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2019年08月14日

「世界のベストVRアプリ5選」
~FULLDIVE、End Space、CINEVR~

デジタル技術の進歩に伴い、人々の暮らしは以前よりも一層快適なものになってきました。最近では”VR”や”AR”といった言葉もニュースなどでよく目にする機会があるかと思います。

VRとはVirtual Reality(日本語:仮想現実)の略であり、ゴーグルといった専用デバイスなどを使うことで、360度に渡る視野や音場、触感などを確保し、仮想空間に入り込んだような感覚が得られるものとして、一般的に知られています。

このような技術は現在、特にVRゲームやアトラクションといったエンターテインメント分野で幅広く利用されており、最近では世界中でVRを体験できる施設も増えてきており、家庭用ゲーム機ですら本技術を適用する動きも見られます。

そこで今回は、この最新技術を通じてユーザーを壮大な仮想世界へと誘ってくれるVRソフトウェアおよびアプリをご紹介していきたいと思います。

 

Fulldive VR

Source: http://fulldive.com/

まるでバーチャル世界の”セカンドハウス”に住んでいるような気分に浸れる「Fulldive VR」は、様々なVRコンテンツを楽しむことができるVR総合アプリです。

本ソフトは便利なブラウザ機能も兼ね備えているので、いちいちゴーグルを外して携帯やパソコンのブラウザを起動する必要もありません。そのため、ブラウジングからVRコンテンツまで、すべてをバーチャル空間内で行うことができることから、まるで日常の現実に近い没入感を味わうことも可能です。

 

Google Arts & Culture

Source: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.vr.museums&hl=en

「Google Arts & Culture」は、有名な観光名所や美術館が登録されている美術鑑賞アプリで、提供元はGoogle Mapやサーチエンジンで有名なGoogle社です。

本アプリのVR機能を利用したユーザーは、実際に運ばずに世界中の世界遺産や、世界に名だたる芸術作品の数々を心ゆくまで楽しむことができます。まるでその場にいるかのように世界の名画を間接的に観賞することができる体験は圧巻です。

さらに最近ではセルフィー(自撮り画像)と名画をマッチングさせる機能なども実装されていて、撮影した写真と似た作品画像を自動に検索し、マッチするものを提示してくれるといったユニークな機能は、ネットニュースやSNSで大きな話題を呼びました。アートに興味がある人はもちろんのこと、美術品にそこまで興味がない人でも十分に楽しめる画期的なアプリです。

 

End Space VR

Source:http://endspacevr.com/

「End Space」は一人称視点のVRシューティングゲームで、仮想の宇宙空間で戦闘機パイロットとなって、他勢力とリアルな宇宙戦を繰り広げるものとなっています。

本ゲームの最大の魅力はなんといっても、自分が実際にパイロットになったような気分が味わえることです。グラフィックも高品質で、すぐそばを相手がニアミスしたり、実際に衝突してしまうような感覚に陥ったり、目の前に広がる迫力ある世界は、まさにVRの真骨頂といえます。

特に本ゲームにおいて特筆すべきなのが、音にまできちんとこだわっている点です。迫ってくる機体の音は高い、遠ざかる機体の音は低いなど、いわゆるドップラー効果が再現されていて、単にリアルさを追求するばかりでなく、その音を頼りに相手の位置を把握するなど、ゲーム要素にも大きくかかわっています。

 

CINEVR

Source: https://cinevr.io/

VR空間でお気に入りの映画を他のユーザーと一緒に鑑賞することができるVRアプリの「CINEVR」は、離れた場所に住んでいてもオンラインで集まることができます。「友人たちと映画鑑賞がしたいけど、忙しいから集まる時間がない!」という方には特にオススメなアプリです。

まるで広々とした映画館を丸ごと貸し切りにしたような気分で映画を鑑賞できる上に、観賞中はチャットなどでコミュニケーションを取ることも可能です。また本アプリでは、アンビエント照明に加えて、立体音響といった細かい設定も行うことができることから、映画鑑賞をよりいっそう満喫させてくれます。

さらに最近では浜辺で映画を見ているようなビーチ空間も実装されるなど、様々な環境下で映画鑑賞が楽しめるようになっています。

 

Kingspray Graffiti VR

Source: http://infectiousape.com/

町中を歩いているとたまに見かける、建物の壁にスプレー缶で描いたようなグラフィティ。「Kingspray Graffiti VR」は、まさに仮想世界の町でグラフィティを描くことができるVRアプリです。現実世界と違って誰にも一切迷惑をかることなく、心ゆくまで絵を描けるのが本アプリの嬉しいところ。

肝心の機能に関しても、吹き付けた液体が垂れるなど、実際にグラフィティを描いているときと同様の感覚で操作することができ、さらにはステンシルテンプレートといった道具を使ってグラフィティを描けるなどの細かい点も導入されています。

さらに本アプリでは他ユーザーと共同で作業することも可能で、完成したグラフィティはオンライン上でシェアすることも可能です。

 

いかがだったでしょうか?まだまだVR技術を利用したことのない人も多いかもしれませんが、私たちの身の回りで確実にVRを用いたサービスは急増しています。今回ご紹介したアプリ以外にも、学生の教育や軍の訓練などでも本技術が使われているほどです。VR技術を活用することで地層奥深くの断層や火山の火口周辺、立体映像化した本の中の世界、宇宙空間など、”通常では到達できない・体験できない”ことを間接的に体験することができます。常に進化を続けるVR技術が、この先どのような体験を私たちに届けてくれるのか、期待が膨らむばかりです。

 

 

吉田 真帆

吉田 真帆 マーケティング部 プランナー

コンテンツ・SNS・メールマーケティングを統括しています。 オーストラリア永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。日本9年を経て、現在はシンガポールからフルリモート中。