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2021年05月06日

「世界のソーシャルリスニングツール8選」
~発祥はテロリスト対策!?~

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ソーシャルリスニングツール8選

「スノーデン」という映画をご覧になったことはありますか?

オリバー・ストーン監督、キーラン・フィッツジェラルド及びストーン脚本による2016年のアメリカ合衆国の伝記・ポリティカル・スリラー映画です(Wikipedia)。主人公のエドワード・スノーデンがアメリカ国家安全保障局(NSA)の機密情報を2013年の6月に主要メディアに暴露するに至った一部始終を描いたストーリーとなっています。当時のスノーデンは地球上最も追われている男とも呼ばれており、世界での衝撃もまた大きなものでした。

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スノーデン氏によると米国によるインターネット傍受は「PRISM」と呼ばれるインターネット情報の検閲システムで行われ、その対象はメールやWeb、チャットなど多岐にわたっているとのことでした。「PRISM」の目的は、テロ行為を未然に防ぐことが挙げられ、テロリストになる可能性のある投稿や発言、人間関係などを分析することが「PRISM」及び分析官の役割でした。

この「目的とするターゲット像をオンライン上で特定する」といった行為、企業のマーケティング担当者が必死になって行っている業務に大きく通ずるところがありませんか?

はい、まさに「PRISM」こそが現代のソーシャルリスニングツールの1つなのです。(笑)

ソーシャルメディアを海外マーケティングとして取り入れようとしている企業なら、ぜひチェックしておきたい、ソーシャルリスニングツール。そう、ソーシャルリスニングとは、商品やサービスなどに対して、ソーシャルメディアに投稿された消費者の意見や感想を集めて分析し、マーケティングに反映させていく手法のことです。

インターネット上に落ちているありとあらゆる消費者の生の声を知ることで、マーケティングの改善点や成功するためのポイントなどが見えてきます。ブランドの認知状況や商品者の満足度などをより正確に知ることで、適切なマーケティング戦略が立てやすくなるのです。

今回は、世界的に人気なソーシャルリスニングツールを厳選してご紹介します。

Sprout Social(スプラウト・ソーシャル)

Sprout Social

スプラウト・ソーシャルは、ソーシャルメディアの管理を最適化するアプリです。Twitter・LinkedIn・Instagram・Google+・Zendesk・UserVoice・Feedly・Google Analyticsへのインテグレーションアビリティをユーザに提供しています。

ソーシャルリスニングに特化したツールではありませんが、ソーシャルリスニング機能が搭載されていて、選択したキーワードやブランドそして競合他社について追跡を可能にしています。複雑なクエリにも対応していて、視覚的に理解しやすいよう情報を整理することができるので、初心者にもわかりやすいサービスです。

アプリ上で行う作業は、ほかの人と共有できるため、チームで1つの仕事に取り組むという場合に最適です。ソーシャルリスニングをチームで実践しているのであれば、利用を検討してみると良いでしょう。

世界のSaaSサービスのユーザー調査・比較評価を行っているG2Crowdにおいて、第2位にランクインしています。

 

Agorapulse(アゴラパルス)

Agorapulse(アゴラパルス)

アゴラパルスは現在、Facebook・Twitter・Instagram・LinkedIn・YouTubeをサポートしています。

操作画面はシンプルで、ツールに慣れていない人でも使いやすいと評判です。YouTubeなどソーシャルメディアを絞り込んで情報収集できるほか、絞り込み検索で、収集したい情報をより詳細に検索したり、特定のテーマに関する投稿をピックアップしたりと、ソーシャルリスニングをスムーズに行える機能が充実しています。

Boolean operatorsという機能を使用すると、取得したい情報だけに焦点を合わせることができます。もっと具体的に検索したい場合は、Twitter検索に場所や言語のパラメーターを追加します。ソーシャルメディアに連携して、返信やリツイートといった操作も可能です。監視項目にラベルを付け、ブックマークを付け、チームメイトまたはクライアントに割り当てて、彼らがそれに応じて行動できるようにすることもできます。

アゴラパルスもG2Crowdにおいて、第3位にランクインしています。

 

HootSuite (フートスイート)

フートスイートは、ソーシャルメディア管理における世界的リーダー企業です。ソーシャルリスニングに特化したツールで、ブランドに対する消費者の反応を詳細なデータを元に分析します。

性別や言語、ユーザーの地域といった情報をもとに、投稿をフィルタリングするという特徴を持っているのです。たとえば、”Twitter上の女性”や”スペイン語を話す男性”などの特定のセグメントが、ブランドについて否定的なコメントを始めた場合に見つけることができます。

Twitter・Facebook・Instagram・LinkedIn・Google+・YouTubeに対応しています。Hootsuiteアプリケーションディレクトリを利用することでMail Chimpを含め、Reddit・Storify・Tumbler・Marketoの導入も可能となります。億単位のソースから必要な情報を抜き出して、データを提供します。

世界中にある25以上のソーシャルネットワーキングサービス全体で、検索対象になるソースは、1億を超えるとも言われています。

G2Crowdにおいて、第5位にランクインしています。

 

Brand24(ブランド24)

ブランド24を利用すると、メンションフィードから自社製品について投稿された評価や批評を収集したり、ツールから直接ソーシャルメディアに参加できたりと、リアルタイムでソーシャルリスニングの実践が可能になります。ツールを使えば、消費者全体の傾向や行動を把握することも簡単です。

ブランドに対する消費者の反応は、ディスカッションボリュームチャートに表示され、こまめにチェックすることでブランドへの言及の急増や問題点などの発見・改善に繋げることが可能となります。

また、ブランド24は、独自に開発したインフルエンサースコア機能を実装しており、特定の分野で活躍するインフルエンサーを発見し、ブランドは自分の分野のインフルエンサーと繋がりをもつことができます。消費者が投稿した評価や批評の内容から、「ポジティブ・ネガティブ・ニュートラル」に分別されるので、顧客の感情分析も可能となります。

G2Crowdにおいて、第15位にランクインしています。

 

YouScan(ユースキャン)

ユースキャンは、ほかのソーシャルリスニングツールと異なり、独自のルールを設定してソーシャルリスニングを展開しているユニークなツールです。

YouScanは、パラメーターを設定して、好みの検索条件をもとにユーザーの声を収集します。Visual Insightsは、ユースキャンが搭載している、特定の画像が検索できる便利な機能です。パラメーターを詳細に設定することで、AIエンジンは該当する画像を認識しやすくなります。

また、否定的なコメントや投稿に対してのアラート機能も搭載しているほか、苦情をカスタマーサポートに直接連携することもなども可能です。YouScanを使いこなすには、はじめに覚えることがいくつかありますが、細かな設定が可能で特定の検索に関連する情報が検索できるなど利便性の高いツールです。

ユースキャンはヨーロッパにおいて、ビジュアル分析やソフトウェアアワードなど様々な賞を受賞しています。

 

BrandMentions(ブランド・メンション)

ソーシャルメディアをはじめ、ウェブ上に投稿されたブランドに関する言葉を抽出・分析することができるツールです。対話のトーンなどから感情分析も実施します。

消費者だけでなく競合会社についての調査も可能で、その会社がどのようなマーケティング戦略を展開しているかも予測できるのです。情報はリアルタイムでチェックでき、あらゆる市場調査に対応しています。

Zapierとの統合により、Buffer・Evernote・Pocket・Zoho CRM・その他多数のサービスに統合することもできます。

 

Brandwatch(ブランドウィッチ)

Brandwatchはイギリスのブライトンにヘッドクオーターを置くソーシャルメディアモニタリング企業です。

Brandwatchは企業に自社のブランドの認知度を特定のセグメントを計測し分析することを目的としたセルフサービスアプリ(SaaS)です。このツールはブログ・ニュースサイト・フォーラム・動画・レビュー・画像・Twitter・Facebookなどのソーシャルネットワークなどをデータソースとしてカバーしています。ユーザはデータを検索・チャート化・カテゴリ分け・感情分析・その他機能により多くの情報を分析することが可能です。Brandwatchは8000万以上のデータソースにアクセスすることが可能です。

Brandwatchプラットフォームはソーシャルモニタリングレポート部門においてG2Crowdで最も高い評価を2016年の冬に獲得しています。

 

Digimind(ディジマインド)

digimaind

AIを搭載したソーシャルメディアリスニングをリアルタイムで支援するソフトウェアで、ブランドに対する評価の収集から分析・報告までを実施し、ソーシャルリスニングが完結できる機能を搭載しています。

収集した情報を設定されているカテゴリに分類し、さらにポジティブ・ネガティブ・中立といった感情分析も可能となります。また、無制限の数のソーシャルアカウントのパフォーマンスを分析およびベンチマークすることにより、コンテンツのパフォーマンスを測定するために利用することもできます。

先ほどご紹介したHootsuiteとの連携も可能で、DigimindアプリをインストールしてDigimindストリームをHootsuiteに統合すれば、収集したデータを総合的に管理することも可能です。また、Googleの検索動作に基づいてブランドイメージを確認することもでき、ブランド・製品・人々・競合他社について知りたいことをリアルタイムでフォローすることができます。

 

まとめ

各ツールにはそれぞれ特徴があります。チーム体制などを考慮して、自社に使いやすいものを選ぶことがポイントです。条件に合ったツールを選ぶには、良さそうだと思ったツールを複数ピックアップして機能やサービス内容などを比較・検討してみると良いでしょう。ソーシャルリスニングを実践しやすいように環境を整えて、ブランディング向上につながるマーケティングを展開していきましょう。

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吉田 真帆

吉田 真帆 マーケティング部 プランナー

弊社の「コンテンツマーケティング(企画・記事執筆)、メールマーケティング」を担当しています。オーストラリアの永住権取得後、思いもよらず日本に帰国。「愛のあるコンテンツ作成」がモットーの一児の母です。趣味はランニング・ヨガ・料理・読書。