でしょうか? この精度はかなり正確で(怖)、動画内でキーワードに言及していることを自動で判別しながら「文字起こし」を行っています。(日本語の音声解析は難しいという噂もありますが、英語の精度は格段に上がっています。)

Youtube インフォキュービック・ジャパン

規約違反をしっかりと理解しておく

YouTubeのコミュニティガイドラインに記載されているように、「意図しない場合であっても悪意のある表現」や「差別を扇動したりするコンテンツ」は削除されます。ポリシーに違反していないコンテンツでも、削除の基準に近く、一部の視聴者に不適切である場合は一部の機能が無効になる可能性があるので注意しましょう。

実際に、2020年10月~12月の2か月で923万件のYouTube動画が削除され、205万以上のYouTubeアカウントが削除されています。また、世界各国の政府機関もGoogleにインデックスされたコンテンツには深い関心を示しており、2020年1月~6月の間で18041件の動画削除リクエストが政府機関から行われています。


<Google:Government requests to remove content

 

Google上位表示のための動画最適化

Googleの検索アルゴリズムは、最も関連性の高い有用な結果を瞬時に検索して、ユーザーが探している情報を見つけやすい形で表示するように設計されています。

翻って、「(単純に)良い動画」より「ユーザーの役に立つ動画」が上位表示されやすい傾向にあります。そのため、キーワードを含めた「タイトル・タグ・説明・サムネイル・キャプション・メタデータ」は戦略的に活用しましょう。特に、説明文はGoogleが動画の内容を理解するのに役立ち、検索結果に良いインパクトを与えます。こちらのブログで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

また、Google検索で表示される動画は、YouTube動画が優先的に表示されます。企業サイト用に動画を作成した場合は、YouTubeにも動画を投稿しましょう(マーケティング活用をする場合、せっかく作った動画をYouTubeに公開しないのは、もったいないといえるかもしれません)。

Google内検索結果
<Google:「digital marketing How to」検索結果_YouTubeの動画しか表示されていません>

また、SEMrushKeywords EverywhereやChromeの拡張機能であるvidIQなどのツールは、情報を収集しながら、検索エンジンで動画を上位表示させるための役立つインサイトを提供してくれます。ぜひ、活用してみましょう。

 

YouTubeアナリティクスを分析する

YouTubeアナリティクスの活用は重要です。実際の視聴データを分析することで、「視聴者の反応」「行動・自社コンテンツの傾向」などを細かく把握することが出来ます。動画投稿後、すぐにデータが取得できるわけではなく、正確なデータを把握するためには通常2~3週間が必要です。

check Google検索からの流入を分析する

YouTube Studioを開き、[アナリティクス]に移動し、画面上部の[リーチ]>[トラフィックソース:外部サイト]>[もっと見る]をクリックします。

以下の2つは必ず確認しておきましょう。

  • 外部サイト:ユーザーが動画にたどり着く前の外部サイトやアプリなどを見ることができます。
  • YouTube上位の検索用語:ユーザーを動画に導いた上位の検索キーワードを確認することができます。

上位表示されたキーワードを把握することにより、動画SEO戦略が効果的であるか、一部調整する必要があるかを分析することができます。動画が頻繁に検索される場合は、再生リストに追加して関連するコンテンツを他の人が見つけられるようにしましょう。

YouTube動画を海外デジタルマーケティングに活用する場合に必ず押さえておきたいYouTubeアナリティクス活用法や指数の説明は、こちらのブログ記事で詳しく紹介しています。

 

まとめ

デジタルマーケティング施策の一つとして、「動画の活用」が当たり前の時代。確かな成果を出すためには、GoogleやYouTubeといったプラットフォームを効果的に運用する必要があります。

多くの視聴者に動画を届けるため、観てもらうためには、「検索結果で表示させること」「YouTubeに推奨される動画であること」が重要です。

貴社の思いをYouTube動画に乗せて、世界中の視聴者へ届けてみませんか? なお、「感性も言語も異なる海外ユーザーに向けたグローバル動画マーケティング」にお困りでしたら、ぜひお声掛けください。

グローバル動画制作バナー

吉田 真帆

吉田 真帆 マーケティング部 プランナー

弊社の「コンテンツマーケティング(企画・記事執筆)、メールマーケティング」を担当しています。オーストラリアの永住権取得後、思いもよらず日本に帰国。「愛のあるコンテンツ作成」がモットーの一児の母です。趣味はランニング・ヨガ・料理・読書。