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2019年09月10日

海外で評価されている製造業のグローバルサイト10選《海外企業編》

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製造業の分野では、世界に多くの企業がありますが、有名企業は拠点とする国だけでなく、世界をターゲットとした海外マーケティングにより売り上げを伸ばしています。製造業における海外マーケティングの戦略を練る際、その軸の1つとなるのは、自社理念および自社製品を効果的に紹介し、企業と顧客を結びつけるために必須となるウェブサイトです。海外マーケティングを効果的に進めていくためには、世界各国の言語に対応した多言語サイト制作が重要です。しかし、製造業界の多くの企業は多言語サイト制作の困難さゆえに、母国語および英語の2か国語のみに対応したものをグローバルサイトとして利用しているのが現状です。そこで本記事では、Fortuneが発表した世界の製造業(収益別)トップ100の中に含まれる企業の内、多言語サイトが高い評価を受け売り上げを伸ばしている製造業のグローバルサイト10選を紹介します。

 

Apple

https://www.apple.com/am/


「Apple」はアメリカのカルフォルニアに本社を置くIT企業ですが、電子機器の製造も当然ながら手がけており、世界の製造業界を牽引する企業のひとつです。白と黒を基調としたシンプルながらも高級感を醸し出すウェブサイトの造りは、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。Appleは、アメリカ国内だけでなく、世界全体に向けた海外マーケティングを前提に運営されているため、各国ごとのサイトが設けられており、ページ下部の国変更を選択することで、134の分類(1つの国で複数の言語が設定されている場合があるため、国数ではない)でサイトを閲覧できるようになっています。多言語サイト制作において、まず第一に参考にすべきグローバルサイトといってもよいでしょう。

 

Samsung Electronics

https://www.samsung.com/us/


「Samsung Electronics」は、韓国を拠点をする韓国最大の総合家電、電子部品、電子製品メーカーで、同社の携帯電話やテレビは、世界において大きなシェアを獲得し、韓国の製造業界を代表する企業です。Samsung Electronicsのグローバルサイトでは、主戦力となる携帯電話やテレビ、電化製品の新商品がトップで紹介されており、すぐに商品購入を行えるように設計されています。ページ下部に配置されている国/言語タブをクリックすることで154の分類でサイトを閲覧できるようになっており、世界の誰もが即座に商品にアクセスすることを可能にしています。日本サイトでは東京2020のタブが表示されるなど、言語だけではなく、その国の文化や特徴にも配慮した多言語サイト制作が行われています。海外マーケティングを行う際の多言語サイト制作において、ぜひ参考にしてほしい企業のひとつです。

 

Cardinal Health

https://www.cardinalhealth.com/en.html


「Cardinal Health」は、アメリカのオハイオ州に拠点を置く、医療器具を中心に扱う企業です。すでに世界で大きな信頼を勝ち取っている企業であること、また、医療器具は人々の生命に直結する重要な製品である為、サイト内では商品を積極的に売り出すというよりは、自社製品の詳細を丁寧に説明することによって顧客からの理解を得ることに重点が置かれているように感じます。また、基本的にはターゲット顧客を、個人ではなく企業のみに絞っていることから、商品購入に関わるページへの誘導は、他の製造業界の企業サイトと比べ控えめな印象です。サイト内では、現在46の国に商品を提供していることが言及され、主要13か国に関しては、その国および地域のために作成されたウェブサイトを閲覧できるようになっています。

 

General Electric(GE Power)

https://www.ge.com/power

アメリカに拠点を置く「General Electric」は、エネルギー産業に携わる企業で、エネルギー産業部品を中心に扱う製造業大手です。General Electricは世界各国の企業および政府を顧客としているため、ウェブサイト上では事業紹介や会社概要が丁寧に紹介されています。ウェブサイトの造りは非常にシンプルなものですが、ウェブサイトに非常に多くの情報が掲載されており、顧客は知りたい情報を確実に得ることができるようになっています。リージョンのタブよりエリアを選択することで国ごとに用意されているウェブサイトに移行することができます。多言語サイト制作を行う際、どの程度、またどのような内容の情報を掲載するのかは非常に大切なポイントであり、ぜひ参考にしてほしいサイトの1つです。

 

BMW

https://www.bmw.com/en/index.html


「BMW」はドイツのミュンヘンに拠点を置く自動車メーカーです。サイト内には、BMWの製品や最新の研究の成果に関する多くの写真やイラストが掲載されており、マウスポイントを写真やイラストに合わせることで、その画像が拡大・縮小されます。そのため、ページ全体が常に動いているような錯覚を受け、車の持つ動的なイメージをサイトからも感じることができます。基本となるウェブサイトの対応言語は、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語の5つですが、ホームページ上部に配置されている「あなたの国のBMW」のボタンを押すことで、世界115か国のウェブサイトに訪問することでき、さらなる情報の獲得と車購入に関する手続きができるようになっています。BMWのグローバルサイトは、他の企業のグローバルサイトと比べ、遊び心が内包されているように感じました。海外マーケティングを行う際、グローバルサイトの独自性も重要になっています。世界の注目を集めるグローバルサイトを創り上げるには、BMWのような、何らかの工夫を加えたサイトの制作が、大きなアドバンテージとなるでしょう。

 

Dongfeng Motor

http://www.dongfeng-global.com/


「Dongfeng Motor」は、中国に本社を置く自動車メーカーですが、中国企業にも関わらず、グローバルサイトの言語は英語、フランス語、スペイン語の3つという非常に稀な造りになっています。また、グローバルサイト全体が、自社ブランドのイメージカラーである赤を基調とした造りになっており、デザインにも力を入れていることが容易に想像できます。グローバルサイト内では車販売は行っていないようですが、世界中の顧客に向けて、Dongfeng Motorのカーラインナップが紹介されています。海外マーケティングを行う際、自社ブランドのロゴやイメージカラーをアピールすることも大切なことを教えてくれるサイト構造になっています。

 

Siemens

https://new.siemens.com/global/en.html


ドイツのミュンヘンに拠点を置く「Siemens」は、元々は電車や電子機器の製造を手がける企業でしたが、現在では、家電や医療用品を始め、非常に広い範囲の製品を網羅している企業として知られています。Siemensのウェブサイトでは、現在Siemensが手がけているボリビアにおける大規模エネルギー事業の紹介を始め、Siemensの技術が世界各国に広がっていく様子が豊富に紹介されており、海外マーケティングに大きな配分を置いていることがよく伝わってくるグローバルサイトの造りとなっています。グローバルサイトの言語は英語およびドイツ語ですが、地域選択をすることで関連する国のウェブサイトに飛ぶことができます。他のグローバルサイトと比べると情報量は少なめですが、106か国に対応した国別サイトを所有しています。

 

Nestle

https://www.nestle.com/#


「Nestle」はスイスに本社を置く世界最大規模の食品・飲料会社です。グローバルサイトでは、会社概要や原材料調達の様子の紹介、私たちの生活における食の影響などが紹介されています。また、グローバルサイト内に、質問を受け付けるページを大きく設けており、人々にとって身近な企業になるべく、顧客の声を真摯に聞くことを心掛けている様子が伺えます。地域選択にて国を変えることで、その国ごとのNestle情報を得ることができるようになっています。因みにNestleの日本サイトでは、2019年8月現在、キットカットの外装が紙パッケージに変わったことがトップで紹介されています。Nestleは私たちにとっても身近な会社なだけに、国ごとのサイトを覗いてみるのも面白いかもしれません。

 

Huawei

https://www.huawei.com/en/


「Huawei」は中国に拠点を置く電子機器メーカーです。グローバルサイトでは、世界の大企業の多くがHuaweiと提携していることについて言及し、世界との強いつながりをアピールしています。また、個人顧客に向けて、新製品を始めとしたHuawei製品のラインナップ紹介、企業向けの商品やサービスの紹介、最新技術の紹介や今後の電子機器業界の見通しなどが紹介されており、様々な層の顧客に向けて作成されたグローバルサイトといえるでしょう。また、グローバルサイトの他にも、つながりの強い25か国のウェブサイトが作成されており、ボタン一つで簡単に移動することができます。現在は、携帯電話の販売を海外マーケティングの中心に据え、各国のウェブサイトのトップで紹介しています。

 

IBM

https://www.ibm.com/us-en/?lnk=fcc


「IBM」は、アメリカのニューヨークを拠点とし、主にコンピュータ関連の製品およびサービスを提供している企業です。ウェブサイトのトップに1つの動画が紹介されていますが、自社製品の紹介ではなく、IBMの商品およびサービスがいかに世界に影響を与え、どのように多くの人がよりよい生活を送れるように支えてきたか、もしくは今後支える可能性を秘めているかが紹介されています。また、企業の最新情報に加え、企業が今後力を入れていく分野についても紹介されており、未来を強くイメージしたグローバルサイトになっています。国および地域の選択のタグをタップすることで、国および地域ごとに設けられたサイト(163分類)を閲覧可能です。

 

終わりに

多言語サイト制作に成功した製造業界の海外企業に特化し、世界で高い評価を受けているグローバルサイトを見てきましたが、いかがでしたか。上位にランクインする企業でも、3か国語以上の言語が利用できる企業のグローバルサイトは、50%といったところです。多言語サイト制作により、海外マーケティングの分野において、競合企業から大きなアドバンテージを得ることができるでしょう。

その一方、グローバルサイトの構成に関しては、海外マーケティングにおいて誰を顧客にするのか、どのような戦略のもとで進めていくのかによって、大きく変わってきます。より効果的な多言語サイト制作をお考えであれば、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。


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執筆者プロフィール


Kaita

宇佐美 海太 マーケティング部マネージャー

弊社の「デジタル x アナログマーケティング、コーポレートブランディング」を統括しています。東京生まれ、南欧育ち。ヨーロッパの生活は1年だけですが、人生が劇的に変わりました。自分を育ててくれた"日本と世界"への感謝を胸に、「日本と世界をつなげること」が生涯のテーマです。趣味はプロレス鑑賞・料理です。