海外BtoBマーケティングに適したSNSは?
「LinkedIn vs Facebook vs Instagram」比較
Facebook・Instagram・YouTube・LinkedIn・TikTok・Twitter・Reddit…
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「Parlar」?!
「Flickr」って何?
世界中で年々増え続けるソーシャルメディア。数あるソーシャルメディアの中で、マーケティングに活用するためにも自社ビジネスに合った媒体はどれだろう…
そう頭を悩ませている担当者の方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はソーシャルメディアの中でも特に人気の「Facebook・Instagram・LinkedIn」の3つを「ユーザー・コンテンツ・目標設定」といった観点から比較し、B2B企業にとって最適なソーシャルメディア媒体を探ります。
「Facebook vs Instagram vs LinkedIn」比較
~ユーザー属性・適したコンテンツ・目標設定~
「ユーザー属性」
月間アクティブユーザーが28.95億人を突破したFacebookは、世界のソーシャルメディアユーザーの59%にリーチすることができる世界最大のソーシャルメディアです。B2B企業の意思決定者の48.5%は、Facebookで新製品やサービス調査を行っており、B2Bビジネスとも親和性の高いソーシャルメディアと言えるでしょう。
Z世代と呼ばれる10代の若者層はInstagramやTikTok、YouTubeへ移行しているなかで、Facebookのメインユーザーはミレニアル世代が中心です。ユーザー年齢は25~34歳の「男性ユーザー」が最も多く18.8%で、女性ユーザーは25~34歳が12.8%を占めています。比較的年齢層が高いユーザーが多いのがFacebookの特徴です。
「効果的なコンテンツ」
Facebookにおいて強力な機能は「グループ機能・ビジネスページ」です。どちらもニュース・イベント・写真や動画を共有したりして、熱心なコミュニティを作るのに最適な機能です。
Facebookのオーガニック投稿の平均エンゲージメント率は、0.25%。フォロワーが10万人以上になると0.08%まで低下します。つまり、Facebookのマーケティング戦略では、通常の投稿だけでなく、ペイドコンテンツ(有料広告)との両軸が必要になってきます。
また、Facebookで最も人気のあるコンテンツは「動画」です。Facebookアルゴリズムによって、動画はテキストコンテンツより優先される傾向にあり、動画を投稿した際のエンゲージメント率も6.15%と高くなっています。(Facebookアルゴリズムはこちらの記事で詳しくご紹介しています。)
「最適な目標設定」
Facebookは商品の販売やユーザーとの関係構築に最適なソーシャルメディアの1つです。ユーザーと繋がり、有料広告を活用することで、リードを獲得することができるでしょう。高度なターゲティング機能を実装しているため、効果的に活用することで、製品やサービスを購入してくれそうな人にリーチすることが可能です。
Facebookは「社会問題・アイデア・政治・ニュース・マーケティングサービス・ブログ投稿」などテキストを活用したコンテンツと親和性が高く、「ウェブサイトへの流入」を目的とした施策として上手く機能します。
Instagram
「ユーザー属性」
Instagramは世界中で月間10億人以上のアクティブユーザーがいます。また、B2B企業の意思決定者の36.2%が新製品やサービス調査にInstagramを活用しています。
Instagramのユーザーの年齢は35歳未満の割合が90%となっており、10代から20代が最も多いのが特徴です。年齢が高くなるほどユーザー数がどんどん減少し、50代以降になると20%、65歳以降では8%ほどしかありません。
「効果的なコンテンツ」
Instagramでは、画像や動画などのビジュアルコンテンツが効果的です。非常に人気の高いストーリーズや、新機能のリール、ライブ、IGTV機能など、視覚的にユーザーと繋がる機能が充実しています。
また、平均エンゲージメント率が0.98%であるInstagramは、「視覚的アプローチ」と「エンゲージメント率」という点において他のソーシャルメディアと比較しても非常に強力であることも証明されています。
「最適な目標設定」
他のどのソーシャルメディアプラットフォームよりも高いエンゲージメント率を誇るInstagramの「ショッピング機能」は販売目標の達成に間違いなく役に立つでしょう。B2Cそして、商品・サービスが若年層向けであれば、Instagramが最適なプラットフォームである可能性があります。
また、InstagramはFacebookよりもはるかに視覚的な媒体であるため、「ユーザーの目を引くコンテンツ」と「ブランド認知向上」を目的とした広告戦略は上手く機能するといえます。ファッション・コスメ製品を扱う企業であれば、Facebookと比較してはるかに優れたROIを得ることができます。
LinkedIn
「ユーザー属性」
LinkedInには、世界中の200以上の国と地域に7億5600万人以上のユーザーが存在します。LinkedInの注目すべき特徴の一つは「経営者層」の利用が活発だというところです。LinkedInのユーザーのうち9000万人が上級レベルの影響力のある人物であり、6300万人が企業の意思決定ポジションに就いています。
利用者は同僚・上司・取引先などビジネスで交流を求める相手と繋がりを作るためにしています。FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアは、友達や仲間内と日常の生活を共有することが目的で利用されますが、LinkedInはビジネス色の強いソーシャルメディアという側面が色濃く打ち出されており、同業他社とのネットワーク作りには最適なプラットフォームです。
利用者の年齢層は、30代~49歳がもっとも最大の年齢層の1つです。
「効果的なコンテンツ」
ビジネス上のネットワーク作りに最適なプラットフォームであるLinkedInは、企業やブランドを成長させ、業界のソートリーダーとしての地位を確立すると共に、リードを集める機能が多く実装されています。
LinkedInが提供しているパブリッシングプラットフォームの「LinkedIn Pulse」では、誰でも業界に関するコンテンツを公開することができ、業界や専門家からの信頼を得るために活用できる便利なツールの1つとなっています。また、ショーケースページや業界グループなどLinkedInが提供する機能を上手く活用することで、興味に応じて異なるビジネス界のフォロワーへアプローチすることができるでしょう。
「最適な目標設定」
LinkedInはB2B企業のリード創出に最適なプラットフォームです。
LinkedInはFacebookやTwitterよりも277%もリード獲得する効果があり、リードコンバージョン率は、Google広告を含む主要広告プラットフォームの3倍もあることがわかっています。
ソーシャルメディア上のリードの80%がLinkedInから発生しているといわれていることからもわかるように、質の高いリード創出を目的とした、ビジネス活用に特化しているソーシャルメディアと言えるでしょう。
海外B2Bマーケに最適なプラットフォーム「LinkedIn」
日本ではまだまだユーザー数が少なく、「転職・就職」に特化したソーシャルメディアというイメージをお持ちの方も多いはず。しかし、海外へと目を向けると世界中の多くの企業がB2B向けのマーケティング施策の1つとして、「LinkedIn」をビジネスに取り入れています。
海外ではB2B企業向けのプラットフォームとして、以前からブームになっていたLinkedInでしたが、新型コロナの影響でリモートワークが急増したことによりさらに利用率が急増しました。さらに、世界中でデジタル広告へのシフトが起きるなか、2021年米国におけるディスプレイ広告の32.2%が「LinkedIn広告」を利用していました。海外に目を向けてみると日本とは異なり、B2B市場においてFacebookやInstagramよりも「LinkedIn」が活発に利用されていることがデータからも読み解くことができます。
しかし!
LinkedInユーザー数は爆発的に増加していますが、積極的かつ定期的にLinkedInを運用してきる人や企業は、他のソーシャルメディアと比較しても圧倒的に少ないのが現状です。
そう、実は、今、参入のチャンスと言えるかもしれません。㊙
今後、自社の商品やサービスについて発信するマーケティングプラットフォームを探しているのであれば、この理想的な場を使わないという選択肢はありません。ぜひ新たな海外デジタルマーケティングの手段として海外マーケティング施策として「LinkedIn」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
新型コロナウィルスの影響によりデジタルシフトが進む現在、ソーシャルメディアマーケティングの形も変化し続けています。ビジネス関連情報がデータベースに蓄積されているLinkedInは、的確なターゲットに正確にアプローチでき、海外ユーザーに対してオンライン上で商品やブランドを宣伝するための非常にポテンシャルの高いB2B向けのプラットフォームと言えるでしょう。
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吉田 真帆 マーケティング部 プランナー
コンテンツ・SNS・メールマーケティングを統括しています。 オーストラリア永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。日本9年を経て、現在はシンガポールからフルリモート中。