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2021年12月13日

「Googleリスティング広告ベストプラクティス」
~海外の優れたリスティング広告事例を読み解く~

リスティング広告ベストプラクティス (1)

2022年、世界の全ての広告売上の3分の2は『デジタル広告』に

2021年Magnaが発表した「Global Advertising Forecast 2021」によれば、2021年の全世界の広告費は過去最高額となる6,570億ドルに達する見込みです。そのなかで、デジタル広告の売上は広告売上全体の64%を占めるまでに拡大してきています。そして、ついに来年2022年は広告全体の3分の2を「デジタル広告」が占めると予測されています。

事実、新型コロナの影響によって、世界中の「デジタル広告」とは無縁だった企業が一気にデジタル広告を活用するようになりました。Google上では、世界中の企業が試行錯誤を繰り返し、魅力的なコピーとテクニックを駆使して素晴らしい広告を作り上げユーザーを魅了しています。

低コストから始めることができ、自分が狙ったターゲットにピンポイントで配信することができるデジタル広告は、世界中のユーザーに対してオンライン上で、ビジネスを宣伝するための優れた方法の1つです。しかし、キーワードを詰め込んだ広告を闇雲に配信していても、競合ひしめくデジタル荒波の中でユーザーにクリックしてもらうことは非常に至難の業です。

そこで今回は、ユーザーを惹きつけるGoogleリスティング広告作成に役立つ「押さえておきたい6つポイント」と、「海外の優れたテキスト広告事例」をご紹介します!

 

海外ユーザーを惹きつける「Googleリスティング広告ベストプラクティス」

リスティング広告ベストプラクティス

広告をクリックしてもらうためにはいくつか押さえておくべき重要なポイントがあります。広告制作時に「押さえておきたい重要なポイント」をご紹介します。

check「見出し」にキーワードを含める

テキスト広告の「見出し1」と「見出し2」は、広告をクリックしてもらうために最も影響力のある部分です。重要なキーワードを見出し1か見出し2、又は両方に含めましょう。

pointing-finger 重要なポイントとしては、キーワードを含める際に、「見出し1」がもっとも適しています。

見出し1、見出し2ともに半角30文字入力することができます。しかし、実際に表示される広告は、見出し1はほぼ全文表示されるのに対して、見出し2はデバイスなどによって表示のされ方が異なります。入力された文字数が多い場合、見出し2が「折返し表示」になる場合や、文末が「…」と省略表示される場合があります。つまり、重要なキーワードを見出し2の文末部分に含めても表示されない場合があるのです。

見出し1と見出し2が適切に表示されています。

テキスト広告ベストプラクティス

見出し2が「…」と、省略されてしまっています。

テキスト広告ベストプラクティス

check サービスや商品名を含める

アピールしたい製品やサービスがある場合は、見出しや説明文にその名称を含めて、あなたの会社が何を提供しているのかを明確にしましょう。

pointing-finger ユーザーが検索した製品やサービスが広告内で言及されている場合、その箇所は太字になり強調されて表示されます。これにより、検索結果とあなたの広告との関連性が高まり、クリックされる可能性が高くなります。

 

check CTAを含める

Call To Action(CTA)とは、ユーザーの行動を促す言葉です。CTAを見出しや説明文に含めることで、ユーザー行動を促します。

はユーザーに起こして欲しい行動を具体的に表した言葉にしましょう。具体的には「Book Now」「 Learn More」「Contact us today」「Shop Now」などは、すべてCTAになります。具体的なCTAを広告に掲載することで、ユーザーに広告をクリックした後にどんなことが起こるかを伝え、期待感を高めることができるでしょう。

pointing-finger CTAは見出し2や説明文に含めます。見出しは説明文よりも明らかに目立ちますが、前述したように配置によっては「折返し表示」されてしまったり、「…」と省略されてしまう可能性があるので注意しましょう。

 

check 広告表示プションを利用する

広告表示オプションとは、テキスト広告の表示結果を最大限に引き出すための拡張機能です。広告表示オプションを追加することで検索結果画面上の広告が示す領域が広くなり、よりクリックへと繋がりやすくなるでしょう。

広告表示オプションを表示させるためには、いくつかの条件がありますので、こちらで確認しておきましょう。

pointing-finger 広告表示オプションにも様々な選択肢が用意されています。中でも、広告内にリンクが挿入できる「サイトリンク表示オプション」や、広告文以外のコピーやキーワードなどが表示できる「コールアウト表示オプション」は、製品やサービスに関する重要な情報を提供することができる重要な機能の1つです。

これらを効果的に活用することで、より効果の高いテキスト広告を配信することが可能になります。


<「サイトリンク表示オプション」それぞれ別のページに遷移します>

 

check 感情に訴えかけるコピー文

Googleテキスト広告では、半角30文字の見出しを3種類、半角90文字の説明文を2種類使用することができます。テキスト広告におけるコピー文は、限られた文字数の中でユーザーとコミュニケーションを取る唯一の方法です。説得力ある文章や言い回しでユーザーの心を惹きつけ、ユーザーをウェブサイトに遷移させましょう。

こちらの「行動心理に訴えかけるマーケティング手法」という記事で紹介した手法は、人々がどのように行動するかという「人間の行動心理」を理解し、より効果的で効率的な施策に繋げることができるような内容になっているので、ぜひ参考にしてみて下さい!

pointing-finger FOMO(Fear of missing out)と呼ばれるこの心理的なテクニックは、「何か大切な情報を逃しているのではないか 」「自分だけ取り残されているのではないか」という感情を呼び起こし、人々が行動を起こす強力な動機になる可能性が高まります。ブラックフライデーとサイバーマンデーの週末にFOMOを活用した「カウントダウン広告」を使用したところ、CTRが32%上昇したという例もあるほどです。さまざまなテクニックを活用して、効果を検証を行いましょう。

 

check「お客様の声」や「引用文」を活用する

口コミが大きな影響力を持つことは皆さんもご存知の通りです。B2Cビジネスの場合は消費者の「口コミ」や「レビュー」、B2Bビジネスでは導入事例などの「実績」や「お客様の声」は、見込み客の背中を後押しする重要な要素の1つとなります。

「口コミ」や「実績」の効果は海外市場であっても同様です。「口コミ・実績」だけでなく「専門家の意見・著名人を起用したキャンペーン・権威性の高い機関からの承認」なども効果を発揮する可能性が高くなります。

 

2021年、海外の優れた「Googleリスティング広告事例 3選」

海外の優れたGoogleリスティング広告 (1)

では、具体的な広告例を見ていきましょう。

check Dyson

Dyson text ad

シンガポールに本拠を構える電気機器メーカーのDysonも効果的なGoogle広告を出稿しています。

見出しには、ブランド名と商品名を表記しています。説明文の最初には「Mother’s Day」というコピーを配置することで、見出し1をみるだけで、説明文のMother’s Dayが目に入り「母の日に向けた商品だ」という事が簡単に理解できるような配置になっています 。

また、拡張機能を有効に活用し、母の日に需要のありそうな商品名とリンクを羅列しています。こうすることで「オンラインストアの中で母の日にピッタリな素敵なプレゼントが見つかる」という強力なメッセージをユーザーに伝えています。

 

check Apple

Apple text ad

Appleの広告の見出しは、商品名から始まります。見出し2では「月額22.99ポンドから」という”低価格さ”で人々を引きつけています。説明文にも「低価格でiPhoneが使える」というメッセージを組み込み、「下取りができる・一日中使えるバッテリー・新しい配色・カメラ機能」など、新製品の持つ強みを取りこぼすことなく端的にユーザーに伝えています。

月額利用料や下取り価格など具体的な数字を提示することで、「高額で利用できない」とネガティブなイメージをもつユーザーの不安を解消する秀逸なテキスト広告です。

check Doordash

Doordash text ad

米国フードデリバリーサービスを提供するDoordashは、配達ドライバーの求人募集の際に、別の意図で検索したユーザー獲得を狙ったキーワード戦略を行いました(検索窓で「Amazon driver」と検索するとこの広告がヒットします)。

つまり、Amazonのドライバーの仕事を検索した人に対して、Doordashのドライバーの仕事を提案したのです。これは、競合他社のブランド名をキーワードに含め、そのブランド力を利用して自社のトラフィックを生み出すというPPC戦略の手法の1つです。

また、前述した「サイト表示広告オプション」を活用し「Doordashとのパートナー契約」や「紹介プログラム」など重要なページにユーザーを誘導しています。これらの拡張機能は占有率を高めて広告を目立たせるだけでなく、クリック率を大幅に改善させる効果もあります。

 

まとめ

新型コロナウィルスの影響によりデジタルシフトが進む現在、企業に求められるマーケティングの形も変化し続けています。

そのなかでも優れた広告戦略は、ユーザーを惹きつけ、ブランド認知度を高めるためにも重要な施策の一つです。低コストから始めることができ、また的確なターゲットにアプローチできるデジタル広告は、海外ユーザーに対してオンライン上でビジネスを宣伝するための優れたプロセスです。

インフォキュービック・ジャパンでは、B2B/B2C、業界を問わず海外市場向けリスティング広告の実績が多く、最も得意としているグローバルマーケティング施策の一つでもあります。もし「多言語リスティング広告」にお悩みでしたら、ぜひともお声掛けください!

多言語リスティング広告_バナー

吉田 真帆

吉田 真帆 マーケティング部 プランナー

当社の「コンテンツマーケティング(企画・記事執筆)、メールマーケティング」を担当しています。オーストラリアの永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。「愛のあるコンテンツ作成」がモットーの一児の母です。趣味はランニング・ヨガ・料理・読書。