CASE STUDIES

お客様事例
多言語SEM

藤田観光株式会社 様

事例概要

経緯

2014年初旬、藤田観光様は2015年4月に新規オープンする「ホテルグレイスリー新宿」の、外国人集客のためのweb施策を発注する代理店を探していた。そんな折、弊社の競合企業から「多言語支援ならインフォキュービックが良い」という評判を聞いたのをきっかけにお問い合わせをいただき、数社参加のコンペを経てお取引スタート。

対策

欧米・アジア各国のうちターゲットをどこにするか、過去のクリック数などをまとめた資料にもとづいて複数回におよぶ綿密な打ち合わせを行ったのち、リスティング広告を出稿する言語や国、媒体を慎重に決定。弊社内ネイティブスタッフならびに現地スタッフが広告文を作成しての広告出稿作業や、日々の微調整といった細かな運営を行ったほか、月次レポートを作成しての定期的なミーティングを開催。

成果

当初の目的は「新規オープンする『ホテルグレイスリー新宿』を、海外へ向けて広く周知したい」というものだったが、出稿開始から閲覧数の増加はもちろん予約数も増加していき、想定以上の成果を得ることとなった。現在は英語圏における更なる集客と、2016年以降に開業予定のホテルのweb広告のご相談を承っている。

お客様の声

御社の事業の内容を教えてください。

渡辺 恭庸 様
松井 絵美 様

弊社「藤田観光株式会社」では、3つの事業を主軸として展開しています。
1つ目の「ラグジュアリー&バンケット事業」は、東京の「ホテル椿山荘東京」、大阪の「太閤園」をはじめとする、婚礼・宴会施設やラグジュアリーホテル、ゴルフ場などを運営する事業です。
2つ目の「リゾート事業」は、「箱根ホテル小涌園」、温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」をはじめとするリゾートホテル、レジャー施設などを運営する事業です。
最後に、今回新規オープンした「ホテルグレイスリー新宿」を展開するのが3つ目の「WHG事業」で、首都圏を中心に全国へ、ビジネスのニーズに応える「ワシントンホテル」と観光のニーズに応える「ホテルグレイスリー」2つのホテルブランドを運営しています。同事業においては、東京オリンピックが開催される2020年を見据えて国内外への新規ホテルオープンを加速していきたいという目標を掲げており、2016年には那覇と京都寺町、2017年には京都新京極にそれぞれ「ホテルグレイスリー」をオープン予定です。

また、2018年にはソウルでのオープンも決まっており、その後も事務所があるバンコク(タイ)やジャカルタ(インドネシア)など、東南アジアでオープンする機会を探っているところです。

海外向けリスティング広告が必要だった理由は?

従来は、大手の代理店さんに国内で知名度をあげていくためのweb広告出稿をお願いしていたのですが、社内で協議した結果、「ホテルグレイスリー新宿」はゴジラルームなどへのメディアからの注目度も高く、国内ではすでにある程度露出が予想されたことと、想定していた客層が海外からのお客様が約7割ということもあって、「海外向けリスティング広告1本で行こう」ということになりました。

弊社ブランドである「ワシントンホテル」はすでに海外での知名度もある程度ありましたが、「ホテルグレイスリー」は札幌・銀座・田町の3施設しかなかったので海外での知名度が低く、新宿駅西口から至近の「ワシントンホテル新宿」では訪日外国人のマーケットが大きくなっていたため、「ホテルグレイスリー新宿」もその需要を最大限に享受するにはどうしたらよいかというのが開業前から焦点になっていたのです。
また、すでにインターネット経由の宿泊予約が主要になっていますので、「それならインターネット広告でホテル名を周知していこう」と。

今はこの「ホテルグレイスリー新宿」を新宿のランドマークとして認知していただいて、グレイスリーブランドを海外へ広める足掛かりにしたいと考えています。

本社へは、「ホテル名を海外に広められる業者を探してほしい」と頼んでいたのですが、いざ探してみると、「自社では国内向けの広告出稿がメインで、海外向けは下請けに任せている」という代理店がほとんどでした。そしてそれをたどっていくと、インフォキュービックさんにたどり着いて。それで、「どうせなら直接、インフォキュービックさんに頼もう」ということになりました。もちろん、これまでに数多くの海外web広告実績があったことも決め手になりました。

また、実際に多言語リスティング広告を発注していたのは2014年9月から2015年6月末まででしたが、「ホテルグレイスリー新宿」の開業準備室としては2013年にはある程度ターゲットにしたい国や地域を決めていて、国ごとに一番優れた情報サイトを探し出そうと社内で奮闘したのですが、弊社内のスタッフは海外については素人同然ですから、すべての国について最適な広告出稿先を探し出すのは無理で……。 その点、インフォキュービックさんなら海外実績が豊富でしたし、各国のネイティブスタッフさんたちが対応してくれるということで言語の行き違いがなく、安心して任せられるのも良かったですね。

今回行った施策にあたり、制作の時点で苦労した点はありますか?

最初にリスティング広告の出稿先を決めたのですが、定例会で過去の検索実績などの資料を出していただいて、その中で弊社が考えていた国と過去のヒット数が多い国とがズレていたため、どの国にするかを決めるまでにかなりの熟考が必要になりました。また、実際に現地でどう見えているのかが日本では分からないので、どの国への出稿を継続するか、止めるかといった判断が難しかったです。

けれど国ごとの勢いや熱を感じるようなデータを出していただいたおかげで、今後のマーケット戦略に有効な新しい発見があったりして、とても面白かったです。もちろん、インフォキュービックさんからの提案で決めた国もたくさんありましたよ。国をどこにしようという相談にしっかり乗っていただけたので、今後の経営方針の材料にすることができましたし、国によってコストのかけかたを変えられたのも良かったですね。

インフォキュービックに発注してから、どのような効果がありましたか?

今回、リスティング広告を出稿した一番の目的は「ホテルの認知拡大」だったため、数字的な効果は求めていなかったのですが、実際に進めていくとオープンに向けて徐々に予約数が増えていきました。正直、成約までは期待していなかったので、嬉しい誤算でした。 オープンに合わせて16言語のホームページを作ったのですが、その閲覧数もどんどん増えていきましたし、リスティング広告出稿の効果としてはとても満足しています。
また、どの国のクリック数が多いのかも分かったので、攻め方の方向性が定まり、今後の戦略に生かせるのではないかと期待しています。

インフォキュービックのサポート体制はいかがでしたか?

実はweb関係の人に対しては、私服でラフな感じのイメージを抱いていたのですが、インフォキュービックの方たちは服装がきちんとしていて「しっかりした会社なのだな」という印象を受けましたし、好感が持てました。いつもニコニコしていて、何でも話せるのも良いですね。
また、会社が近いこともあって、あまりメールでのやりとりはなく、定例ミーティングで「これから一カ月はこうしよう」という感じでしたが、こちらの要望には即座に対応していただけましたし、催促をするようなことも一度もなく、安心して任せられました。

それでも実際に最初のレポートをいただくまでは、日本国内では海外サイトが見られないので本当にやってくれているのか不安でしたが、国ごとのクリック数の一覧などと一緒に、どんなサイトに一番掲載されたというような画面のキャプチャもいただけたので、分かりやすくて助かりました。買い物サイトとか、飛行機のサイトとか、日本でいう「2ちゃんねる」みたいなサイトに掲載された例などもあって、意外で面白かったです。

今後、インフォキュービックに期待することは?

「ホテルグレイスリー新宿」では当初から、欧米に対する取り組みをキーワードにしていました。というのも、欧米はまとまった休暇を取る人が多いために予約の申し込み時期が早目なので、直近で予約する傾向が強いアジアとは別に力を入れたいという希望があったためです。ですから、今後の期待を込めて、今の満足度は80%くらいですね。もう少し欧米に特化した資料がいただけると嬉しいかな。すでにアジアの旅行代理店にはつながりがあり、旅行事情がある程度分かっているので、今後も欧米の情報をさらに詳しく提供していただければと思います!