CASE STUDIES

お客様事例
海外向けウェブサイト制作

特種東海製紙株式会社 様

事例概要

経緯

中国向けに新たに海外事業本部を立ち上げた「特種東海製紙株式会社」様より、「中国向けに新ブランドのスペシャルサイトを制作したい」とご相談をいただき契約に至った。

対策

特殊紙(ファンシーペーパー)の新ブランドである「和紙楽活」(Kami Lab. カミラボ)を中国全土に周知するため、スペシャルサイト(中国語簡体字)の制作に加え、WeChatでの中国SNSプロモーション導入も支援。
プロジェクトチームは、日本人プロデューサーを中心に中国人・アメリカ人・台湾人スタッフが後ろを固める体制で、簡体字翻訳や専門フォトグラファーによる新ブランド製品(紙)の撮影、中国向けにカスタマイズしたデザイン、システム面まで対応。
「新しいブランドの魅せ方」について特種東海製紙様とインフォキュービック・ジャパンがじっくりと議論を重ねた結果、他社製ファンシーペーパーと「Kami Lab.」との違いを見せながら、中国向けのデジタルブランディングをめざした。

成果

発注された当初はブランドイメージしかない状態だったところから、RFP(提案依頼書)の作成や多数回にわたる打ち合わせなどを通して、製品の見せ方や文章内容などを明確にし、中国の見込み客が新ブランドに求めるイメージと合致するサイトデザインの具現化を実現。
メインターゲットである企業や代理店のデザイナー、加工業者からの評判は上々で、公開から数カ月でweb経由の問い合わせも発生するなど、順調な滑り出しをみせている。

お客様の声

徹底的に技術と品質にこだわり、幅広い紙製品を作る製紙会社

「特種東海製紙株式会社」は、前身である特種製紙(1926年創立)の時代から、“技術と品質”にこだわり、お客様に満足していただける紙製品を提供し続けて参りました。製造を手掛ける紙の種類は広範囲にわたり、圧着ハガキやエンボス加工などの意匠を凝らした色紙(ファンシーペーパー)といった特殊紙をはじめ、産業用の段ボールなどに使うクラフトライナー、日常生活の中で使われるトイレットペーパーやペーパータオルなど、さまざまな種類の紙を製造しております。

そんな中、3年前(2015年)に新設された海外事業本部は、特殊紙を中心とした新しい事業を起ち上げることを目的に動き出しており、今後は海外からの新しい輸入製品の立ち上げや海外向けのマーケティングなども進めていきたいと考えております。

新規事業推進室
海外事業本部 海外事業部 
部長 安武 政司 様

中国マーケティングでの実績豊富なインフォキュービック・ジャパンをパートナーに

中国では、GDP成長とともにコンシューマーの消費能力も上がってきており、すでに「Kami Lab.」と同系統の紙の欧州品も一定量輸入されていることから、「複数のハードルがあったとしても勝負する価値は十分にある」という見立てで進出を決断しました。

新規事業推進室
海外事業本部 海外事業部 
十川 修平 様

また中国はIT化が非常に進んでいまして、ユーザーは何かを調べたり確認したりする際にまずWeChat(中国版のLINEのようなSNSプラットフォーム)を使い、その上でPC・モバイル用ウェブサイトでもきちんと詳細が分からないとブランドが認知してもらえないという状況があります。そのため、「中国向けサイトの実績が豊富な会社に依頼して、中国向けSNS(WeChat)施策と海外特化型のウェブサイトを作ろう」ということになったのです。

ところがいざ探してみると、そもそも中国向けのデジタル広告・ウェブサイトを手がけたことがある国内の会社はかなり少なく、そのうちの数社に面談したところ「サイト制作などの実際のプロジェクト進行はインフォキュービック・ジャパンに依頼しました」と言われまして。そこでインフォキュービック・ジャパンさんにお会いして、実績を教えてもらったりプレゼン内容をお聞きしたところ、弊社が中国で仕掛けていきたいデジタルマーケティング施策を1社でほとんど実現することができると判断し、パートナーとして選ばせていただきました。

中国に向けたブランディングに必要な異なる2つの施策 ― ウェブサイトとSNS ―

「Kami Lab.」は、同系統の紙(ファンシーペーパー)の中でもかなりハイクオリティかつハイプライスな製品ですので、「ブランド名を聞いただけでどんな紙なのかを思い浮かべてもらえなければ、買ってもらえないだろう」というころから、デジタル上でのブランディング、スペシャルサイト制作プロジェクトが発足しました。

紙は、写真や映像では触感が伝わりにくいので、ファーストステップはやはり展示会などで実際に手に取っていただくことです。そこからさらに情報を得たい場合に、インターネット上で詳細を見ていただく。そうして徐々に認知度を上げていくというのが基本的な方法論になると思います。とりわけ、国土が広大な中国ではオフラインだけで情報を拡散することは困難で、「Kami Lab.」についてもデジタルブランディングが必須であるという社内判断から、「WeChatとスペシャルウェブサイトというデジタル施策を相互補完的に使ってブランティングしていこう」ということになりました。

議論を重ねながら、ウェブ上での見せ方をブラッシュアップ、つきつめていく

プロジェクトが始動した当初は具体的なサイトのデザインイメージなどは何も決まっておらず、まず「高品質で高級感がある」というところを中国ユーザーに伝えたいと考えていました。「ブランディング、ウェブサイト制作って何から始めればいいの?」という状態でしたので、RFP(提案依頼書)で弊社がしたいことを明確にするところから、インフォキュービック・ジャパンさんに相談して決めていきました。

基本的に「独断をしない」というルールにのっとって進行し、かなり広範囲にわたる人たちから意見をもらってその中から最善と思われる結論を選んでいたため、全ての工程で時間がかかってしまい、御社のプロジェクトメンバーの皆様は大変だったと思います。弊社の顧問デザイナーである廣村 正彰氏に「Kami Lab.」のロゴを作ってもらった際も、決定するまでに数カ月を要したほどです。また中国語簡体字の翻訳もインフォキュービック・ジャパンさんにお願いしたのですが、現地の販売パートナーさんにも何度も校正をしてもらいましたので、十分にコンセプトが伝わるコンテンツになったのではないかと思います。

そうして、じっくりと制作していく中で、ウェブ上での見せ方の重要性や情報の配置の仕方などがブラッシュアップされていき、結果として良いサイトができたと思っています。

インフォキュービック・ジャパンの粘り強い対応、ハードルをクリアしていく姿勢

プロジェクトの進行中は、正直なところ弊社からの要望がとても多かったと思いますが、懸念点について全て粘り強く対応していただき、一緒になってハードルをクリアしてくれましたので、パートナーに選んで本当に良かったと思っています。実は毎回、担当プロデューサーである宇佐美さんのレスポンスは早かったのですが、製品自体の開発が遅れてしまったために素材の提供がなかなかできず、心苦しかったほどです。

また今回は紙を紹介するウェブサイトですので、「実際に手に取って触ってみたい」と思わせるような写真を載せたくて、撮影にはとてもこだわりました。そこで専門のフォトグラファーを手配してもらって2日間かけて撮影に臨んだのですが、おかげさまで質感が伝わる良い写真が撮れたと思っています。

サイトの公開以来、メインターゲットである中国の企業や代理店のデザイナー、コンシューマーに近い加工業者さんなどがスペシャルサイトを見てくれているようで、少しずつですが「Kami. Labは良い製品だ」というブランド認知が広まってきている感触があります。実際、ウェブ経由での問い合わせもすでに頂いていますので、ビジネスにつながるウェブサイトになりつつあるという実感がありますね。これからきちんと数字を分析していかなければなりませんが、「今回の中国向けデジタル施策がきちんと役割を果たしているな」と感じています。

弊社でしかつくれない製品を、日本から世界に向け、デジタルを通じて届けていく

今後は中国での展示会をかなりの回数予定しておりますので、会場で「Kami Lab.」製品を実際に手に取ったり気にしてくれたりした人たちに、スペシャルサイトを訪問してもらい弊社の製品を知ってもらいたい。

このプロジェクトが成功すれば、他のアジア展開も考えております。これはファンシーペーパーに限らずどんな製品にも言えることなのですが、産業用の紙は地産地消が原則ですし、日用品も基本的に遠隔地で材料を調達するものではありません。しかし、特殊紙という領域なら、弊社でしか作れないオンリーワンの製品が多いので、海外で必要としてくれる人たちの元に日本から製品を届けていきたいと考えています。今後はしっかりとビジネスにつながるウェブサイトに育てていくことを目標に、モディファイをかけていきます。