海外向けインフルエンサーマーケティングとどう向き合うか。≪欧米編≫ | 海外マーケティングブログ | 海外実績500社のインフォキュービック・ジャパン

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2017年08月24日

海外向けインフルエンサーマーケティングとどう向き合うか。≪欧米編≫

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■欧米のインフルエンサー施策は体系化されつつある
これまで数回にわたってインフルエンサー施策についてお話をしてきましたが、
今回は前回の【アジア編】に続き、【欧米編】をお届けします。

近年、欧米のインフルエンサーマーケティングはかなり体系化されてきていて、
その進め方には次のように大きく5つの段階があります。

➀マーケティング計画(戦略)を立てる
②インフルエンサー
を選び、依頼する     
③自動化できるところは自動化し、作業を効率化する
④モニターや検索などを行い、効果を検証する。
⑤最適な形に軌道修正する。
参考URL:https://www.tapinfluence.com/the-ultimate-influencer-marketing-guide/

ここで最も注目すべきは④・⑤、つまりマーケティングの中で重要な“検証し、次に生かす”という視点がきちんと盛り込まれている点です。成功しているインフルエンサー施策と言っても、実は特別なことをしているわけではなく、マーケティング視点では当たり前のことをしているわけですね。また、①の段階でターゲットを明確にし、綿密に計画(戦略)を設計・デザインしていることと、その段階で売上や「いいね!」の数など、目標をしっかりと準備していることも特徴です。

日本では残念ながら、しっかりとした計画を立てずに「②インフルエンサーを選び、依頼する」からスタートし、記事を書いて(動画を作って)納品してもらうだけで終わってしまう例が多く見受けられます。

ちなみに通常の広告やブロガー施策ならば、時間をかけてじわりじわりと効果が出ることもありますが、SNSを使ったインフルエンサー施策には瞬発力があり、最初の3日間くらいで施策の良し悪しの8~9割が決まってしまいます。例えばInstagramの場合、投稿から1時間以内で半数くらい、2時間で8割以上、1日で95%以上の「いいね!」が付くと言われています。

ですから投稿後にしっかりと効果測定(検証)を行い、次回インフルエンサーにお願いする際にどうするか……というPDCAになります。

またこれまでの記事にも書いていますが、実際にはインフルエンサー施策が単発で“バズる”例は稀で、やはり軌道修正しながら「毎月○人のインフルエンサーに依頼して、半年間続ける」というような地道なやり方がベストなのは言うまでもありません。

■自然が大好きなオーストラリア、“キマッて”いるイタリア
前回の【アジア編】で、インフルエンサーは国ごとに投稿内容に特徴があることをお話しましたが、欧米でもやはり国ごとにかなりの違いが見られます。ここでは、目で見て違いが分かりやすいInstagramで欧米圏のインフルエンサーの投稿内容を簡単に比較してみましょう。
端的に言うと、欧米各国の中で一番ナチュラル寄りの投稿をするのがオーストラリアです。

参考URL:オーストラリア
(MyDeal Announces The Winners Of The Top 50 Influencer Awards For 2017)
https://www.mydeal.com.au/blog/post/2017-top50-announced/

特にオーストラリアは、ファッションはあまり気にせず自然が大好きで、人が写らない
大自然の風景がかなり多いのが特徴的。カラフルさはほとんどなく、むしろモノクロや
シンプルな写真ばかりになっています。


オーストラリア(They Get Around)https://www.instagram.com/theygetaround/

 

次にアメリカが続き、イギリスは一番バランスが良い印象。
参考URL:アメリカ(15 Top Instagram Influencers You Should Follow)
https://www.forbes.com/sites/brianrashid/2017/06/10/15-top-instagram-influencers-you-should-follow/#7d1bc49f6001


アメリカ(Nikki Giavasis)
https://www.instagram.com/nikkigiavasisofficial/

 

参考URL:イギリス(25 London lifestyle influencers you should follow on Instagram now)
https://www.standard.co.uk/lifestyle/25-london-lifestyle-influencers-you-should-follow-on-instagram-now-a3523891.html


イギリス(Estée Lalonde)
https://www.instagram.com/esteelalonde/
フランスはファッション系が少し多く、一番セレブ感が漂っているのがイタリアです。
イタリアでもトップレベルのフォロワー数を誇るインスタグラマーの投稿を見てみると、
オーストラリアとは対照的に不自然なくらい狙ったアングルのものが多くなっています。
言ってみれば、その人そのものが独自のブランドになっており、とても“キマッて”います。

 

参考URL:フランス(The Top 11 Parisian Instagram Accounts To Follow)
https://theculturetrip.com/europe/france/paris/articles/the-top-11-parisian-instagram-accounts-to-follow/


フランス(Jeanne Damas)
https://www.instagram.com/jeannedamas/

 

参考URL:イタリア(Top Fashion Influencers)
http://www.topfashioninfluencers.com/


イタリア(Gianluca Vacchi)
https://www.instagram.com/gianlucavacchi/?ref=badge


イタリア(Chiara Ferragni)
https://www.instagram.com/chiaraferragni/?ref=badge

 

このように欧米のインフルエンサーたちの投稿にも“お国柄”があり、さらにインフルエンサーひとりひとりにもまた得意なジャンルがあります。それらをよくリサーチした上で、自社の商品やブランドイメージと親和性の高い内容の投稿をしているインフルエンサーを探し出す必要があります。

■欧米のインフルエンサーにRedditやQuoraが人気の兆し
ところで、SNSには流行り廃りがあります。欧米で近年インフルエンサーたちがよく扱っているSNSと言えばFacebook、Twitter、Youtube、Snapchat、Instagramですが、最近は「Reddit」や「Quora」も流行ってきているようです。

「Reddit」はアメリカ最大のニュースサイト・掲示板で、“米国版2ちゃんねる”と評されることも(ただし、アングラ感はあまりありません)。一方の「Quora」は実名制のQ&Aサイトで、特に技術系の人たちによく利用されています。どちらも利用するにはアカウントが必要で、インフルエンサー施策に活用するなら、著名なアカウントに商品について話題にしてもらう――といった例が考えられそうです。

■インフルエンサー施策で、足掛かりとなる市場を作る
インフルエンサー施策を行う最大のメリットは、「第三者の声に近い形で消費者に情報を届ける(商品について知ってもらう)ことが出来る」ということ。

日本企業が海外の市場に新規参入する場合、最初は自社のWebサイトが発信する情報と広告しかないため信用度がかなり低いのですが、インフルエンサー施策によってインターネット上に情報を点在させ、一般人(フォロワーやファンなど)を強制的に巻き込むことで、市場を作ることができます。

なお、欧米では小規模のビジネスをしている人がマイクロインフルエンサーを用いてピンポイントでアプローチしていくという、ターゲットを絞ったマーケティングが実施されています(インフルエンサーの中でも、フォロワーが数万人程度の人たちを「マイクロインフルエンサー」と呼びます)。

基本的に広告主が時間を掛けて自分たちでインフルエンサーを見つけてくることが多いようですが、マイクロインフルエンサーに依頼する場合はあまりに大勢いるため、代理店にリストアップしてもらってその中から選んだ方が効率的でしょう。また、マイクロインフルエンサーのフォロワーは特定のジャンルに特化した情報を求めていることが多いため、情報を発信したいブランドや商品をしっかりと理解している人を選ぶことが重要です。

■「自社ブランドとインフルエンサーの融合」が成功のカギ!
日本やアジアの場合、インフルエンサーたちは投稿する記事(動画)内で商品をダイレクトに紹介していることが多いのですが、欧米の場合は写真の中にさりげなく商品を映り込ませ、商品名はハッシュタグを付けて書き込むだけ……ということが多いようです(「生活の中に取り入れていますよ」というようなスタンスですね)。

したがって、それができない商品は欧米でのインフルエンサー施策には向いていません。よく扱われているジャンルは、ファッション、小物、雑貨、フィットネス、料理、食材など。またそれらの中でも、トレンドは「フィットネス」と「料理」です。

例えばアメリカのYoutuberの場合、チャンネル登録数がTOP10に入る人のうち3人はフィットネス系で、運動やヨガなどの情報を発信する人も多くなっています。オーストラリアも同じ傾向が強く、欧米ではそれだけ健康志向の人が多いと言えそうです。

またインフルエンサーたちは、彼ら自身が圧倒的なブランドであり、どんな“見せ方”をすればフォロワーたちに支持されるのかをよく理解しています。例え企業側からのリクエストであっても彼らのブランドが傷つくようなことはしませんし、企業側の価値観で記事(動画)を作ることを強要すれば、依頼を断られてしまうことも。また仮に作ってもらえたとしても、フォロワーは敏感に“違和感”を感じとり、効果は期待できないでしょう。

これらのことから、インフルエンサー施策を成功させる最大のポイントは「自社のブランドや商品と親和性の高いインフルエンサーを見つけ、すべてお任せして記事(動画)を作ってもらう」
ことであり、「自社ブランドとインフルエンサーの融合」だと言えるのです。

・オーディエンス(ターゲット)は誰?
・あなたのブランドのストーリーは?
・インフルエンサーがどんな特徴を持ち、どんな情報を提供できるか?
この3つの要素が重なるところが“成功するコンテンツ”である。

出典:The Ultimate Influencer Marketing Guide
https://www.tapinfluence.com/the-ultimate-influencer-marketing-guide/

そして最も効果の高い情報を発信してくれるインフルエンサーを探すことができるのは、自社のブランドについて熟知している社内のマーケター(あなた)に違いありません。

■インフォキュービックは、戦略から分析までお役に立ちます!
欧米には現地のインフルエンサーが登録しているプラットフォームが多数ありますが、言葉や文化の壁を越えてインフルエンサーを探し出したり、信頼できる現地代理店を探したりするのはハードルが高いものです。

インフォキュービックでは、複数のインフルエンサーのプラットフォームを活用し、御社のブランドや商品内容、予算に合った提案をさせていただきます。もちろん丁寧なヒアリングのもと、KPIの設定から分析まで一貫して対応いたします。

事前に分かりやすい御見積もりも提示させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。


本田 斉大 / Masahiro Honda
1987年大阪生まれ。同志社大学統計科学研究室学士課程卒業後、
SIerに入社。システムエンジニアとして大手化粧品会社の
ECサイト運用保守に携わる。ECサイトのポイント戦略とO2O
マーケティング戦略を学び、後に株式会社インフォキュービック
ジャパンに入社。中小企業から大企業における、国内&国外向けの
多くのアカウント運用を通じ、海外向け配信のポテンシャルと
可能性の大きさを知る。現Digital Marketing Teamの事業部長として
SEM事業の再建と海外向け配信に特化したチーム育成と体制の強化、
海外メディア開拓に従事する。

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執筆者プロフィール


ICJ

インフォキュービック・ジャパン  広報担当

インフォキュービック・ジャパン広報担当です! 「社員情報、社内イベント、オフィス風景」など読者のみなさまに、もっと当社のことを知って頂けるようなコンテンツ・記事を投稿して参ります! 趣味はプロレス鑑賞です。