CASE STUDIES

お客様事例
リスティング広告(Google、日本語・英語)、SNS広告(Facebook、日本語・英語)

株式会社グローバルパワー 様

取締役 メディア事業部 利重 直子 様

事例概要

経緯

2004年の創業当初から、“日本で働く外国人”に特化した人材サービスを提供し続けてきた「グローバルパワー」様。リーマンショックや東日本大震災、新型コロナ感染症の世界的な広がりといった窮地に直面しても経営のあゆみを止めることなく、業界のパイオニアとして事業を展開してきた。そして2022年春、「外国人材と求人企業をつなぐ求人メディア」へと進化させた「NINJA(ニンジャ)」を、人材業界と親和性の高いデジタル施策によってさらに大きく飛躍させるため、インフォキュービック・ジャパンにお声がけをいただいた。

対策

「日本にいる外国人人材」とは、まさにインフォキュービック・ジャパンに在籍する多国籍な外国人スタッフたちのこと。そこで、弊社で活躍する海外出身のスタッフたちにヒアリングを行うことで、「NINJA」に特に呼び込みたい高い日本語力を持つ外国人人材に“刺さる” キーワード(日本語・英語)を抽出し、リスティング広告(Google)とSNS広告(Facebook)の出稿を行った。

成果

広告の出稿を開始してから3カ月程度でかなりの手ごたえを感じ、半年後には広告経由の会員数が170%まで増加。またブランドネームである「NINJA」の認知度も高まり、出稿以前にはGoogle検索結果ではランク外だったところから、数カ月後には検索結果の第2位に。現在は、より高い目標を設定して大幅な予算アップでの広告出稿を始めたところ。

お客様の声

日本で働く外国人のための転職・就職情報サイト「NINJA」を運営する、外国人人材サービスのパイオニア

当社「グローバルパワー」は2004年の創業以来、高度外国人材に特化した人材紹介・派遣・求人メディア運営を行う外国人人材業界におけるパイオニアです。
今でこそ外国人材を紹介する人材サービス会社が増え、企業の外国人材採用も活況をみせていますが、創業当時は一般的に「外国人材の採用なんてとんでもない」といった風潮でした。リーマンショック、東日本大震災、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行といった逆境においても、「外国人材サービスの『数と質』で圧倒的No.1企業になる」をミッションとして、歩んできました。
そして2022年春、これまでに培ってきた外国人採用におけるノウハウを注ぎ込んでローンチしたのが、 “日本で働く外国人”に特化した転職・就職情報サイト「NINJA」(Next in Japan)です。この「NINJA」に登録していただいている外国人は、日本在住で日本語レベルが高く、日本語学習者の中で最難関と言われる「日本語能力試験(JLPT)N1」の認定者は会員全体(世界134カ国出身、合計約4万名)の半数以上。さらに、次点のN2層を加えた「日本語ビジネスレベル以上」の会員は全体の87%にも上ります。

「自社専用の求人サイト」から「求人メディア」へ
更なる飛躍を目指し、「アクセルを踏み込もう」と覚悟してプロジェクトをスタート

「NINJA」は自社専用の求人サイトとして2014年に運営を開始してから順調な滑り出しを見せ、「NINJA」を通して多くの日本在住の外国人求職者と企業様を繋いできました。それに加え、2022年3月からは、自社だけではなく他社も求人が掲載できる「求人メディア」として刷新し、企業様の求人広告を掲載する新たな事業をスタートしました。

2014年のNINJAサイトを立ち上げてすぐの頃は、まだ外国人材向けの大規模な求人サイトはほとんどなく、当時は中国や韓国をはじめとしたアジア人留学生が会員登録をしてくださいました。近年では、会社以外でも「NINJAの運営会社で勤務しています」と言うと「ニンジャ、知っています!」と言われることが多くなるなど、日本にいる外国人の皆さんの間で徐々に「NINJA」の知名度が上がっていると実感することが多くなっていきました。しかし、人材の紹介や派遣では、登録者の方に直接会って面談をしてから企業さんにご紹介するなど、かなりのマンパワーが必要です。多くの方に会員登録を行ってもらっても、それに対応するスタッフを大幅に増員することが出来ず、正直「NINJA」に登録してくださった方たち全員の期待にお応えすることが出来ない状態でした。
それに加え、ここ数年は企業様側からも「ニンジャに求人広告を載せたい!」というお問い合わせなども増えていたことから、「外国人人材の派遣と紹介」を主軸にしたままでは、「外国人材をより多くの企業様に雇用してもらい、日本を活性化し、多様化させたい」という当社のミッションを遂行することに限界を感じるようになり、そうした状態を解消するためにも、「NINJA」のメディア化が必要になっていきました。
また、当社を更に飛躍させるには「メディア化したNINJAしかない」と感じていましたから、「ここで一気に広告費を使ってアクセルを踏み込もう!」と覚悟を決めて、サイト経由での企業会員様・外国人材を獲得することを目的としたデジタル広告のプロジェクトを発足しました。

「デジタルマーケティングならインフォキュービック・ジャパン」と決めていました

実は前からインフォキュービック・ジャパンさんの存在は存じていたのですが、少額でFacebook広告を自社運用したことはあったものの、外部に運用してもらうまでには至りませんでした。
それでも今回、パートナーとして選んだ決め手は、これまでに蓄積されたデジタルマーケティングの豊富な実績にあります。企業規模や業種にかかわらず、多くの企業様のデジタルの悩みを解決してきたインフォキュービック・ジャパンさんだからこそ、当社にはわからない知見をお持ちでしょうし、担当者である私自身も非常に学びがあるはずだと思いました。
もう一つの理由として、インフォキュービック・ジャパンさんにはNINJAのターゲットでありペルソナにもなるような方がたくさん在籍されていることです。NINJAのターゲットは「日本国内にいる外国人」である一方で、インフォキュービック・ジャパンさんは「海外向けデジタルマーケティング」が専門です。一見、両社の向いている方向は違うように見えますが、ペルソナとなる人材に対応していただけるということは、まさに広告出稿のためのさまざまな設定や、訴求をする際の対応が的確にできるはずだと考えました。

PDCAを確実に回してくれるから、実務が忙しくても大丈夫。デジタルのことなら何でも相談できる仲間です!

プロジェクトがスタートしてみると、インフォキュービック・ジャパンさんの提案力の高さには驚かされました。質問に答えてもらえるのはもちろんのことですが、とても親身になって私たちのことを考えてくれて、“その先”を見越した提案をいただきました。
私も本当であれば、自身で施策などを考えたいところですが、日々の業務に忙殺されてついプロジェクトの対応が後回しになりがちでした。そんな時にも、インフォキュービック・ジャパンさんはコンスタントにレポートを上げてくれ、「次はこんなやり方はどうですか?」「この日にミーティングしませんか?」と、確実にPDCAを回してくれるので、すごくありがたいですね。

また、今回は日本語と英語で広告出稿を行ったのですが、英語圏人材向けのキーワードをネイティブの視点からご提案いただけたのも非常に助かりました。毎回、広告のプロの視点と外国人の視点を取り入れてマーケティング戦略を練ってくれるので、すごく勉強になっています。これまでは、社内にも外部のウェブ制作会社にもデジタルマーケティングについて質問できる人がいませんでした。となると、サイトの担当者である私が独学で調べて問題解決に動くしかなく、Googleアナリティクスの設定を勉強したり、Facebookアカウントの運用について調べたりと、時間がいくらあっても足りず、そもそも正解がわからず常に不安が付きまとっている状態でした。
それがインフォキュービック・ジャパンさんと一緒に仕事をするようになってからは、デジタル周りのことは気軽に相談でき、今ではまるで”仲間”のような欠かせない存在になっています。

3カ月で成果が見えた。広告経由の会員登録者数は170%、ブランドネームは検索第2位まで浮上

デジタル広告を運用し始めてから半年ほどが経ち、現在までの成果はというと、広告経由の「NINJA」の会員登録が従来比170%になりました。この結果を受けて、「デジタル広告は、ある程度の資金を投入することがすごく大事なのだな」と分かりました。同時に、これまで広告にお金を使うことを渋ってのらりくらり来てしまったことが悔やまれます(笑)。
今回はインフォキュービック・ジャパンさんというデジタル広告の専門家とパートナーを組むことで、会員の獲得単価も下がり、どの程度広告費を使うべきか、また媒体ごとの特徴なども分かってきた気がます。これらは、やってみてはじめて得られた大きな収穫であり、振り返ってみてしみじみと「やって良かったな」と感じています。施策を実施する前は「こんなにお金を使っていいのかな?」という不安もありましたが、結果が出たことで「よし、ここは投資をしていくぞ!」と確信を持って予算を投入することができるようになりました。

そして、「NINJA」のブランドワードがGoogle検索結果で第2位まで上がったことも、忘れてはならない今回のプロジェクトにおける成果です。今まで当社のサイトは、「外国人」というワードを入れれば上位に来ていましたが、ローマ字で「NINJA」と入力すると、検索結果の上位に表示されていませんでした。それがプロジェクトを発足してからは徐々に順位を上げ、第2位にまで上昇しました。

今後の人材業界にとってデジタル施策は、「外せないもの」

人材業界にとって、すでにデジタル施策は切っても切り離せない施策の一つになっていると思います。当初はかなり慎重にスタートしたプロジェクトでしたが、今ではもう広告出稿は、「絶対に外せない施策」になっています。特に当社の場合は、わざわざ日本でしか通じない日本語を学び、日本に来てくれる、そうした方たちにピンポイントで情報を届けるために、デジタルマーケティングはとても相性がいいと思います。

リアルな営業の現場では、感覚やスキルに頼って動いていたものが、デジタルの領域では嫌でも行動を論理的に組み立て、モヤモヤしていることもすべて言語化していかなければいけません。したがって、デジタルマーケティングがうまくいけば、リアルでの営業もうまくいく。デジタル施策は本当に欠かせないものであり、そのことを、ウェブの世界に足を踏み込むことで実感しています。
今後、私一人のアイデアだけでは、デジタル領域で発展させることは難しいと思うので豊富な実績から導き出される知見を、どんどんご提案をいただきたいと思っています。