CASE STUDIES

お客様事例
多言語SEM

小原歯車工業株式会社 様

事例概要

経緯

1935年の創業以来、一貫して「歯車」を製造しているメーカー「小原歯車工業株式会社」(KHK)では、国内マーケットが縮小する中、海外で販売比率を上げていく必要に迫られていた。しかし海外支社や営業所を持っておらず、国内での海外向け担当者も必要最小限で運営しているため、インフォキュービックへ海外webマーケティングの依頼を行った。

対策

2012年1月から、中国向けに「Baidu リスティング広告」を開始し、その後、新興国である韓国向けに「NAVERリスティング広告」、台湾向けに「Yahoo!台湾リスティング広告」、ロシア向けに「Yandexリスティング広告」をそれぞれ展開した。

成果

出稿開始から成果を上げており、韓国向け「NAVER」を経由してのメールフォームからの問い合わせは1日3件程度。年間を通してそれが商売へと結びつく数は300~400件程度にもなり、想像以上の効果を上げている。台湾向けの「Yahoo!奇摩」、ロシア向けの「Yandex」についても、リスティング広告経由での問い合わせが1日1~2件程度はあり、弊社が実施している海外webマーケティングの費用対効果は高いと考えている。

お客様の声

御社の事業の内容を教えてください。

弊社「小原歯車工業」は、1935年に創業という80年の歴史を持つ会社です。紀元前から存在する“歯車”という部品を一貫して製造しており、「標準歯車」のジャンルでは国内で圧倒的なシェアを誇ります。歯車にはJISのような統一規格は存在しておらず、国内メーカーの間では国内でトップシェアを持つ弊社の歯車が「標準歯車」として認知されています。 弊社が取り扱っている「標準歯車」は、175品目・1万5200種類にもおよび、設計意図に合わせて最適な歯車を選定できることでお客様のニーズに対応しています。1973年には「KHK」を「標準歯車」のブランド名として商標登録。アメリカや東南アジア向けに輸出業務を開始し、現在に至っています。

植松 勝 様
瀬上 信一郎 様

海外向けリスティング広告が必要だった理由は?

弊社で取り扱っている「標準歯車」は海外での売り上げはまだまだで、全社売り上げの15%程度にしかなっていません。しかし国内マーケットが縮小していく中、この海外比率を上げていきたいと常々、考えていました。ただ弊社には海外支社や営業所などはなく、社員が海外に常駐しているわけでもありませんし、国内にも5名しか海外担当者はおりません。ですから国内から海外に向けて何かやろうとしたら、webで展開していくしかありませんでした。そこでまずは、私たちの上司が中国に向けた「Baidu」(百度=バイドゥ)のリスティング広告をスタートさせたのです。そしてそれを引き継ぐ形で私たちが、韓国向けの「NAVER」、台湾向けの「Yahoo!奇摩」、ロシア向けの「Yandex」の運用をインフォキュービックさんにお願いしました。

インフォキュービックをパートナーに選んだ「決め手」は?

webマーケティングを展開していくにあたり、さまざまな展示会にも足を運んでみたのですが、意外なことに国内のIT企業には海外向けのサービスを行っている会社は少なかったのです。その点で、海外に特化してwebマーケティングを行っており、豊富な実績を持つインフォキュービックさんに注目し、お願いすることにしました。

今回行った施策にあたり、制作の時点で苦労した点はありますか?

以前から弊社独自でロシアや韓国向けのGoogle AdWordsを出稿していました。それをそのまま、別の検索エンジンのリスティング広告に移行しただけですので、特に苦労したところはありませんでしたね。

インフォキュービックに発注してから、どのような効果がありましたか?

韓国向けの「NAVER」ではかなり良い効果を生んでいます。というのも、「NAVER」を経由したメールフォームからの問い合わせが1日3件程度になったからです。当社のような規模で1つの検索エンジンから1日3件という問い合わせ件数は結構大きな数です。年間を通せば約600件、重複しているお客様を抜いて考えたとしても年間で300件から400件程度の問い合わせになり、そのうち半分くらいは商売につながっていきますから。
また、台湾向けの「Yahoo!奇摩」、ロシア向けの「Yandex」でも、韓国よりは少ないですが、1日あたり1~2件の問い合わせが発生しています。このように、リスティング広告出稿の効果にはとても満足しています。

インフォキュービックのサポート体制はいかがでしたか?

週次・月次でレポートをいただいているほか、商売にそぐわないキーワードや、見込み客の期待度とクリック単価がずれているキーワードはすぐに削除してもらえるなど、迅速に対応していただいて感謝しています。基本的にはメールでやりとりをしていますが、詳しく説明を聞きたいときには本社へとご足労いただき、フェイス・トゥ・フェイスで説明してもらえるのも助かりますね。
話は少し違うかも知れませんが、世の中に海外向けwebマーケティングの参考になるものが数少ないなか、インフォキュービックの代表取締役・山岸ロハンさんが書いた『海外SEO SEM ウェブマーケティングで世界を制す!』を愛読しており、いつも参考にしていますよ。

今後、インフォキュービックに期待することは?

自社だけではできないことをこれからも教えていただき、webマーケティングをトータルでサポートしてもらいたいと考えています。またwebマーケティングに関しては私たちも素人なので、他社の成功事例を開示していただき、それを弊社へとフィードバックしていただくことにも期待しています。