お客様の声

2020年に創業130周年を迎えたクボタが100％出資する、クボタ製計量機器(はかり)の販売・メンテナンス会社

弊社クボタ計装は、トラクタなどのテレビCMでお馴染みのクボタの100%子会社でして、クボタが手掛けるプロダクトの中でも精密機器事業ユニットで作られた計量機器の販売及びサービスを担当しております。
クボタは1890年の創業以来、「技術的に優れているだけでなく、社会の皆様に役立つものでなければならない」という創業者の信念を継承し、人類の生存に欠かせない食料・水・環境の社会的課題に対して、暮らしと社会に貢献する様々な製品・サービスを世に送り出しています。
農業機械のほか、水道インフラを支えるダクタイル鉄管や、産業用エンジンなどまで幅広く事業を展開しており、様々な事業の中の一つが計量機器です。鋳物業からスタートしたクボタは当時、各種はかりの分銅を鋳造していました。それを起源として、現在では産業用の計量機器を製造しています。

なお、私が所属している海外営業部のメンバーは各人が数カ国の現地代理店を担当しています。そして月に1度はその中のどこかの国に赴き、現地の情勢などを見極めた上で、すべての国で売り上げを伸ばしていこうという方針で動いています。そうした中で、様々なソリューションを現地の代理店さんに提供し、できるだけ現地で完結してもらえるようにしていくのが海外営業部の役割です。
また、私はタイを担当しているほかに、マーケティング関連の部署であるCS推進部にも所属しており、カタログを作成したり海外におけるマーケティングのやり方などを検討したりしながら、実際に海外営業部のメンバーとそれらを推進しています。

クボタの「重量式フィーダ」を、中国・インドを重点地域として拡販していきたい

クボタが製造する計量機器の中でも、この30年ほどにわたり開発・製造に力を入れているのが、粉粒体を使用条件に合わせて連続で供給するシステム「重量式フィーダ」です。もともとは国内で製造して国内で販売していたのですが、国内需要が頭打ちになる状況が見え始めたことに加え、顧客企業が海外に進出していくのに追随する形で、弊社の重量式フィーダ事業も海外に販路を見出していくことになりました。インフォキュービックさんの存在を知ったのは、さらに海外進出を拡大しようとしていた2016年のことです。
最初の重点国は中国でした。クボタの重量式フィーダは、エンジニアプラスチック(エンプラ)と呼ばれる特殊な樹脂の製造で使用される場面が多いのですが、このエンプラは航空機や自動車などによく使われているため、自動車産業が発展していて日本から近い国ということでまずは中国を重点地域として置くことに。そしてそれから数年後、同じく自動車産業の拡大が大きく見込まれる国であったインドを、中国に続く重点地域として設定し、事業戦略として中国とインドに向けてクボタの重量式フィーダを拡販していく方針が決まったのです。

中国でのシェアNO.1を叶えるため、インフォキュービックのマーケティングセミナーに参加したことが出合いのきっかけ

海外営業部の中にはマーケティングの機能と営業の機能もあったために、最初は中国とインドに対する拡販施策も内製でやっていたのですが、「社内のリソースと知識だけでは拡販は進まない」いうことは分かっていました。その理由は、例えばインドにある販売店の人たちが独自にセールスをしてくれていたのですが、クボタを知らない現地の人たちに「すごく良い機械です。それに、日本ではシェア1位です。」と営業マンが説明しても、商品の良さを伝えることはなかなか難しく、全く売れないということが経験上分かっていたからです。
また、中国もそうだと思うのですが、インドは「行きます」といってすぐに行ける場所ではなく、国土も広いですから、インドで拡販していこうとするなら日本国内よりもインターネットに頼ることが大きくなることも分かっていました。
そのため中国とインドでの拡販を“重点的にやる”と決めたからには、現場だけで進めるのではなく、インターネットを活用したデジタルマーケティング施策にも新しいリソースを割いていく必要があると考えていました。

そんなとき、「もうすぐシェアNO.1を取れそうな中国市場に、本気でぶつかってみよう」ということになり、中国向けの「百度」(バイドゥ)広告やSEO施策について調べていく中で、インフォキュービックさんが主催するデジタルマーケティングのセミナーを知って参加させていただいたのが、インフォキュービックさんと直接お会いするきっかけになりました。
そしてセミナーに参加させていただいた後、クボタの重量式フィーダを中国・インド向けに拡販していくことを目的として、百度とGoogleのリスティング広告をお願いしたのが、現在まで続くプロジェクトのスタートでした。

当初の決め手は中国マーケティングに強いこと。百度の基幹代理店と知って信頼してお任せしました

「中国向けのマーケティング施策なら、やっぱり百度広告かな」という当りをつけて、海外マーケティングの中でも中国に強そうな会社さんを探してみましたが、調べても調べてもインフォキュービックさんにしか辿り着かないんですよね(笑)。
ですから、インフォキュービックさんをパートナーとして選んだ決め手としては、当初は百度の基幹代理店であり、中国向けのマーケティングに強いことが一番の理由でした。
その後、海外向けウェブサイト(グローバルサイト)ついてももっと検索順位を上げたいと思っていたときにインフォキービックさんから「SEO施策をこんな風に変えてみてはいかがでしょうか」と具体的なご提案をいただいて、SEO施策に関してもお世話になっていました。

そして今年、「もっといろんな方向でアプローチを強めていきたい」ということになり、クボタのグローバルな魅力が分かる動画を作るため、インフォキュービックさんに動画制作をお願いさせていただくことに。さらに海外向けの動画制作と時期を同じくして、海外向けLPの制作もお願いしました。
このように、デジタル広告の運用も制作も、すべてをワンストップでお願いできるところも、インフォキュービックさんの大きな魅力です。
色々なソリューションをお願いしていく中で私たちの事業に対する理解も深めていただけていますし、私たちに海外マーケティングの知識が無い中で、グローバルな実績が豊富なインフォキュービックさんは本当に頼れるパートナーです。

分析まで含めた丁寧なレポートと、他社にはない企画・提案力に満足

リスティング広告は、分析レポートがとても丁寧で、「このキーワードは弱いのではないですか」「このキーワードは引きが強いので、もっと注力しませんか」といった積極的なアドバイスを的確にいただけます。私たちは社内の通常業務をしながらリスティング広告の管理をしているので、どうしても広告ばかりに注力できなくなっているのが実情なのですが、そうした中で、分析まで含めたレポートをいただけるところがすごく心強いなと感じています。

海外向け動画の制作については、エンジニアリングプラスチック業界の知識もとても詳しくお持ちでした。そのため、詳しい説明をせずとも海外市場で頑張らなければならない私たちの状況を理解してくださっていて、まさに私たちが「これを伝えないと良い動画にならない」という部分をしっかりと切り込んできてくださいました。
クボタの重量式フィーダを知らない人に、いかに「クボタ」というブランドを伝え、弊社の重量式フィーダがとても良い製品だということを伝えるのが目的でしたから、細かい技術や製品の特徴よりもイメージを最優先で切り込みたい・売り込みたいという想いでいたのですが、そういうことを特に何も伝えなくても、中国とインドの現地販売店の方たちから「クボタってすごい会社だということが良く分かる動画ですね。初めてのお客さんには絶対に見せます」という感想をいただいたりして、「狙い通りだ」と思って嬉しかったです。

また、今回のプロジェクトでは「海外に向けて、今までしてこなかった施策を試してみたい」という想いがありました。ですから、ありきたりな提案をくれた業者さんには「そういう話はもう何回も聞いたので結構です」と、電話口でお断りしていました。
そんな中で、インフォキュービックの営業担当さんは画一的ではないご提案をくださいましたし、「こうした方がいい」「これは良くない」と、皆さんパシッとものを言ってくださるので、すごく頼もしく感じたのを覚えています。

リスティング広告出稿後、webからの訪問者数が半年で33倍、2年目の終わりには99倍に

海外向け動画とLPについては公開から間もないため、まだ定量的なフィードバックは無い状態なのですが、海外向けリスティング広告の効果についてはかなり満足のいく数字が出ています。
具体的には、ある年の上期はwebからの訪問者数がかなり少なかったのですが、リスティング広告の運用をお願いすると、下期にはインドからのwebからの訪問者数がなんと33倍に。しかもそこから翌年にかけても数が伸び続け、初年と翌年の数字を比較したところ、翌年も約3倍の伸びを記録したのです。つまり、何もしていない時とリスティング広告を始めて2年目の終わりの数字を比較すると、99倍になったわけです。 始める前はまさかこんなに増えるとは想像もしていませんでしたし、具体的な数字を目にすると「投資した意味があったな」と、すごく驚きました。

もちろん、インドからの問い合わせ数も増えています。何も施策を打っていなかった時と打った後を比べると、問い合わせの数は6倍に。この間、弊社側でも海外の展示会に出展したり名刺交換した方に「ウェブサイトもありますよ」とメールを送ったりもしていたため、その総合的な結果だとは思いますが。
それでも、もしインフォキュービックさんにプロジェクトの対応をお願いしていなければ、弊社内にはノウハウがないため時間をかけて勉強をしなければなりませんし、現地の人たちに刺さる効果的な外国語の広告文を作ることもできなかったと思います。それらにすべて対応できるのも、海外デジタルマーケティングを広範にカバーし、実績が豊富なインフォキュービックさんならではだと感じています。

「海外向け広告・SEO」から「クリエイティブ制作」に至るまでワンストップの対応力が魅力。今後の現地販売店との関係性も良好になり、未来の道筋が見えました

海外向けリスティング広告に始まり、海外向け動画やLPの制作、SEO施策と、色々とご対応いただくマーケティングソリューションを増やしていくと、違う業者さんに頼む場合はそのつど何度もプロジェクトの背景などを説明する必要があります。でもインフォキュービックさんならそれら全てにワンストップでご対応いただけるので、その手間と時間がかなり減らせて良いなと感じています。それに何より、海外デジタルマーケティングに対する知見がとても深いですよね。

また今回の海外向け動画やLPの制作に際して、社内からは、抽象的な言い方ですけれど「クボタブランドとして格好良くなった」と言われています。ちょうど私たちが目指している、海外におけるクボタのマーケットポジションといいますか、「日本の会社で、とても先進的で、しかも格好良い」というところを推したかったので……そうした印象が具体的に表現されてきたと言われることも増えて、皆喜んでいます。社内におけるブランディングイメージ作りができたと言えるかもしれません。今まで定まっていなかったけれど、「この道で間違ってないのだ」という道筋が開けた感じです。
海外の販売店の方からも、「クボタという会社が、これからこうして行きたいというところが分かりました」という感想が届いていて、さらに「それなら私たちも、こんなことに挑戦してみます」という感じで、今回制作をお願いした動画を見た現地の販売店の方が新しい販売の施策を持ってきてくれたりして、今後の道筋ができたと感じています。

これまで、どうにか海外の販売店さんに活動してもらおうと色々な施策を打ってきたのですが、現地の販売店からは「もっと広告出してよ」といった、誰もが思いつくような答えしか返ってこなくて、その通りにしたとしても良い結果は出ずに手詰まりになっていました。
そんな中で、彼らが現地でスムーズに販売活動ができるようなツールを整備してあげられるということに、ようやく気付けたといえるかもしれません。
グローバルと一口に言っても、その国ごとに国民性や文化・感性などが異なりますし、レスポンスのレベルが高い国もあれば、レスポンスがあまりない国などもある中で、こちらから何か響くものを出せれば道筋が繋がるのだなということが分ってよかったです。

インフォキュービックさんは、アジアのシェアNO.1をめざす上で欠かせないマーケティングパートナー

弊社にとってインフォキュービックさんは、「この会社なら海外のマーケティングで私たちを助けてくれるはず」という期待を持てるというか、「海外のマーケティングのことなら、なんでもインフォキュービックさんに聞いてみよう」と思える会社。海外向けマーケティング施策を進める上で、欠かせない大切なパートナーです。
今後も、クボタの重量式フィーダでアジアNO.1のシェアを取ることを目標にしていきたいのですが、最も大事な市場であるインドでのシェアを取れるか取れないかで、その結果が決まるという状況ですので、今回インフォキュービックさんに作成していただいたLPや動画、そしてリスティング広告などを総合的に活用しながら、もっともっとインドの中で存在感を出せるようにしていきたいという想いが強いです。

その中でインフォキュービックさんに期待するのは、私たちはメーカーのマーケティング担当ですので、細かい施策一つ一つに注力するのはどうしても難しい状態になっています。ですから、「私たちはこんな製品が作れて、それをお客さんに伝えるときはこうします」というところまでは私たちで確固としてやっていきますので、その先の色々な施策について、「最近はこんな手法が流行っています」とか、「この国では最近、こんなやり方で成果を出している会社さんがありますよ」といった情報をご共有いただきたいですね。
そして一緒になって、もっと私たちの製品が海外で売れるようにお互いに楽しいことをしていけたら良いなと思っています。これからも、頼りにしています。