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2020年11月27日

「Facebookアルゴリズムの変遷」
~2004年から2020年、注目ポイントを解説~

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Facebook アルゴリズム歴史 (1)

近年ソーシャルメディアを活用した海外マーケティング施策を行う日本企業が増加しています。しかし、ただ闇雲にコンテンツを作成して公開しているだけでは、せっかく時間をかけて作成したコンテンツはユーザーへと届きにくくなってきています。

投稿したコンテンツがユーザーに届くかどうかは、ソーシャルメディアが設定しているアルゴリズムに大きく影響されるのです。企業メッセージを効果的にユーザーに届けるために、ソーシャルメディアごとの「アルゴリズム」をしっかり理解したうえでコンテンツを作成し公開する必要があります。

今回は月間のアクティブユーザーが25億人という世界で最も利用されているソーシャルメディアプラットフォーム、「Facebook」のアルゴリズムをFacebookの誕生から振り返ります。

 

1.「アルゴリズム」とは?

Facebookアルゴリズムとは?

そもそもアルゴリズムとはなんでしょうか?

「アルゴリズム」は、コンピューターで計算を行うときの「計算方法」や「問題を解決するための手順」を示す言葉であり、その手順に沿っていれば誰でも同じ答えが得られるものを指します。

たとえば「りんご」という意味を調べるために辞書を使う場合、あいうえお順に並んでいるページの中から、目的の情報の頭文字「り」を目指して探す必要があります。既に検索する文字は決まっていますので、辞書の最初のページの「あ行」から順番に探す人はほとんどいないでしょう。

多くの人は「アタリ」をつけてページを開きます。アルゴリズムもこれと共通する部分があり、さまざまな計算方法をプログラミングして、素早く知りたい情報が取り出すことが可能です。

アルゴリズムは辞書の総ページを二分して、その言葉が前半または後半にあるかどうかで分けます。このように効率良く振り分けを行い、最終的にマッチした情報をスピーディに取り出すのです。このシステムは、検索エンジンやソーシャルメディアなどに導入され、ユーザーが知りたい情報をできるだけ素早く検索できるように日々邁進しています。

 

2.Facebookのアルゴリズムの歴史

Facebookアルゴリズムの歴史

check 2004 ~

Facebookが誕生したのは2004年ですが、2006年になるまで「ニュースフィード機能」は搭載されませんでした。また「いいね!」ボタンは2007年に初登場しましたが、アルゴリズムは投稿したコンテンツを人気順にプラットフォームに表示できるようになった2009年になるまで実装されませんでした。

check 2015年

Facebookは2015年に「See First」機能を導入しました。この機能は、ユーザーが選択した自分の友達の投稿をニュースフィードの上部に常に表示するページを選び、設定できる機能です。この頃のアルゴリズムは検索エンジンに近い機能を持ち、宣伝目的のコンテンツのランクを下げ、表示しにくくする機能を追加しました。

check 2016年

アルゴリズムによってランクが落とされるコンテンツもあれば、逆に評価されて順位を上げるコンテンツとなる可能性もあります。投稿されたコンテンツの良し悪しを判断するのがアルゴリズムで、2016年に入ると、有益と見なされたコンテンツが優先順位を上げるようになりました。

Facebookは友人や家族からの投稿に加え、「面白い」コンテンツや「ためになる」コンテンツを優先的に表示するようになりました。それだけではなく、ユーザーが「いいね!」や「シェア」をしていなくても閲覧時間なども考慮されています。たとえば、ライブ動画は通常動画の3倍の視聴時間を稼いでいたことから、優先される傾向にありました。

check 2017年

2017年に入ると、アルゴリズムに変化が起きます。これまではユーザーが「好きなもの」が優先される傾向にありましたが、ユーザーの反応を細かく考慮するようになりました。たとえば、投稿につけられた怒り顔やハートマークなどを考慮に入れるなどです。また、ユーザーが動画視聴完了率などについても、判断材料になりました。

check 2018年

2018年1月、マーク・ザッカーバーグは、サービスに対する批判を受けて、ニュースフィードにおいて、「ユーザー同士の対話と有意義なインタラクションを引き起こす投稿」を優先するとの変更を発表しました。これは、ユーザーのFacebook滞在時間ではなく、コンテンツの質を重視するとの方向性を示したことになります。

方向転換によって、ユーザーの友人や家族など、身近にいる人達の投稿が有益と見なされるようになり、ブランドのオーガニックコンテンツは不利な面に立たされることが懸念されました。アルゴリズムはユーザーからのコメントやリアクション、共有など複数のエンゲージメントから判断するようになったため、Facebookを運用する企業は、事前にエンゲージメントを獲得することが、課題となりました。

check 2019年

新しいアルゴリズムが発動されてから1年後の2019年、エンゲージメントは前年比で50%増加するという調査結果が出ました。その反面、アルゴリズムによって、フェイクニュースがトップパブリッシャーになるなどの現象が発生し、新たな問題を投げかけました。信頼性の乏しいソースを元にしたコンテンツが優先されることは、Facebookにとって大きなデメリットになります。

Facebookからは、この問題を解決するための具体的な発表がありませんが、解決の目処が立った時点で、なんらかのアクションがあると考えられます。

 

3.  最新のFacebookアルゴリズムを理解する

Facebookアルゴリズムを理解しよう

現在のアルゴリズムは、ランキングなどのさまざまな要素に基づき、ユーザーが楽しんでると判断されたコンテンツが高評価される傾向にあります。Facebook内でユーザーに人気のあるコンテンツは、必然的にランキング順位が高くなるのです。

テキストコンテンツよりもライブ動画が評価されやすいなど、投稿するコンテンツ内容にも変化が見られます。Facebookは、ランキングシグナルと呼ばれる、ユーザーの行動や履歴、プラットフォームの利用状況などに関するデータポイントを重要視する傾向にあります。

2020年もその傾向は続くと見られ、ユーザーが好む投稿をより細かく分析し、検索結果に反映されると考えられるのです。事実、Facebookは、ランキングシグナルについて、以下の3つをメインカテゴリとして挙げています。

  • ユーザーが日常的にコミュニケーションを取っている相手
  • 投稿するコンテンツのタイプ(ビデオ、リンク、写真など)
  • 投稿の人気度

2019年3月、Facebookはニュースフィードの透明性と、ユーザー管理を目的として、新しいツールを導入しました。「Why am I seeing this post?」ボタンを表示させることによって、アルゴリズムがコンテンツ表示を優先させる理由を、ユーザーが把握しやすいようになりました。この新たな傾向は、何を基準にFacebookはコンテンツの良し悪しを決定するのかに対して、ユーザーから理解が得られることにつながります。

また、Facebookの新たな試みとして、ユーザーがコンテンツの良し悪しを判断し、それをアルゴリズムに反映させるということが挙げられるのです。これはフェイクニュースが優先されてしまったことによる教訓と考えられますが、ユーザーの要望をFacebookに伝えることにより、より安全性・信頼性のある環境が生まれることにつながります。

Facebookは2019年5月から、アンケートを通じて、ユーザーに直接質問するようになりました。これもコンテンツを公正に評価して、利便性を高めることが目的と考えられます。主な質問には「親しい友人は誰ですか」「参加しているFacebookグループは、どれほど重要な意味を持ちますか」「フォローしているページのコンテンツにどのくらい興味がありますか」などです。Facebookはアンケート結果を、新たな推定パターンをアルゴリズムに反映させました。

この修正によって、ユーザーが有益だと認識するページやグループが細かく分類され長期間フォローされたり、使用頻度が高かったり、投稿が多かったものについて、より正確に識別できるようになりました。

人の目と機械の両方から情報を収集し、最善策を見つけるというのは、今後も続くFacebookの傾向と考えて良いでしょう。

「主要SNSアルゴリズム更新まとめ」
2020年最新、主要ソーシャルメディアを網羅

 

まとめ

Facebookは常に進化し、それはユーザーがより良いコンテンツを見つけて、楽しむということが目的です。Facebookの今後の方針を知ると、企業がFacebookの運用を考えたとき、海外ユーザーにとって良いコンテンツとは何かが、自然に理解できるのではないでしょうか。圧倒的ユーザー数を誇るFacebookは、海外市場向けのSNSマーケティング海外デジタルマーケティングにおいて必要不可欠ともいえる媒体です。SNSを活用したグローバルマーケティングでお困りのことがございましたら、ぜひ私たちにお申し付けください。

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宇佐美 海太

宇佐美 海太 マーケティング部マネージャー

弊社の「デジタル x アナログマーケティング、コーポレートブランディング」を統括しています。東京生まれ、南欧育ち。ヨーロッパの生活で人生が劇的に変わりました。自分を育ててくれた"日本と世界"への感謝を胸に、「日本と世界をつなげること」が生涯のテーマです。趣味はプロレス鑑賞・料理です。