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2020年09月18日

デジタル先進国タイの独自のインターネット事情
「独自の検索方法」 と「タイあるある」なSNSの使い方

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皆さん、こんにちは!デジタルプロモーションチームの紗利奈です。

タイでは近年インターネット利用率が急増しています。その背景として、タイ政府がデジタル大国を目指し推進している「THAILAND4.0」という施策があります。この「THAILAND4.0」はデジタル技術の導入、産業構造の高度化を目標とした政府が推進する長期国家戦略であり、国を挙げて「デジタル大国」を目指しています。

環境の整備が整うとともに、比較的料金の安いモバイルからのアクセスが大幅に増加していて、携帯電話は1人2台持ち!そんなタイ独自の傾向も多く見受けられます。そして、多くのタイのネットユーザーの90%以上がソーシャルメディアを利用していて、日本とは違ったタイ人独自の検索方法などが存在しています。今回は、そんなインターネットデジタル先進国のタイにおける独自の「検索傾向」と日本では珍しい「タイあるある!」なソーシャルメディアの使い方をご紹介します。

タイの検索キーワード傾向とは?

タイでよく使われる検索エンジンは「Google」。Googleは毎年各国で急上昇ワードを発表しています。さてタイ人は2019年には何を検索していたでしょうか。

checkmark タイの2019年における「急上昇ワードTop10」 

1.ชิมช้อปใช้ → シム・ショップ・チャイ:政府による「国民全員にお金を配る」という施策名
2.กรงกรรม → グロンガム:TVドラマの名前
3.เมียน้อย → ミアノイ:TVドラマの名前
4.ใบไม้ที่ปลิดปลิว → バイマイチプリトプリュウ:TVドラマの名前
5.หัวใจศิลา → フワチャイシラー:TVドラマの名前
6.ผลการเลือกตั้ง 2562 → 2019年の選挙結果

タイでは仏歴と西暦両方を使っています。どちらを使うか特に決まりはありませんが、公的機関、市役所、法的な書類等には必ず仏歴を使います。

7.คริปโต Binance → クリプタクトバイナンス:バイナンスは仮想通貨取引所のこと。
8.แชร์ลูกโซ่ Nice Review →Nice Reviewへの投資に関する詐欺ニュース
9.มธุรสโลกันตร์ →マチュロトロガン:TVドラマの名前
10.รักฉุดใจนายฉุกเฉิน → My Ambulance:TVドラマの名前

この急上昇ワードを見てみると、タイ人はドラマへの関心が圧倒的に高く、ニュース、政治とテクノロジーへの興味関心も高いということが読み取れます。また、検索されたキーワードはほとんどすべてタイ語ですが、一部の検索キーワードにはタイ語と英語が混ざっています。これもタイ人がキーワード検索する際の独自の特徴の一つです。

 

どんな時にタイ語を使って、どんな時に英語を使う?

checkmark タイ語:一般的な単語や質問をするとき

例:旅行、宿泊、靴、服、車、歯ブラシなどの単語
「いくら」、「いつ」、「どうやって」、「とは」などの質問

checkmark  英語海外の固有名詞、 地名、専門用語を検索するとき

例:秋葉原、池袋、城崎温泉、箱根

しかし、既にタイ人に定着している単語に関しては(例えば着物、蕎麦、うどん、富士、東京、北海道などの)元々は日本語であってもタイ語で表現するのが一般的になっています。

では、SEMの視点ではどのようなキーワードを出稿すればよいのでしょうか?

 

タイで「広告出稿に適したキーワード」とは?

(広告出稿の目標にもよりますが)簡単にまとめるとタイ語は検索ボリュームが多いですが、パフォーマンス的にあまり良くない傾向にあります。そして逆に、英語検索は、ボリュームは少ないがパフォーマンス的には良い傾向にあります。タイ語と英語の掛け合わせについては、パフォーマンスは英語とタイ語の中間ぐらいになる傾向にあります。

あくまでもこれは傾向になりますので、実際にキーワードを出稿する際には傾向と異なる場合もありますのでご注意下さい。

 

「タイ人あるある」独自のSNSの使い方とは?

ソーシャルの投稿から分析までができるHootsuiteの調査結果では、タイでよく使われているソーシャルメディアは上から順にFacebook、YouTube、LINE、FB Messenger、Instagramになります。

◆「タイ人あるある」Facebookの使い方

親日国・台湾デジタルマーケティング ~ 台湾のインターネット事情と人気のSNS ~Facebook
Facebookは現在タイ人に欠かせないソーシャルメディアの一つです。タイ人の独特なFacebookの使い方1つ目は、FacebookのLive機能でリアルタイムにモノを販売することです。実際にこの機能を使って商品を売ることで無名だった人が有名人になり、人生が変わったとう事例もありました。この使い方は日本ではあまり見られないようですが、タイではよく使われています。

2つ目はFB Messengerを顧客対応のツールとして使うことです。会社への問い合わせや、顧客への問い合わせ返答に使用するため、FB Messengerの人気が高まりダウンロードをする人が増えました。

「タイ人あるある」YouTubeの使い方

youtube logo
タイでもYouTubeの人気は高まっていますが、ほとんどの利用者は何かを視聴するのではなく音楽を聴くことが多いです。YouTubeのインサイトデータでは2017年から2018年までの統計を示しており、タイ人がよく聴く音楽ジャンルは「タイの演歌」という結果でした。

「タイ人あるある」LINEの使い方

LINE logo

LINEの主な使い方と言えば個人用の連絡手段ではないでしょうか?日本では「友達、友人、知り合いの連絡を取ることに使う」が一般的だと思います。しかし、タイではビジネスでの連絡手段として、そしてメールのように問い合わせの手段の一つとして使われています。

例:「転職会社や企業は、面接をLINEのテレビ電話機能を使って行う」、「LINEでグループを作成し、入金後そのグループに招待されてサービスを受ける」(専門的な講座を受けられるオンライン学習、漫画や小説などを読めるエンタメサービス)ちなみにオンラインサービスの提供はFacebookでも一般的になっています。

「タイ人あるある」Instagramの使い方

Instagram logo
Instagramは日本でしばしば「インスタ」と略して呼ばれますが、タイでは「IG」と呼びます。タイ人はよくGoogleで“ig○○”で検索します。※○○は名前(特に有名人)もしくはInstagramに関する機能名。Instagramにもちょっと変わったタイ人の使い方があります。不必要なものがあった際に、写真を撮ってInstagramに「これを売ります!」と投稿して商品を売買する、フリマアプリのような使い方をします。

いかに簡単に使えて、簡単にサービスを提供できるかを追求した結果、タイ人のソーシャルメディアでの個性的な使い方に繋がったようです。

まとめ

今回はタイ人の検索キーワード傾向とタイ人あるあるなソーシャルメディアの使い方を紹介しました。タイではソーシャルメディアの利用率がとても高く、タイへ進出する際は、SNSを活用した企業マーケティングは必須のマーケティング施策となっています。チャンスを逃さないためにもタイの最新情報をこれからもしっかりと追っていきましょう!

 

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「タイ人ネットユーザーのインターネット利用時間は世界最長」であること、皆様はご存知ですか?
「ASEANのデジタル大国」をめざすタイでは、インターネットインフラの整備が進み、他に類を見ない独自のウェブ環境が生まれています。弊社のタイ人コンサルタントが中心となり「日本企業がタイマーケットを攻略するヒント」をホワイトペーパーにまとめました。是非御社のタイデジタルマーケティング施策のヒントとして、ぜひ本資料をご活用下さい。

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タイへのデジタルマーケティングに関して、お考えでしたらお気軽にご相談ください!

執筆者プロフィール


Sarina Abdunroman

アブドゥンロマン 紗利奈 

株株式会社インフォキュービック・ジャパン Digital Marketing Team Consultant。タイと日本のハーフ。タイで育ち現地のプリンスオフソンクラー大学(Prince of Songkla University)で経営学部会計学科を学び、卒業後はタイの日系企業に就職。来日後、インフォキュービック・ジャパンに入社。趣味は園芸。​