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2019年11月05日

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイトとして
業界で評価されているサイト

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昨今、日本のインバウンド市場が非常に大きな注目を集めていることはご存知かと思います。日本政府観光局が報告したインバウンド動向を示した資料によると、日本のインバウンド市場は、ここ数年で急激なスピードで拡大していることがわかります。2020年には東京オリンピック・パラリンピック、また2025年には大阪万博の開催が決定しており、この傾向はしばらく続くと考えてよいでしょう。

実際、海外マーケティングの1戦略としてインバウンドに力を注ぎ、インバウンド向けのグローバルサイトを設計した企業は大きな成功を収めています。しかしながら、これからインバウンドに取り組む企業は、すでに存在する企業とすみわけを図り、特徴的な方法で海外にアピールする必要があるでしょう。そこで本記事では、訪日外国人観光客に人気の特徴的なウェブサイトを紹介します。

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイトー観光客数推移
<参照:日本政府観光局「2009~2018年までの訪日外国人の総数

 

1.JNTO

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイト JNTO

まず最初に紹介するのは、日本政府観光局(JNTO)が運営する総合観光サイト「JNTO」です。政府組織ということもあり、ウェブサイトの情報量と信頼性はお墨付き。日本全国の観光地情報はもちろんのこと、各地でのイベントや体験情報、おすすめのレストランや食の情報、移動手段に関する情報まで、日本の観光に必要な情報をすべて網羅しており、インバウンド向けのウェブサイトとしては最も有名なものの1つといえます。グローバルサイトは、英語やスペイン語、中国語を始めとした世界15言語に対応しており、多くの外国人が日本旅行の検索時に利用しているサイトです。

 

2.japan-guide.com 

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイトJapan-guide.com

次に紹介するのは、非常に多くの情報を網羅した総合サイトという位置づけながら、日本人ではなく外国人によって運営されている異色のウェブサイト「japan-guide.com」です。1996年に、スイス出身のStefan Schauweckerさんが創設したウェブサイトが大きく成長し、現在インバウンド向けのウェブサイトとして大きな注目を集めています。現在サイトは、様々な国籍や経歴を持つ6人のスタッフにより運営されており、日本人の視点からではなく外国人の視点から日本を紹介している当サイトは、多くの外国人の共感を呼び人気に火が付きました。さらに、ほとんどの情報はスタッフが実際に体験して得られた情報であるため信頼性は抜群です。サイトは現在、英語と繁体字中国語に対応しています。

 

3.GURUNAVI

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイトGURUNAVI

外国人観光客の日本旅行の楽しみの1つに必ずといっていいほど挙げられる日本食。全国各地の人気レストランには、連日多くの外国人観光客が訪れています。外国人が日本のレストランを探す際に人気のウェブサイトが、日本人にも人気のフード情報サイト「ぐるなび」のグローバルサイト「GURUNAVI」です。サイト内では写真がメインに掲載されており、読者の食欲をそそります。レストランの検索は、エリア別と食ジャンル別に行うことができるだけでなく、Googleマップを活用した所在地情報や曜日別の営業時間、平均単価やおすすめの料理と値段が掲載されているため、希望するレストランを見つけ出すことに非常に役立つウェブサイトです。

 

4.JUST ONE COOKBOOK

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイト JUST ONE COOKBOOK

フードに関するジャンルからもう1つ紹介します。「JUST ONE COOKBOOK」は、アメリカに住む日本人NAMIさんが日本食の作り方やノウハウを紹介しているブログですが、現在アメリカを始めとした海外で大ヒットしています。特に日本食の作り方を英語でわかりやすく紹介した記事の人気が高く、世界における日本食ブームの立役者の1人といえるでしょう。また、サイト内では、日本でぜひ食べてほしいフードの紹介や、NAMIさんが特にお勧めするレストランなども紹介されており、それらのスポットを訪れることを目的に日本を訪問する観光客もいるとのこと。日本のインバウンドにも一役買っている今注目のウェブサイトです。

 

5.GO TOKYO

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイト GO TOKYO

「GO TOKYO」は、東京を中心に紹介している観光サイトですが、日本の伝統を「体験」できるスポットおよびイベントを紹介したページが充実しており、日本文化に興味がある外国人に非常に人気です。お寺での書道体験や町工場でのクラフト体験などは、ツアーを利用したりエージェントを通さないと敷居が高いように感じますが、このサイトを利用すれば、各施設の担当者と直接連絡を取り合い参加することが可能なため、日本旅行をより充実したものにできます。10か国語に対応したグローバルサイトになっていることも外国人旅行者にとっては利用しやすいようです。

 

6.Wow!JAPAN Experience

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイトWow JAPAN Exretience

「Wow!JAPAN Experience」は、東京に本社を置く「TABICA」が運営するトラベルサイトですが、日本でできる「体験」が、外国人ライター・レポーターによって豊富に紹介されています。日本人による評価ではなく外国人が実際に体験した感想が記載されているため、外国人にとって非常に共感の持てるサイトとして多くのインバウンド客によって閲覧されています。日本でやりたいことが決まっていない人でも、このサイト上で外国人が楽しそうに行っている体験の様子を見ているうちにやりたいことが見つかるかもしれません。

 

7.アニメツーリズム

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイト アニメツーリズム

日本のアニメが好きで日本を訪問する外国人も多く、アニメはインバウンドに大きな影響を与えているジャンルの1つですが、アニメに登場した実際のスポットに行ってみたいという日本人、外国人のために作成されたのが「アニメツーリズム」です。サイトに掲載されているアニメを選択することで、アニメの舞台になった都市や特定のスポット、また、その旅行を企画するために役立つサイトを紹介してくれる、アニメ好きの人にとって非常に貴重なウェブサイトです。現在、日本語と英語による閲覧が可能です。

 

8.Tokyo Otaku Mode NEWS

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイトTokyo Otaku Mode NEWS

日本のオタクグッズを取り扱うオンラインショップ「Tokyo Otaku Mode」が運営する、日本のポップカルチャーに焦点を当てた情報を発信しているウェブサイトです。日本で開催されるコスプレイベントや新作アニメの紹介、限定グッズの販売情報などを得ることができます。日本のコスプレイベントは世界的に非常に評価が高く、アニメ好きであれば一度は参加してみたいと考える外国人が多いようです。言語は日本語と英語のみですが、世界各国から非常に多くのアクセスがあるウェブサイトで、日本のインバウンドに大きな貢献をしているサイトといえるでしょう。
また、Tokyo Otaku Mode NEWSからオンラインショップに直接アクセスできるようになっており、「Tokyo Otaku Mode」の海外マーケティング戦略の1つとしても重要な位置づけのサイトです。

 

9.MATCHA

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイト MATCH

日本の観光に焦点を当てたWebマガジン「MATCHA」は、9か国語(日本語を含む)に対応したグローバルサイトで、中国やアメリカ、ヨーロッパで人気です。人気の秘訣は、ユニークなサイト名や充実した観光情報に加え、「やさしい日本語」という言語分類が加えられていることでしょう。外国人観光客の中には、日本に興味を持ち日本語を勉強したものの、日本語の観光サイトは難しい漢字が大量に利用されており敷居が高いと感じる人が多いと思います。言語を「やさしい日本語」に設定すると、すべての漢字にふりがなが振られ、記事のタイトルや内容、キーワードなどが非常に簡易な言葉で記載されているページを閲覧することができるようになり、ひらがなを読める外国人であれば楽しめるサイト構成になっています。インバウンドを強く意識した斬新なアイデアのウェブサイトといえるでしょう。

 

10.Cue日本

インバウンド(訪日外国人観光客)向けウェブサイトCue 日本

「Cue日本」は、就活関連大手企業「マイナビ」が、現在日本を訪問する外国人の中で最多といわれている中国人観光客(特に台湾)に焦点を当てて作成した観光サイトです。中国人観光客の特徴や好みに合わせて紹介記事がチョイスされており、中国のSNSメディアで多くのシェアが獲得できるよう、戦略的に構成されています。またマイナビは、中国人観光客が日本旅行を決定した際に、旅行者にフリーペーパー「暢遊日本」を配布するキャンペーンも同時に行っており、「Cue日本」は現在中国で非常に人気の観光情報サイトとなりました。インバウンドをにらんだマイナビの新たな挑戦といえるでしょう。

 

終わりに

インバウンドで人気のウェブサイトは「多言語化」や「やさしい日本語」などにより他サイトとの差別化を図っていたり、外国人が特に興味を持つ分野に焦点を当てて報告したりすることで人気を勝ち取っているサイトが多いようです。日本のインバウンドには、すでに多くの企業が参入しており、これら競合のひしめく状況の中で勝ち抜かなければならない状況です。


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執筆者プロフィール


Kaita

宇佐美 海太 マーケティング部マネージャー

弊社の「デジタル x アナログマーケティング、コーポレートブランディング」を統括しています。東京生まれ、南欧育ち。ヨーロッパの生活は1年だけですが、人生が劇的に変わりました。自分を育ててくれた"日本と世界"への感謝を胸に、「日本と世界をつなげること」が生涯のテーマです。趣味はプロレス鑑賞・料理です。