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2020年07月08日

世界のインターネットユーザー「世代別嗜好性」詳説!
〜『サイレント・ジェネレーション』から『ジェネレーション Z』まで〜

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世界のユーザー「世代別嗜好性」解説!
サイレント・ジェネレーションからジェネレーションZ

「世代」を分析することは、マーケティングおいて欠かせないものです。世界では、世代は約20年という長いスパンで区切られます。これはマーケティングにとどまらず、社会一般の共通認識となっています。ジェネレーション別の特徴をよく分析することで、ターゲットとする年代に相応しいマーケティング戦略が見えてくるのです。顧客との繋がりが最重要視される今、「世代別マーケティング」は最良な顧客へのアプローチ方法の一つと言えるでしょう。
今回は世界のユーザーの「世代別嗜好性」を解説します!

1.サイレントジェネレーション

サイレントジェネレーションとは、1927年から1945年生まれの世代を指します。現在70代後半~90代以上になっており、公民権運動、朝鮮戦争、ベトナム戦争が起きる前の時代を生きています。
大恐慌の中で生まれ、子どもの頃に第二次世界大戦を経験し、冷戦の勃発を目にしているため、コミュニティ重視、規則への服従、忠誠心が高く、コミットメントといった価値観を持っています。

サイレントジェネレーションには広告、新聞、ラジオ、テレビといった伝統的な方法を通して情報を届けることが最も効果的です。

サイレントジェネレーションは、保守主義で無駄を嫌い、伝統的な家族価値を尊重し、家族と過ごす時間を楽しみ、遺産を築くことを重要視しています。チラシや新聞広告といった方法で、ライフスタイルの写真やテキストを使って、この世代が大事にする家族との時間を正確に描写することが鍵となります。高年齢のため、大きなフォントを使うことを忘れないようにしましょう。

 

2.ベビーブーマー

ベビーブーマーは、1946年から1964年の間に生まれた世代です。現在50代後半から70代半ばとなっおり、冷戦・ベトナム戦争、JFK、マーティン・ルーサー・キングが活躍した時代を生きています。長年の戦争を経験した後の世代なので、個人主義が生まれ、自己実現を求め明るい未来を目指しました。

サイレントジェネレーションと同じく、この世代にも、新聞、ラジオ、テレビといった広告手段が有効と思われがちですが、それぞれテクノロジーの習熟度の違いがあったとしても、この世代にはインターネットでも繋がることが可能です。Googleの調査によると、この世代はテレビよりインターネットを活用しています。

ベビーブーマーはLinkedInとFacebookを最も好んでいる世代で、米国ではFacebookは3,190万人、LinkedInに関してもこの世代がメインのユーザー層になり、毎日1時間48分をソーシャルメディアに費やします。2018年にはPinterestは1,290万人のベビーブーマーが利用しています。

米国だけにとどまらず、2017年オランダでもこの世代の75%がFacebookを利用しています。

そして、ベビーブーマーはオンラインでのビデオ視聴を好み、共有することを楽しんでいます。
54%のベビーブーマー世代がオンラインでビデオ視聴をしており、そのうちの82%がYoutubeを好んで利用しています。ほかの世代に比べて、コンテンツを共有する可能性も19%高くなっているのです。

<Google : Online video websites used among video viewers ages 45+ >

ビーブーマーに響くメッセージは、この世代が持っている潤沢な時間とお金を使い、自分たちの生活を楽しむことです。そして、自己実現にも魅力を感じる世代です。自分たちの子どもに財産を渡し、収入を守ることにも興味を持っています。

 

3.ジェネレーションX

ジェネレーションXは、1965年から1980年に生まれた世代です。現在30代後半から50代半ばで、冷戦の終結・ベルリンの壁の崩壊から無線電話やコンピューターが登場し、ライフスタイルの変化とテクノロジーの劇的な変化の過渡期を経験しているため、絶え間ない変革に慣れた柔軟性のある世代です。生活や仕事、人との関係、社会的、政治的見解においても流動的に捉えています。

コンピューターが一般的なオフィスツールになった世代のため、前世代よりテクノロジーに精通しています。Eメールと郵便を頻繁にチェックするので、日常的にメールと郵便でのコンタクトを取ることは有効です。

この世代の77%がソーシャルネットワークユーザーであると推測されており、2018年の米国におけるFacebookユーザー数は4,510万人です。2番目に人気のサービスはInstagramで、2,350万のユーザーがいます。ソーシャルメディアの世代別マーケティングのコラムによると、Facebookの使い方はベビーブーマーとは異なり、取引やプロモーションのために使うとされます。

<eMarketer:Generation X>

しかし、2018年の調査によると、3人に1人はソーシャルディアを信用しておらず、56%がソーシャルサイトに広告が多すぎると嫌悪を述べています。

この世代は物質的な世代でもあり、ブランドが好きで、価値を好む傾向がります。肯定的なレビューや推薦も付けて、信頼できることをアピールしましょう。

 

4.ミレニアル世代(ジェネレーションY)

ソーシャルリスニングツールとは

ミレニアル世代とは、1981年から2000年の間に生まれた世代です。MyspaceやFacebookが学生時代に使われるようになり、最も早くソーシャルメディアを受容した世代であると言えます。種的に多様で教育水準の高い世代であり、テクノロジー(インターネット・携帯電話)と共に育ち、富よりもライフスタイルに焦点を当てており、迅速な情報を求めています。

この世代はEメールをチェックすることやましてや郵便ポストを見ることはほぼなく、携帯電話やパソコンからニュースや情報、エンタメを入手しています。

2018年米国だけで約5850万人のミレニアル世代がFacebookを使用しており、Instagramは4330万人のユーザーが存在します。この世代はソーシャルメディアを使っての「経験の共有」を好みます。共有された経験は、価値のあるユーザーを生み出すコンテンツになります。たとえば、オンラインでの購入や旅行体験での写真やストーリーが共有されると、ブランドへの双方向のコミュニケーションチャネルとなるのです。

この世代をターゲットにする場合は、以下の3つのポイントを押さええる必要があります。

  • 正直・本物であること
  • 社会的に意義のあることをしているとアピールすること
  • ソーシャルメディアを使うこと

それまでの世代とは違い「ミレニアル世代」は派手な広告に対し、懐疑的な見方をしがちです。企業に対し否定的な意見を持つ傾向が見られ、企業の利潤を追い求める姿勢が社会や環境、また従業員の生活をより良くしていくことを侵害していると感じてしまいがちです。情報の透明性に価値を見出しており、倫理的でコミュニティ志向のブランドを好んでいるので、メッセージングの一貫性を保ち、リアルであることが求められます。「正直で、見せかけではなく本物である」ことを伝えていきましょう。

また、ミレニアル世代は社会問題と環境問題に敏感である世代なので、社会的、環境的な影響を考えて購入決定を行います。ブランドへの忠誠心よりは、製品の調達方法であったり、労働環境の条件だったりで選択するのです。
企業は、チャリティをしていること、また、従業員がボランティアをする様子をメッセージとして伝えていくべきでしょう。社会的および環境的に責任のある価値観を示すブランドを好み、販売されることを嫌うので、なりすました広告はすぐにスキップされる傾向にあります。  また、パーソナライズとカスタマイズも重要となってきます。テレビを使って到達する事も出来ますが、ソーシャルメディアを活用してリーチすることが重要なポイントとなります。また、動画広告を載せる場合は、ストリーミングとオンライン動画が最適です。

 

5.ジェネレーションZ

ジェネレーションZは、2001年以降生まれの世代です。世界人口の32%を占めており、今後ミレニアル世代を超えて増加するとされています。アメリカだけでも約7,400万人に達しています。この世代は2008年のリーマンショックや9・11のテロなどを経験し、小さい時からインターネットや携帯電話が日常的に存在し、早い時期から身近にあるテクノロジーを自身で活用しています。

この世代に到達するにはもはや携帯電話がなくてはならず、コミュニケーションの中心はSNSを活用します。テレビよりモバイルデバイスでYouTubeを利用する傾向があり、自分たちが何を望むか知っています。公に投稿するのが大好きなミレニアル世代とは異なり、個人主義的で、プライバシーを重視する傾向があり、FacebookよりもInstagramのストーリーやSnapchatのような、直接かつ時間制限のあるソーシャルシェアリングを好みます。

この世代をターゲットにする場合は、以下の5つのポイントを押さえましょう。

  • 製品でなく体験を提供する
  • ビデオコンテンツを最も愛する
  • インフルエンザ―マーケティングを再考する
  • レビューの重要性
  • プライバシー保護を重要視している

ジェネレーションZは、毎日のマーケティングとブランディングに圧倒されているので、マーケティング戦略をしっかり考えて、価値があるものを届けるようにしましょう。

この世代も環境問題や社会的差別などへの関心が強く、社会的・環境的に責任のある価値観を示すブランドを愛し、人目を引くビジュアルが大好きです。メッセージを伝える場合は、たくさんは使わず、視覚的で、ビデオで、短くて、心地良くて楽しいものにしてください。ビジュアルこそが最重要ポイントといえるでしょう。興味のあることに関しては非常に大きなパワーを発揮するのがジェネレーションZの特徴です。一度火がつけば、いい意味でも悪い意味でもSNSを通して爆発的に広がるため、非常に影響力を持った世代となります。

次世代を担う「Generation Z」!
世界の若年層ユーザーに共通する10の特徴

 

まとめ

世代別の特徴を見てきましたが、このようにサイレントジェネレーションからジェネレーションZにはかなり大きなギャップがあります。世代別に正しいデジタルマーケティング戦略を練るために、世代別の特性を理解することで、海外での最適なアプローチ方法を明確化する事が可能となってくるでしょう。

 

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執筆者プロフィール


Kaita

宇佐美 海太 マーケティング部マネージャー

弊社の「デジタル x アナログマーケティング、コーポレートブランディング」を統括しています。東京生まれ、南欧育ち。ヨーロッパの生活は1年だけですが、人生が劇的に変わりました。自分を育ててくれた"日本と世界"への感謝を胸に、「日本と世界をつなげること」が生涯のテーマです。趣味はプロレス鑑賞・料理です。