2014年にOculus(オキュラス)を買収した際に、20億ドル(約2178億円)という破格の買収額はともかく、VR(仮想現実)の企業を買収したことでFacebookは何を目指すのかという大きな疑問が挙がっていた。
・VRの世界で巨大なニュースフィードが頭の上にそびえ立ったつのか?
・VRゲームのプレイ中にFacebookの広告が表示されるの?
など冗談が飛び回っていたが、同社がついに「Facebook Spaces」をリリースされました。(ベータ版)
https://www.youtube.com/watch?v=dr_04PCSDWE
動画を見るとVRのヘッドセット(Oculus Rift)を装着して仮想空間で会話をすることで、バーチャル旅行を楽しんだり、物件やテーマパークを訪れる様子が描かれていて、Facebookの友達とVR空間で遊び回れるのである。
またアバターは自分のプロフィール写真を取り込んで簡単に作成可能で、Facebookの360写真や動画も体験可能。遠く離れたフレンドともまるで目の前にいるかのように身振り手振りで話し合うことができ、VRヘッドセットを持っていない友達にビデオ通話が可能。
これまでのMessengerをそのまま仮想空間に拡張して「まるでそこに人がいる」ような感覚=ソーシャル・プレゼンスを生み出しています。
仮想空間でコミュニケーションを取るアバターとなると、10年前に話題となりつつもイマイチ盛り上がらなかった「Second Life」が思い起こされますが、
こちらのソーシャルアプリによりVRという「個人的な体験」から「誰もが楽しめるようなソーシャルなプラットフォーム」になれるか注目である。
❖参考
https://gizmodo.com/facebooks-new-vr-experience-looks-like-hell-on-earth-1794424201
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執筆者プロフィール

宇佐美 海太 マーケティング部マネージャー
弊社の「デジタル x アナログマーケティング、コーポレートブランディング」を統括しています。東京生まれ、南欧育ち。ヨーロッパの生活は1年だけですが、人生が劇的に変わりました。自分を育ててくれた"日本と世界"への感謝を胸に、「日本と世界をつなげること」が生涯のテーマです。趣味はプロレス鑑賞・料理です。