Baidu最優秀代理店に聴く「中国向けリスティング広告」 | 海外マーケティングブログ | 海外実績500社のインフォキュービック・ジャパン

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2017年03月31日

Baidu最優秀代理店に聴く「中国向けリスティング広告」

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■中国における検索シェアは、「Baidu」が圧倒的トップ
今回は、中国進出を成功させるためには欠かせない「中国向けリスティング広告」がテーマです。
マーケターの皆さんなら、中国の検索シェアは「Baidu」 (百度、バイドゥ) が70%以上という圧倒的なシェアを誇ることはご存じでしょう。ちなみに残りは上位から、「Google」、「360捜索」 (サンリューリン検索) 、「Sogou」 (搜狗、ソゴウ) などが占めています。

https://jimmydata.com/blog/search-engine-market-share-country-infographic/

■「Sogou」や「360捜索」の勢力増も見逃せない
ここ数年、中国における検索シェアは「Sogou」や「360捜索」が勢力を増してきており、業界によっては「Baidu」が劣勢になっていく可能性は十分にあります。
中でも、現在12%程度のシェアで推移している「360捜索」はもともとPC向けのセキュリティ会社で、ネットリテラシーが高いユーザーが多いため、特にB to B向けのシェアは「360捜索」が高まってくると考えられます。また、近年シェアを少しづつ高めてきている「Sogou」のリスティング広告出稿もオススメです。

■リスティング広告は、現地の事情を考慮して制作を
中国国内では、まだネット環境が整っていないエリアも多く、リスティング広告の表示も日本国内とは段違いに遅いことがあります。コストをかけて凝った内容のリスティング広告を出しても、例えば「クリックしてから表示されるまでに1分かかる」など、閲覧する際にユーザーがストレスを感じてしまうと広告費用ばかりがかさむことになってしまうので注意が必要です。
クリエイティブ面においては、基本的に日本国内で出す場合と訴求点の違いはないものの、“刺さる内容”は違ってきます。例えば、日本国内にあるビジネススクールが海外から集客する際、「MBA」などの訴求がよく使用されますが、海外では費用面などが大きな課題になっている人が検索することが多いので、「scholarship」 (スカラーシップ、奨学金) についての内容を含めた方が、クリック率が高くなるでしょう。 

■広告文に“安心感”を盛り込むことが大切
また中国のネットユーザーが、中国国内のECサイトでも買える商品をわざわざ日本のECサイトで買おうとする最大の理由は、「日本のECサイトなら正規品を扱っている」という安心感にあります。そこで、中国向けリスティング広告のテキストには、国境を越えて買い物をする際の不安を払しょくする内容を盛り込むのがポイントです。
例えば、「配送に時間がかかるかも?」「配送料金が高いのでは?」といった不安を取り除くなら、「配送3日」「送料500円」などの具体的な文言を入れると効果的です。

■中国のユーザーは価格より「サイトの信頼度」を重要視する
中国でビジネス展開するなら、事前にマーケット調査するのは必須条件ですが、その際、日本のユーザーと中国のユーザーの動きに違いがあることを念頭に置いておくと良いでしょう。
例えばECサイトで掃除機を買うとき、日本のユーザーは通常、最初から検索エンジンで「掃除機 価格」と検索するか、またはブランド名と商品名を直接打ち込んで安く購入できるサイトを探します。
ところが中国のユーザーは、まず「楽天」や「アマゾン」のような総合的なECサイトを最初に検索し、そのサイトの中で商品を検索します。日本のユーザーと比較すると、1ステップ多いのです。
その理由として、「中国のユーザーは価格よりも信頼できるECサイトかどうかを重要視する」ということが挙げられます。商品の情報を知りたい場合は商品名を直接検索するけれど、商品を買いたい場合はまず信頼できるサイトを探してから、というわけです。
中国人自身が自国のwebサイトをあまり信用していないという現実があるようですね。

 

■まずは「Google」で、手ごたえを探って
中国にいるユーザーが国内の情報を探す場合の検索シェアは「Baidu」がもっと高く、リスティング広告のシェアも「Baidu」が約8割を占めると推測されています。そのため「中国向けリスティング広告は、まずBaiduで出すべき」と考えている人が多いのではないでしょうか。しかし実は、「Baiduのリスティング広告だけ出せばよい」というわけではないのです。

この円グラフは、中国のユーザーが日本から物を買った際の流入元の各検索エンジンからの売り上げシェアを調べたものです。結果は、「Baidu」55%、「360捜索」25%、「Google」20%でした。
日本の企業なら「Google」でリスティング広告を出稿しているところも多いはず。そこでまずは使い慣れた「Google」で中国向けのリスティング広告を出してみて、成果が上がりそうなら「Baidu」や「360捜索」でも出稿する……という流れの方が、馴染みやすいのではないでしょうか。
「でも、中国でのGoogleのシェアはたかが20%でしょ?」と侮るなかれ。中国の人口は12億人で、そのうちネットユーザーが約50%ですから、母数は6億人。これは日本の人口の5倍という巨大なマーケットであり、今後も大きくなり続けるでしょう。しかも、彼らは日本の商品を買いたいと思っているのですから、そこに後回しにする理由はありません。
また、中国におけるリスティング広告を「Google」から始めた方が良いもうひとつの理由が、出稿費用です。「Baidu」のリスティング広告は月々の広告費が決まっていて、3カ月間は必ずその費用がかかってくるため、もし商品がひとつも売れなくても止められません。しかし「Google」なら、1日の予算が100円からでも始められる上、いつでも止めることができるのです。

■結論!「中国進出ならリスティング広告を活用するべし」
事業計画やマーケティング戦略にもよりますが、自然流入に頼っていたりSNSを運用したりするだけでは、少なくとも半年から1年、場合によっては数年を費やさなければ成果を上げるのは難しいでしょう。しかしリスティング広告を上手に運用すれば、最短2カ月目から売り上げを判断するための数字を作ることが可能です。魅力的な中国市場に進出するなら、まずはリスティング広告を効果的に活用するべきでしょう。


本田 斉大 / Masahiro Honda
1987年大阪生まれ。同志社大学統計科学研究室学士課程卒業後、

SIerに入社。システムエンジニアとして大手化粧品会社の
ECサイト運用保守に携わる。ECサイトのポイント戦略とO2O
マーケティング戦略を学び、後に株式会社インフォキュービック
ジャパンに入社。中小企業から大企業における、国内&国外向けの
多くのアカウント運用を通じ、海外向け配信のポテンシャルと
可能性の大きさを知る。現Digital Marketing Teamの事業部長として
SEM事業の再建と海外向け配信に特化したチーム育成と体制の強化、
海外メディア開拓に従事する。

 

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執筆者プロフィール


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インフォキュービック・ジャパン  広報担当

インフォキュービック・ジャパン広報担当です! 「社員情報、社内イベント、オフィス風景」など読者のみなさまに、もっと当社のことを知って頂けるようなコンテンツ・記事を投稿して参ります! 趣味はプロレス鑑賞です。