CASE STUDIES

お客様事例
多言語SNSマーケティング

株式会社プラネティア 様

事例概要

経緯

アジアにフォーカスした化粧品の口コミサイト「COSMERIA」の事業を展開するにあたり、外国人スタッフが多数在籍し海外向けのデジタルマーケティングに特化したさまざまなソリューションを提供する弊社がパートナーに選ばれた。

対策

「日本の化粧品やファッションに関心のあるアジアの女性」というピンポイントなターゲット層に効果的にアプローチしエンゲージメントを獲得するため、「Facebook」での広告出稿および、「Facebook」を含む複数のSNSプラットフォームにてクォート投稿(※クォート投稿とは名言や格言を挿入した画像で、オンラインでは好んでシェアされるコンテンツタイプの1つ)を行った。また、運用面ではSNSを統括管理することができるプラットフォーム「Hootsuite(フートスイート)」を導入。マルチプラットフォームでの運用管理の効率化を図り、ユーザーからの問い合わせなどにもクイックに対応するなどして、円滑な運用を実現した。

成果

多様な言語が使われているアジア各国から、“日本のコスメに関心がある女性”というピンポイントなオーディエンスを獲得するという複雑なマーケティングのミッションをクリアし、1年足らずの間に10万人を超えるSNSコミュニティを作り上げることに成功した。

お客様の声

御社の事業の内容を教えてください。

弊社「株式会社プラネティア」が2016年に新規で立ち上げたサービス「COSMERIA」は、東南アジアに特化した日本製化粧品の口コミサイトとしてスタートしました。2017年12月にはEC販売も始まり、現在(2018年3月)では口コミやSNSを活用したPRから実店舗販売までワンストップで支援する、ほかに類を見ないプラットフォームに成長しました。

代表取締役社長 鎌形 諭様
cosmeria
https://www.cosmeria.me/
shopcosmeria
https://www.shopcosmeria.com/
facebook cosmeriabeauty
https://www.facebook.com/cosmeriabeauty/

インフォキュービックをパートナーに選んだ「決め手」は?

東南アジアに特化した「COSMERIA」の会員増強やコンテンツの活性化を自社でやろうと思ったとき、たくさんの課題に直面しました。東南アジアとひと口に言っても言語がたくさんあり、すべてに対応するのは困難でしたし、現地の文化も分かりません。しかも経営陣が全員男性だったために化粧品のことも良く分からなかったため、途方に暮れてしまったのです。そこで、海外向けのデジタルマーケティングに特化したソリューションを提供し、かつ社内に外国籍のスタッフがたくさんいて現地のマーケティングのニーズも熟知しているインフォキュービックさんと一緒にやろうと決めました。

特に、「COSMERIA」の会員を獲得していくためには多言語で「Facebook」をはじめとしたSNSを運用していくことが必要不可欠だったのですが、新規のサービスでかつ「Facebook」という直接的な効果測定がしにくいメディアの運用となると、やはり人的リソースが必要になります。その点、インフォキュービックさんなら多言語に対応することができ、メッセンジャーなどで送られてくるユーザーからのメッセージや問い合わせに柔軟に対応してもらえることも、パートナーに選ぶ際の大きな決め手になりました。

インフォキュービックは、実際にどんな提案や作業をしてくれましたか?

「Facebook」の運用では、「COSMERIA」の会員集めにつながる広告運用、コンテンツ制作と投稿、そしてユーザーサポートですね。具体的には、主に「COSMERIA」がターゲットとするオーディエンスを趣味趣向・年齢・性別などでセグメントしサービス訴求を行うフォロワー集客施策と、集客したオーディエンスとのリレーション構築を目的としたページへのオーガニック投稿(※広告ではない通常の投稿)です。

広告については、良いコンテンツを単純に更新しているだけでは「いいね!」は増えませんから、今までPPCやディスプレイといったweb広告を専門にしてきたインフォキュービックさんならではの方法で、より効率的にファンを増やすための運用をしてくれています。

また、投稿コンテンツとして“美に関する名言”を美しい画像にのせて多言語(英語、ベトナム語、中国語など)で発信する「クォート投稿」を提案していただきました。「COSMERIA」のユーザーは皆、美容に興味がある人たちですから、「クォート投稿」がユーザーの心をつなぎとめるのに一役買うことは間違いありません。これはインフォキュービックさんが提案してくれたコンテンツ案の1つで、これからもぜひ続けてほしいと思っています。

インフォキュービックのサポート体制はいかがでしたか?

東南アジアは当然ながら、日本とは文化も生活スタイルもまったく違いますので、私たちには感覚が分からないんです。そのあたりはインフォキュービックさんが運用力を発揮し、臨機応変に対応してくれています。ほかにもSNSの仕様は日々変わっていきますから、常に新しい情報を分析しているインフォキュービックさんの素早く的確な対応には、とても助けられています。

細かい例なのですが、東南アジアの女性はちょっとした問い合わせなどをメッセンジャーでポンっと送ってくるんです。「COSMERIA」の「Facebook」にもたくさん来ていて、それらすべてに日本のカスタマーサポートのように丁寧に返事をしていると時間がかかってしまい、返事が遅く感じられてしまうんです。そこでスタンプ1個などで即座に返信するのですが、それこそ東南アジアの女性ユーザーが求めているコミュニケーションスタイルであり、「COSMERIA」のブランドイメージにもつながっています。こうした対応もインフォキュービックさんから提案していただいたもので、非常にありがたいです。

また実は、日本の化粧品業界は未だに紙の広告やテレビCMが主流で、デジタルに弱いところがあるんですが、デジタルや海外に強いインフォキュービックさんと組むことで、「COSMERIA」のプラットフォームを使う日本の中小規模の化粧品メーカーさんも最新のデジタルマーケティングを活用することができるわけです。

インフォキュービックとパートナーを組んでから、どんな成果がありましたか?

今回、インフォキュービックさんに依頼したことで、「COSMERIA」が抱えていた見えない課題を明確にできたことが一番の成果だと思っています。そしてインフォキュービックさんの運用を通して、いつの間にか“日本の化粧品が好きなアジアの女性”のコミュニティが出来上がっていました。

もし日本の化粧品メーカーさんが自社で同じことをしようと思っても、メーカーの「Facebook」ページではそのメーカーの商品の宣伝だけになってしまいますから、ここまで大きなコミュニティを作り上げるのは難しいでしょう。ニュートラルな立場の「COSMERIA」だったからこそ、1投稿で「いいね!」が数千もつく、10万人を超えるコミュニティを実現できたのだと思っています。

「クォート投稿」も、名言や画像を選んでいるのは運営しているインフォキュービックさんが手配したネイティブの人たちです。このコンテンツは「COSMERIA」に合わせて提案していただけたものであり、これが例えばホテルや小売店ならばまた違った提案がもらえることでしょう。そこはインフォキュービックさんが今まで多種多様な企業のお客様と付き合ってきたからこその提案だったのだと思っています。

今後、インフォキュービックに期待することは?

現在、「COSMERIA」のコミュニティは10万人余りですが、アジアの女性はその100倍、200倍、それ以上います。ですから今後は、プラットフォームをより上質なものにしてコミュニティを大きくしていくためにも、デジタルマーケティングの専門家であるインフォキュービックさんの視点から「こんなアプローチをした方がいい」「こんなコンテンツを作った方がいい」とどんどん提案をしてもらいたいと思っています。これからも一緒に「COSMERIA」を成長させていきましょう!

担当者から一言

今回は、「COSMERIA」のミッションを丁寧にヒアリングした上で、「Facebook」の運用方法を決めていきました。また、「COSMERIA」はほかにも「Instagram」や「YouTube」など、複数のSNSプラットフォームにわたって展開しているため、SNSアカウントの運用管理では「Hootsuite」というSNSの統合管理ツールを導入し活用しています。「Hootsuite」は、SNSの統合管理ツールとして世界的に使われているサービスの1つで、このツールを使うと1度の投稿で複数のSNSにまとめて投稿できたり、コメント管理を1つの画面で行うことができるようになるため、日々の作業工数を大きく軽減することが出来ています。

「Hootsuite」にはほかにも投稿コンテンツの分析機能や、さまざまなメディアやツールとの連携機能をベースとした高いカスタマイズ性などを備えており、まだまだ活用の余地が多くあります。今後もこうしたツールをできる限り活用して「COSMERIA」のコミュニティを盛り上げるお手伝いをしていきたいと思っています。